今回の早朝ウォーキングは、スマホの位置情報ゲーム「Ingress(イングレス)」で、奇妙なポータルを発見したことが発端です。本ゲームでは、現実世界の史跡や、モニュメント、公共施設(郵便局や駅)、公園の看板などが「ポータル」として設定されており、占有している陣営によって色が変わります。陣営が変わるたびに、ゲームをしているプレイヤーに通知が来るのですが、あまりにも奇妙なモニュメント。大きな球形で、全体的に錆びた鉄色。名称も「地球釜」と異色だったので、一度訪れてみたいと思っていました。通知される情報には住所も含まれているので、JR常磐線の金町駅近くにあることがすぐに分かりました。
総武線沿線の住民にとって、常磐線は遠い場所に思えます。茨城県に通じる電車というイメージが強いからかもしれません。実際に、JRを利用すると、金町駅の場合、東京・上野を経由するか、武蔵野線を経由するしか手がありません。その点、京成線は、総武線と常磐線との間隙を埋めているという印象があり、京成線を使えば、金町へたどり着けそうです。なお「こち亀」で有名な亀有駅は、常磐線の金町駅より一つ上野寄りの駅となります。
総武快速線で船橋駅で下車、ショッピングモールの船橋フェイスを伝って京成船橋駅へ向かいます。京成上野行きの各駅列車に乗り、京成高砂駅で下車し、京成金町線に乗り換えます。京成金町線は、わずか営業キロ2.5kmの路線で、全線単線です。終点の京成金町との間には駅が一つしかありませんが、有名な駅です。映画「男はつらいよ」シリーズや「矢切の渡し」で有名な柴又駅です。京成高砂駅では、いったん改札を出て、すぐ目の前にある京成金町線の京成高砂駅の改札から再入場します。かつて、京成金町線は開かずの踏切で有名だったらしく、2010年にホームごと高架化されましたが、既存の改札にうまく接続できなかったようです。なので、ホームは5番線のみ。1から4番線の京成押上線と北総線とは改札が完全に別になっています。
今回、京成金町線に初めて乗車しました。4両編成です。高架だった線路もすぐに下降し、地上を走ります。踏切の音も下町らしい感じがします。柴又駅では、一方が到着するのを待ってもう一方が出発します。単線ならではの光景です。
京成金町駅の改札を出て、JR常磐線の通路を伝って、北側へ出ます。居酒屋の多い、商店街を歩きます。商店街を抜けると、白い壁に覆われた工事中の区画。この再開発エリアは、「クロス金町」と呼ばれ、40階建てのタワーマンションが2030年に完成予定です。エリアの奥には、巨大な自動車教習所。と思いきや、そうではなくて、大きな商業施設の屋上に自動車教習所が乗っかっているようです。
再開発地域を抜ければ、東京理科大学葛飾キャンパスが見えてきます。 あとで知りましたが、全長250mの「キャンパスモール」 が、敷地のエントランスから最奥の図書館までを直線で結んでいるそうで、モールの地面には、科学上の大発見や歴史が年表のように刻まれているそうです。一般の人にも公開されています。
このエリアは、公園一体型キャンパスとなっており、キャンパスの門やフェンスを取り払い、隣接する「葛飾にいじゅくみらい公園」と一体化しています。図書館棟の1階には、科学教育センター「未来わくわく館」あり、光や水などをテーマにした科学体験が可能で、子供から大人まで楽しめる地域交流の拠点となっているそうです。キャンパスモールに面した学食には、1千席以上の座席があり、一般も利用できるとのことです。
目の前の「葛飾にいじゅくみらい公園」。かつては、三菱製紙中川工場が長期間にわたり存在していました。お目当ての球体の「地球釜」も見えます。この球体は、パルプの製造や古紙を再利用する際に使用された鉄製の釜だそうです。内部に材料と高温の蒸気を入れて回転させることで古紙や藁、チップの蒸解、漂白を行なうそうです。内径は約4.2メートル。現役当時は銀色に輝く球体だったそうですが、現在では、モニュメントとして、鉄錆色の球体を披露しています。
地球釜を大きく一周し、理科大学の建物を仰ぎ見つつ、公園を離れます。あとは、理科大学通りを歩き、往路と同じ経路で帰宅するのでした。
■コース

④理科大学通り

さあ、今日も地図を広げて、
京成線に乗って冒険にでかけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



























































































