捉え後の世界(捉え暦):3ヵ月5日
原始体操開始から:3ヵ月25日
検証理論:北京原人理論(重心力トレーニング)
●股関節の捉えのレベルアップか?
今までは、確かに捉え後の世界から、この姿勢なら捉えているだろうという内部感覚と一致していて、股関節が意識できるようになった。内部感覚での捉え感覚と手刀チェックが一致したわけである。
しかし、「股関節の捉え・股関節に乗る」という感覚は、そこまで明確ではなかった。全体的に、まだまだ股関節の捉えは、ぼんやりしていて、探り探りの面がどうしてもあった。「股関節の捉え」はこの位置だ!、という確信はなく、だいたいこの辺かな、という感じだった。
この感覚だから「捉えている」、という股関節に直結した感覚ではあるが、「捉え」を感じるための他の要素が多かった。骨盤を前傾、肋骨を高く保つや、お腹を凹ますなど、全体を整えての捉えの感覚だった。
捉えてはいるのだが、捉えきれていない感じである。
幸いにも、股関節の意識がぼんやりでも、捉えはできていたようで、捉えていたからこそ起きたであろう変化が、これまであった(過去の記事も参照)。
①足裏のペラペラ感覚
②重心が内踝の前あたりに感じる
③足首・ひざ下が細くなり、特に脛の外側が削られているように細くなった
④内・裏腿の使用感
⑤歩行時に後ろ足がの残っている感覚:股関節の切り替え
⑥鳩尾から脚
⑦鳩尾深層筋の伸び
⑧深層筋ファーストによる「丸める・反る・伸ばす・縮める」
⑨腸腰筋△・内転筋▽・広背筋▽とそれらの連動
⑩歩行時・重心移動と「伸ばす・縮める」
⑪ニュートラルポジション(この時点での)
(正直、捉えの感覚があるが、頼りないものだったので、最終的には手刀チェックで確認しいた)
やがて、胸の独立(関連記事①・関連記事②・関連記事③)と共に、少し力がより中心に寄ってきて、胸のニュートラルポジションを含めたニュートラルポジションでしばらく日常を送っていた。
で、ある日、歩いていて、股関節になんか座っているような感覚が芽生えたのである。股関節に腰かけるというほうが近い感覚かもしれない。
上半身の重みを股関節に預けられるというか、かなりはっきりと、股関節に上半身が乗っているかんじである。
なんか、股関節の上に、上半身(腰を含め)を乗せる専用の位置があって、そこに乗せる感じ。そこに、上半身(腰)をはめ込むという感じでもある、プラモみたいに。
そう、前とは違って、「股関節に乗る・乗せる位置」が明確に分かるのである。
上半身を股関節の上に預けられるから、歩いていて楽というか、重い上半身が、股関節ベルトコンベアに乗っているような。
上半身は、今までみたいに、意識しなくても、ニュートラルポジションを維持できている(多少の意識はまだ必要だが)。
自転車で、初めて「両手」をハンドルから離して、こげるようになった感じかな。上半身は自由だけど、下半身は安定して、脚も自由にこげる。どこでバランスを取っているかというと、サドルの上なんだけど、このサドルの上が股関節の上なのである。だから、くどいが、歩いているけど座っているような感覚なのである。股関節サドルに乗っている感じかな。
脚は、股関節に重みがあるとは言え、軽い。
さらに、歩いていると、何か股関節のスイートスポットに乗っているようで、脚にしなりや弾力を感じるか、膝を深く曲げてはいないし、腰を下げてもない。歩いていると脚と股関節があたかもバネ?ダンパー?のように吸収?するような感じ。なんせ、弾力があるのだ。
地面も足裏よりかは股関節で捉えいるほうが強く感じる。
ん?これが、もしかして本当の「股関節で地面を捉える」感覚かな?
立位で、この感じで股関節に乗ってみても、やはり上記と同じような感じである。
股関節を境に、
→上半身は自然とニュートラルポジションに近い姿勢になる。
→下半身は安定しながらも、軽く、力みはなく、一本の棒のようにも感じる。上半身の下に2本のつっかえ棒(=脚)が、最小限の力で支えられるように、絶妙な角度でセットされている感じ。
全体として、立っていても、座っているような感じである。(矛盾の極みなのだが・・・。)繰り返すが、やはり、股関節に腰かけている感じが強い。股関節イスの上で一休みしている感じかな。
また、足裏の感覚は、母指球と踵にほぼ均等に重みがかかっている。これは初めてである。内踝重心が強まってきた可能性がある。
以前は「捉え」をより明確にするために、姿勢を微調整して、ニュートラルポジションの連動を確立して、「捉え」をつくりだしていた。なんというか、段階を踏んでの全体からアプローチしての「捉え」であった。つまり、もちろん「捉え」ファーストで姿勢を調整を始めるのだが、結果的には「捉え」ファイナルになっていた。
今は、「捉え」ファーストにより、ニュートラルポジションの連動が自然に確立する。つまり、意識を「股関節に乗る」だけに絞れる。「捉え」中心の連動がどうやら確立されたようである。
具体的にいえば、これまでは捉えて、鳩尾の深層筋の伸びで、骨盤が前傾して、捉えの最終確認になっていた。鳩尾の伸びがいまいちだと、捉えは弱くなったり、内転筋との連動がうまくいかなかったり、広背筋などにも連動がうまくいかなかったりと、連動はしているのだが、まだまだ流れや反応が悪かった。また、鳩尾の深層筋の伸びの意識がどうしてもあったので、上半身への意識が強く、無意識に上下方向へ伸ばそうという力みがあったように思う。上半身にどうしても力みが残る。
今は、「股関節に乗る」だけで、ほぼ無意識に鳩尾の深層筋の伸びが確立され、内転筋・広背筋への連動も同様に確立される。もちろん、まだ胸のニュートラルポジションが常態化しているわけではないので、多少の修正は必要ではあるが、股関節に乗った後に、胸郭の位置を微調整すると、鳩尾の深層筋は伸び伸びと維持されて、胸郭が股関節の上にちょうど乗る位置がある。そうすると、紐は股関節に結ばれて、胸郭が風船みたいに浮いている感じがある。
捉え姿勢には大事な膝を軽く曲げることさえも、「股関節に乗る」ことで、自然と適度に曲がる。なんというか、変に膝の力を抜こうとする不自然になる。腑抜けみたいな感じになる。膝が曲がることさえも、おそらく捉えの結果なのだろう。
そのため、前よりは確実に上半身の力を抜けるし、抜いても、勝手に浮くので鳩尾の深層筋の伸びが確立されている。これまで「肋骨は上に」という意識だったので、これから開放されたことになる。そして、これはおそらく「骨盤と肋骨の引き離し」のレベルが上がったことも意味すると思う。連動を通して無意識レベルで「引き離れる」のである。また、これに貢献したのが、「胸の独立」であろう。
それから、1年2ヵ月13日で載せた、伊藤昇氏の動画の「中腰で24時間生活ができるか」についても、股関節イス(サドル)に座ることなのかもしれない。この時期の「捉え」感覚と今のは明らかに違う。より明確である。上半身の開放度は顕著である。
今回は、「股関節の捉え」がかなり明確になったので、これからはこれまで以上に股関節を日常的に【立ち】【座り】【歩き】を含め、ピンポイントで使用することになる。
これは、さらなる胴体開発が行われることを意味する。
「股関節の捉え」の維持=「身体全体を使って動く」=「良質なトレーニング」→「胴体開発」
(関連記事)
この感じが常態化するまでは、まだ時間を要するが、楽しみがまた1つ増えた。
●「捻る」と「股関節の捉え」
最後になるが、「捻る」(→捻る動画)をこの股関節の捉えの感覚でやってみた。「捻る」は、股関節の捉えのシビアさが問われるようで、この捉え感覚で捻ったところ、腰はつられず、さらにはより捻れた。改めて捉えのすごさを実感した。
以上、身体内部からの報告でした。
(映像提供:本のセンセさん)
始まりはいつも北京原人から。
追記(2018SEP15)
どうやら上記で書いた「股関節の捉えの深まり」により、「中心軸」が芽生えたようである。