KOJI TAMAKI PREMIUM SYNPHONIC CONCERT 2019
THE GOLD RENAISSANCE
-CURTAIN CALL-
初日オーチャードホールから各地を巡り7公演目、東京に戻っての1公演目のステージは東京文化会館。こちらは東京都の老舗的なホールで、シックでクラシカルで重厚感があり、音の響きの良いホールです。広大な上野公園の一角にあり周りには美術館や動物園、広々とした敷地周りには緑も多く、いつもたくさんの人でにぎわっています。ホールの内部は舞台の左右の壁面にブナ材の雲型のパーツがパズルのように埋め込まれており、このパーツには音響効果があるそうなんです。驚きました。
歌神降臨!
私はこのシリーズの公演は3度目の参戦で、玉置さんの声には艶があり、細かいニュアンス、一つ一つの言葉の歌い始めや語尾の隅々まで心を込めて丁寧に歌われていました。
歌で遊びメロディやフェイクも決まったとおりになぞるのでなく、命があり跳ねだり飛んだりしているように感じました。
「田園」では調子が良い時に歌うことの多い歌い方「きみ~ぃ⤴」という歌い方で歌っていました。(1番2番とも)
1.2部中盤にある超有名曲のメドレーの一つ一つにも魂が宿り、すべての曲が圧巻の歌唱でした。
東京フィルハーモニー交響楽団の演奏はどの公演でもハーモニーがバランスがとれていると思います。各公演ではソリストのお気に入りの演奏を見つけることが楽しみの一つで、好きな楽器のオーボエやチェロの音色、歌い方が好みに合っているとテンションが上がります。
弦楽器と金管楽器との音のずれも今回は感じませんでした。
第二部の最初の管弦楽曲のある弦楽器のソロの方の音が合ってなかったけど、どうしたんだろう。
円光寺雅彦氏の指揮はポイントポイントで玉置さんの方をよく見てくださっている印象で、玉置さんとリズム感のズレが全くなく違和感を感じませんでした。何もかもがスムーズで流れるように素敵な演奏と指揮でした。
私たち観客にも指示が的確でわかりやすかったです。(着席、拍手を抑えてという合図)
「出逢い」の後にマエストロは玉置さんににっこりと両手でグー(ばっちりだよという意味の)と讃えてくださって嬉しく微笑ましく信頼関係あってのことなのだなぁと思いました。
玉置さんはアンコールの「夏の終りのハーモニー」と「メロディー」で声が震え泣いていらっしゃるように感じたのは私だけでしょうか。
歌い終わった後の満足の涙、今までの苦労を思っての涙、だったのでしょうか。(妄想でしかありませんが)
私自身は不覚にも最後の曲「メロディー」で冒頭から涙が止まらなくなり嗚咽するほど号泣してしまいました。こんなことは初めてで自分でも驚きました。感動と復活のうれしさ、歌を聴けることの喜び、いろいろなものが混じって泣けちゃいました。玉置さんの想いを確かに受け取り大満足の公演でした。
本日2019.04.20は東京国際フォーラムホールAに於いてこのシリーズの終演を迎えます。
演奏は東京フィルハーモニー交響楽団
指揮は西本智実さん
今日も玉置さん晴れ☀️
一時足らずも手を抜かない玉置浩二のステージはどんな時も必ず感動をもたらすに違いありません。今、玉置浩二を観て聴いて体感していただきたい。そこに行けばわかります。(*ˊ˘ˋ*)♪
お読みいただきありがとうございました。
2019.04.20