安全地帯「さよならゲーム」in 阪神甲子園球場 2019.11.16
2019.11.16阪神甲子園球場 開場13:00 開演15:00朝から眩しいくらいの晴天の陽ざしの中、昼13時に開場。舞台上にはVの大きな電光装飾が施され、正面には大きなモニターが1台、左右に1台ずつ。遥か上方にVの旗が5本掲げられていました。玉置さんの次回のシンフォニックのPRの映像が流れていて、気分も上がります。15時開幕(演)!プレイボールが待ち遠しい。事前に発表があったサポートメンバーの方々は直前まで行われていた玉置浩二コンサートツアー2019~LA VIE~のバンドメンバーの方に更にお二人のブラス隊の方が加わり演奏での期待も高まります。安全地帯メンバー玉置浩二(たまきこうじ)ボーカル・ギター1958年 9月13日生まれ矢萩 渉 (やはぎわたる)ギター1957年 6月27日生まれ武沢侑昂(たけざわゆたか)ギター 1958年 5月16日生まれ六土開正(ろくどはるよし)ベース1955年10月 1日生まれ田中裕二(たなかゆうじ)ドラムス 1957年 5月29日生まれ※田中さんは病気療養中のため今回は残念ながら欠席されました。サポートメンバーの皆様川村 ケン(Keyboards)ホセ・コロン(Drums)DJ 1,2 (Turntable)武嶋 聡(Alto Sax,Flute)門田 ”JAW”昇介(TenorSax,Soprano Sax)佐久間 勲(Trumpet,Flugelhorn)佐野 聡(Trombone,Alto Flute and others)ゴンドウトモヒコ(Euphonium,Flugelhorn)セットリストはこちらです↓~ENDLESS ( S.E.)~1. We're alive2. 情熱3. 銀色のピストル4. 1991年からの警告5. Lonely Far6. 熱視線7. 好きさ8. プラトニック>DANCE9. 遠くへ10. 恋の予感11. 碧い瞳のエリス12. Friend~玉置さん退場~13. 夕暮れ(Instrumental)~玉置さん衣装チェンジして再登場~14. 夢のつづき15. あなたに16. ワインレッドの心17. 蒼いバラ18. 真夜中すぎの恋19. じれったい20. 悲しみにさよなら21. ひとりぼっちのエール~Encore~22. I Love Youからはじめよう23. あの頃へ~ENDLESS ( S.E.)~衣装(前・後半)より紹介させていただきます。前半の玉置さん衣装はクラシカルな白(生成りに見えました)のレースがあしらわれていました。肩か胸の辺りからウエストへ緩やかにカーブを描き後ろ見頃に向かっていて、生地は大きな菱形の斜めチェック(地の色より薄い色の線で)のグレーのロングジャケットがまるで王子様のようで素敵でした 35th武道館のシャンパンピンクのジャケットの玉置さんも素敵だったので、黒のジャケット以外を見ることが出来て、嬉しく思いました。後半は黒のダブルのロングブレザー型のジャケットでシャツはクラシカルな真っ白なカッターシャツで後ろ襟が少し立っているような作りになっていました。白のシャツはさわやかでとてもお似合いでした。こちらはどこかの使者のよう。メンバーの方々の衣装もキラキラしていて素敵でした。衣装を作ってくださる横田さん、いつも素敵な衣装をありがとうございます。さて、開幕!S.E.「ENDLESS」音が流れ、バンドの皆さんから登場し、最後に玉置さん登場!のっけから、35th武道館で聴いた曲が散りばめられていて10曲目までファン好みのノリノリのオンパレードが続きます。いよいよプレイボール!1曲目「We're alive」今日はようこそ さよならゲームにどうもありがとう みんなとともに今日のこの日を忘れはしないと歌詞を変えて歌われました。音は全編を通して素晴らしい音で、玉置さんの声は一音一音が響いていました。2曲目「情熱」35th武道館の時より身体が上に持ち上がらないぴょんぴょんしたつもり〜冒頭の「カン」というスネアの音から、もう好き!田中さんのご不在の中、ホセさんが頑張ってくださいました。ありがとうございます。3曲目「銀色のピストル」この曲は玉置さんの奥様(典子さん)が結婚される前に安全地帯の一番好きな曲とおっしゃったそうです。踊れる曲で私もとても好きで名曲だと思います。4曲目「1991年からの警告」今歌われてもメッセージ性を感じられる歌詞で、安全地帯の普遍性を物語っています。5曲目「Lonely Far」メッセージ性を感じられる曲が続きます。(この公演には作詞者の松井五郎氏もいらしていました。)「1991年からの警告」同様、果たして曲をお作りになった時にほぼ30年後にこのような形で歌われることを想像されていたでしょうか。それを思うだけで、感動です。2番の歌詞は時代背景に合わせてビデオ(原曲の歌詞)→インターネット(35th武道館)→SNS(甲子園)と歌われています。6曲目「熱視線」イントロではラテンのメロディーでサンバを踊る玉置さん…可愛らしかったなぁそして!驚きの演出が!それはあまりにも突然でした。イントロで炎の柱がステージの左右に4本ずつ、2~3回、打ち上がったのです!その後は、抱きしめて~♪ の「し めて」で音楽に合わせて3回、同じメロディーのところで何度も何度も!舞台上の左右にあるメッシュ状のモニター画面に火が移りはしないかと心配になるほど大きな炎で、音は大きく揺らぎ、炎が上がる度に熱風が押し寄せ、かなりの熱さでびっくり野外ならではの演出に度肝を抜かれ、オーディエンスも大いに盛り上がりました。7曲目「好きさ」声に息の混じる歌い方が今はとても好き。(以前は近づくとヤケドしそうであまり…ごめんなさい💦)今の歌い方は以前より自然に歌われています。8曲目「プラトニック>DANCE」ファン好みのおなじみのナンバーで35th武道館では武沢さんのギターのカッティングの音が印象に残っています。9曲目「遠くへ」この曲も35th武道館で歌われ、途中、雄叫びが響き渡りました。10曲目「恋の予感」安全地帯を久々に聴く往年のファンの方はやっとホッとされたようでイントロで感嘆の声を上げていらっしゃいました。私もリアルタイムでこの歌と歌詞に胸を震わせたものでした。安全地帯のヒット曲やファン好みの名曲はたくさんあり、歌う曲を決めるのも一苦労かもしれませんね。11曲目「碧い瞳のエリス」この曲は大王製紙のCMで使われていた曲でコマーシャルのディテールも懐かしい。この曲もキュンキュンして聴いていました。せつない歌を歌われても天下一品の玉置さんの歌声は今も昔も輝き、酸いも甘いも知る歳になった今なので余計に心にしみます。12曲目「Friend」ここでふと意識が戻る 前半が終わっていまうのか 間奏のソプラノサックスの音が綺麗に響きました。玉置さんの歌声はどこまでも素敵です~玉置さんは衣装チェンジのため一度退場~13曲目「夕暮れ」(インスト)少しずつ暮れゆく空はオレンジ色に輝いている中でこの曲を聴くことが出来て、夢見ていた場面が実現し、とてもうれしく思いました。忘れない…音もとても綺麗でした。~再び玉置さん登場~14曲目「夢のつづき」導入部は少し長めに。佐野さんのアレンジはいつも素敵です。ありがとうございます。ロマンチックなイントロに続きます。この曲も聴きたかった一曲でとてもうれしく思いました。優しく歌う玉置さんの歌声に酔いしれる歌が続くパートが始まりました。15曲目「あなたに」35th武道館ではアンコール前の最後の曲をここで聴けるなんて!玉置さんが20代前半に作られた曲は今も色あせることはありません。年齢を重ねた今だからさらに説得力を持って光を放ちます。16曲目「ワインレッドの心」ギターの音はわざとひずみ感を出していたのかしら。甲子園の夜も~♪と歌詞を変えて歌われていました。こちらも外すことは出来ない曲ですね。17曲目「蒼いバラ」こんな声の伸びは聴いたことありません。すごかった。今まで聴いた中でのベストパフォーマンスだと思いました。かなしい~♪の後にディレイをかけていて、ディレイ好きの私も大満足(なんでやねん笑)玉置さんもご自身の歌に満足されてか歌い終わってから、うんうんと頷かれていました。やっぱり玉置さんのライブはすべてが最高です。後奏のギタープレイもたまりません。18曲目「真夜中すぎの恋」前奏は長めで、くるくる回っていた玉置さん…それは曲の途中で突然に起こりました。ステージをおもむろに降りグラウンドを走り始めた玉置さんは、初めカメラが追い切れず何が起こっているかわからないところもありましたが、グラウンドの席で見ていた方とタッチをされていたり、ゆっくりになって歩きかけている時もありましたが、3塁側を半分位周り戻ってこられました。この日のためにご自分でも努力をされていたと思います。ソロコンサートの初日(八王子)を思うと本当に良かった。最高のパフォーマンスでファンを魅せてくださる姿勢はここでも伝説のステージになったのです。何度も苦しみから立ち上がった今のステージでの安全地帯・玉置さんは、まさにさよならゲームでホームランを打ち、グラウンドを走ったのです。玉置さんがいないステージ上では長い時間ホセさんのドラムソロと武澤さん、六土さんのコーラスでつないでいました。後から知ったことですが、予定にはなかったようでこれにも驚きました、演奏も全くのアドリブだったことを知りプロの演奏家たちのすごさを身をもって感じました。19曲目「じれったい」ソロツアーやシンフォニックでも歌われる代表曲ですが、安全地帯バージョンはやっぱり違います。玉置さんの色っぽさが全開のこの曲は腰をくねくねしたり、確信犯的な玉置さんのパフォーマンスが矢のように降ってくる。「もっと 甲子園を知りたい~♪」「止まらない さよならゲームを~♪」と歌詞を変えて歌っていました。矢萩さんは大きく一歩二歩三歩…と歩きノリノリでのギタープレイを。ちょっと可愛い (矢萩さん ごめんなさい )そして、武沢さんのカッティングのギターがやっぱりなくっちゃ安全地帯ではないですよね。メンバーの紹介向かって右からトランペット佐久間氏、サックス門田氏、ホーン ゴンドウ氏、サックス武嶋氏、トロンボーン佐野氏(髪をかき分けるおなじみのポーズもありました)、ドラムス ホセ氏(両手でグーのポーズを)、キーボード 川村氏(満面の笑みで大きく両手で手を振る)。安全地帯 六土さん、ギター矢萩さん、ギター武澤さん、ボーカル玉置さん。そして最後に「アンド 安全地帯 ドラムス 田中裕二」とその場にはいない田中さんの紹介をされていました。玉置さんの手にはドラムスティックの下の部分をくっつけてVになるように掲げて…20曲目「悲しみにさよなら」ドラムス田中さんへの悲しい想いを振り切るようにこの曲を次に歌われています。田中さんは病気療養のために出席することは出来ませんでしたが、いつか、いつか必ず、出演されることを、本当に、本当に心待ちにしています。素晴らしい歌声と演奏が田中さんへも届きますように。曲の最後の部分は玉置さんの愛を伝える大切な場面で、災害で被災された地名を盛り込んだり、チャリティーやその時ごとに歌詞を変えて歌うことも多いのですが、今日は「愛を~愛と平和のために~♪」とポスターに掲げた今回のテーマでもある言葉に変えて歌われました。私自身は安全地帯と名付けた由来でもある愛と平和を歌われていることをもっと多くの方に知っていただきたいといつも思います。途中オーディエンスに歌うことを指示されていました。この曲はシンフォニックコンサートでも歌われる曲で、年々素晴らしくなっている歌の一つで、今の歌声を是非聴いていただきたいです。21曲目「ひとりぼっちのエール」夕焼けに染まる空が暮れかかる頃、玉置さんの優しい歌声から始まるこの曲も安全地帯のコンサートにはなくてはならない曲です。夕焼けに染まる空が暮れて、夜のとばりが訪れる頃、最後のラーラララー♪の部分でスマホライトやそれぞれ持ち寄ったライトを左右に振りました。周りを見まわすと、アリーナからスタンドへ段々と灯りが灯っていき、愛の灯りの輪が広がっていきました。胸熱です。満員の3万8千人の想いが一つになった気がしました。~Encore~22曲目「I Love Youからはじめよう」この曲の前にモニターに「風船をふくらませてください」の表示が出て、思い思いに膨らませてその時を待ちます。最初のイントロの盛り上がりで一斉に手を離して飛ばしました。オレンジ色の暮れゆく空と白い風船が何万と上がり、それを下から見た景色を私は忘れない曲の終りには花火が打ち上がり、7色のキラキラテープが前方から飛んできました。歌い終えた玉置さんは「みなさん、たくさんの愛をありがとう!感謝しますー!愛してるよー!」とメッセージを大きな声で伝えてくださいました。コアなファンは愛してる!ありがとう!と玉置さんや演者の方々にメッセージを送っています。23曲目「あの頃へ」モニターに雪の旭川の映像、あのドラマチックな曲のイントロが流れました。歌い始めると雪が降ってきて(小さなシャボン玉のような泡で触ると冷たかったです)これはもう反則 安全地帯5人のメンバーの昔の写真、春の旭川の映像、そして今の安全地帯5人の写真が映し出され、最後にメッセージが映し出されコンサートは終演… 世界中が愛で溢れますように 世界に愛と平和を…V 安全地帯 ふとスタンドを見ると、スタンドから自然発生的にライトを振り安全地帯に感動を伝えているようでとても感動しました。それにアリーナも続きました。最後は、安全地帯メンバーが舞台真ん中で肩を組み、みんな満面の笑みで感謝をあらわすように立っていました。最後にはまた田中さんのスティックを玉置さんが持ち、矢萩さんが持ち、笑顔のメンバー4人でした。終わった後の清々しさと悲しみをこらえたような表情が印象に残りました。ENDLESSが流れる中、メンバー4人が退場田中さんへのエール、皆さまへの感謝を込めていつまでも拍手を送り続けました。【後記】夢のような時間が終わってしまいました。正直言うと田中さんのいない安全地帯は何かが足りないと感じました。やっぱり5人揃った安全地帯が見たい!でもきっと田中さんご自身が一番残念に思っているに違いありません。ファンとしては静かに心より復帰をお待ちしたいと思います。玉置さんの歌声は壮大で圧巻でした。演奏も素晴らしく参加出来て本当に良かった。WOWOWの放送(来春2月放送予定)が待ち遠しいです。お世話になった皆さまありがとうございました。全国各地、海外からも駆けつけた方々ともお目にかかれたり、楽しい時を過ごすことが出来ました。すべてに感謝いたします。私事ですが、2年前の関西旅行を早めに切り上げて、安全地帯の35th武道館のコンサートに参戦して、猛烈ドハマリして人生が大きく変わりました。そして、奇しくも(くしくも)2年後の同じ時期に安全地帯がもたらしてくれた関西行きで2年前に叶えられなかった旅をゆっくりと楽しむことが出来ました。あの時の偶然なのか必然なのか、めぐり逢いの不思議を感じることになりました。コンサートを作り上げてくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。翌日の午前中に再び訪れた甲子園球場内はコンサートの設えは跡形もありませんでした。あれは夢だったのでしょうか。夢ならまた見せて!いえ、もっと違う夢が必ず待っていると信じよう。だから、楽しみにお待ちしています。いつか、すぐにね。お読みいただきありがとうございました。2019.11.23以下、写真になります。夢のあと…ニュースの画像等掲載させていただきました。最後までご覧いただきありがとうございます。また、いつの日か。