Fender MIJ Hybrid ii Stratocaster modena red を購入しました。こちら実売140,000円弱なんですけど、イケベ楽器でFender、Gibson製品を購入すると20%ポイント還元してたり、旧価格品(価格改定前)だったりで、実質85,000円くらいで買えました。もはや中古品より安くなってて吉田はホクホクです。皆さまもイケベ楽器覗いてみてはどうでしょうか?

 

  1.購入動機

 22Fでメイプル指板のストラトが欲しかったからです。今回候補となったのは、FenderのPlayerシリーズと、Hybridシリーズ(買ったのはこっち)。コンセプトとしてはPayerはモダンな操作性×Fenderらしさ、Hybridはトラディショナルな見た目×モダンな操作性というものになっていますが、スペック見た感じよく違いが分からなかったので、実際に弾き比べてきました。レビューします。

 

  2.レビュー

 

操作性

 弾き易さに関してはPlayerと殆ど変わらないです。PlayerとHybridのネックシェイプは共にモダンCなのですが、Hybridは指板サイドが滑らか(サイドスキャロップとは違います)になっており、運指時の指板アクセスが気持ち滑らかです。これはあくまで気遣いレベルであってもなくてもという感じ。あと、ネック全体がサテン仕上げになっていて、サラサラしてて気持ちいいですね。

 

 今や定番のモダンCシェイプですが、今まで吉田はあんまり弾いたことがありませんでした。実際に弾いてみると、どのポジションでも握れる丸みがあって弾きやすいです。吉田的には平たいCシェイプよりも弾き易く感じます。

 

音質

 Playerはピキーン!プリーン!と高音~超高音域の倍音が元気にハジけるのに対し、Hybridはプーン!と高域が寸詰まりしているかのような感じです。通常のストラトの音作りだと若干音像がボケたような音がします。

 

 これはあくまでPlayerと比べて高音が出ていないということであり、音がこもっているとか至極分離が悪いわけではないです。メイプル指板らしさをPlayerが100%だとすると、Hybridは30%くらいです。ここらへんを期待するとがっかりするかもしれません。

 

 低音域はタイトながら十分に出ておりペラい感じはないです。中音域は少し潰れて滲んだようなニュアンスで、温かみのある音がします。そのため、トラディショナルなストラトの音作りと異なり、チューブスクリーマーみたいな中音域にレンジを狭めたエフェクターを使うと、高音域が伸びずアタックも出にくいのであんまり相性が良くない印象です。アンプ直とか現代的なワイドレンジなエフェクターのほうが相性良いと思われます。

 

品質

 作りは全体的に丁寧で好印象です。持った感じネックの剛性が高いように感じました。また、吊るしのギターなのに調整状態が完璧でした(これは店員さんのおかげです)。今回比較対象となったPlayerも品質的には申し分ないというか、めざとく探さないと粗も無く、PlayerとHybridの値段なりのグレードの違いを感じませんでした。色が逆だったらPlayer買ってたと思います。

 

  3.総括

 Hybridに関して、若干ネガティブなレビューになりましたが、メイプル指板の見た目が好きだけど派手な高音が苦手な人にはあっていると思います。見た目通りのトラディショナルな音を欲するなら間違いなくPlayer一択です。スペックは似てますが、出音は全然違うのでご注意ください。

 

 

おしまい☆

 

 

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 吉田は弦交換が嫌いで、弦は長寿命のコーティング弦を使っていたり、弦交換が早く終わるロックペグを好んで使用しています。しかし、直近で購入した70sのストラトキャスターは通称F-Key(エフキー)と呼ばれる通常のクルーソンペグとは異なる形状となっており、F-Keyのロック式のペグはあまり一般的ではありません。

 

 F-KEYは規格的にはスパーゼルと適合するみたいなのですが、ネジ穴の空け直しがが必要でちょっと躊躇してしまいます。そのため、今回はF-Keyにポン付けできるロックペグである、Klusonの「6 In Line Locking Revolution Series F-Mount Tuning Machines」を購入しました。レビューします。

 

  1.レビュー

 
 画像は取り付け後の図ですね。ペグボタンが少し小さくて丸っこいのが可愛くてお気に入りです。今回は純正Fキーとの違いをレビューします。
 

純正Fキーとの違い

・ボタン、シャフト形状が違う
・ペグ間にクリアランス(隙間)がある
・ペグポストがスタガード仕様となっている
・トルクが均一で滑らか
 

 高音弦になるにつれ、ポストが短くなっておりテンション感が強くなります。もともと、1弦のテンション感が低く、ネックの調整状態によっては音が広がる感じだったのですが、ペグ交換後はタイトでまとまりのある音になりました。結構音質変化はありますね。ちなみにこのペグ、25,000円もしました。高かったぁ(汗)

 

おしまい☆

 円安で物価高の昨今、エレキギター本体はもとより小物や消耗品も値上がりして、そこそこランニングコストのかかる趣味になってしまったと思います。吉田の使っているElixir nanowebも例に漏れず値上がり続けていまして、今は冬の3パックセットでしか買えなくなり、必要最低限のギターにしか弦を張らなくなってしまいました。
 
 そんな時にですね、少し前に島村楽器に寄ったらHISTORYのコーティング弦が1,000円くらいで売っているじゃないですか。これで弦代を節約できるんじゃないかと思い、購入しました。レビューします。

 

  1.レビュー

 写真撮り忘れましたが、弦はビニール袋に個包装になっていました。今回は吉田が使用しているElixir nanowebと比較します。

 

ポイント

・巻弦がほんの少しベタつく感触があり、指への食いつきを感じる
・プレーン弦のテンション感は気持ち弱め、1日でフレットの擦れ跡がつく
・プレーン弦は低域が鳴りにくく、軽い印象
・ノンコーティングに近い感触だが、煌びやかな音は出ない
・Elixir nanowebより真実味のある音がする
 
 まず、Elixirとは全く別物です。下手するとノンコーティングよりも指に食いつく感じがあります。また、Elixir nanowebのローミッドがボコんと出張る感じもなく素直な印象も受けますし、一方で超高音域のキラキラ成分は殆ど感じない地味さもあります。これは弦を張り立てであっても同様です。Elixir optiwebのほうがキラキラしている感じがありますね。

 使用していて気になったのは、弾いて一日目で弦がフレットによって削られてたこと。特にフレットに干渉してザリザリ言う感じではないですが、消耗が早そうな印象です。エリクサーと異なり、プレーン弦にもコーティングされているためコーティングが剥げたのかもしれません。また、プレーン弦は数日でくすみ、切れるまでピカピカしているエリクサーとはかなり異なります。寿命は追って加筆します。
 
 今回、Elixir nanowebと音も使用感も全く別物です。代わりにはなるものではないです。コーティング弦の感触が好きじゃない人の方は試してみる価値はあるかも。
 
おしまい☆

 最近、ピックを変えました。ジムダンロップのティアドロップのトーテックス 0.88mm(真ん中の緑)です。0.73mm(左側黄)が適度な音の隙間があって一番自然な音がするのですけど、0.88mmはちょっとタイトになって低音の沈み込みと量感が増して単音やリフにより存在感が出ます。1mm(右側青)になるとよりその傾向が強まりヘヴィになります。

  なぜ、こうした変化になるかというと、ピックが厚くなるほどしなりにくくなるので、より弦を大きく引っ張り、弦の振幅が大きくなって低音域の倍音が豊かになり、レンジ感がタイトにグッと前に出るサウンドになるんですねぇ。

 

 ちなみに、1mmのピックはドッシリとした音のハードロックジャンルにはマッチして扱いやすいのですが、か弱い表現をする際、ダイナミクスによる諧調表現をする際にも、ポンッと元気な低域が出やすいので吉田的にはちょっと扱いづらく感じました。

 

 というわけで、今回はトーテックスのティアドロップのお話。ではなく、ピックを変える前に愛用していたJAZZ3ピックについてメリット・デメリットなどの気づきがありましたので、紹介させていただければなと思います。

 

※記事を読み進める前に以下の記事を一読いただけるとより理解が深まるかと思います。 

 

 

 

  1.JAZZ3の使い心地

 JAZZ3は"弾く"ということにだけに関していうと、かなり弾きやすく感じます。特に速いフレーズではそれが顕著で、HR/HMなどのテクニカルなジャンルで速弾きが好きな人たちから支持を得ているピックでもあります。そんなJAZZ3の主な特徴は以下。

 

JAZZ3の特徴

・ピックが厚くしならない

・先が尖っている

・サイズが小さい

 

 JAZZ3の最大の持ち味は、ピックが固くてしならないことや、ピック先端が鋭く弦との摩擦が少ないことから、ピックが弦に接地してから振りぬけるまでの速度がめちゃくちゃ速いことです。ピックが弦に接地してから音が出るまでのタイムラグが少ないため、多くのJAZZ3ユーザがレスポンスの速さに恩恵を感じています。

 

 また、ピック自体が小さいので、挟みしろ(ピックと指の接地面積)が少なく、グリップが弱くなります。ピッキングのダイナミクスコントロールは、ピックを挟む指同士の圧力によってコントロールされ、ピックの挟みしろが少ないとよりコントロールが難しくなります。

 

 吉田はJAZZ3もティアドロップも持ち替えても、指から出ている先端の長さは殆ど同じですが、やはり挟みしろの多いティアドロップのほうがコントロールしやすいです。JAZZ3には大きいサイズも売っているので、ダイナミクスコントロールしにくい人はそちらを購入すると良いかもしれません。

 

  2.JAZZ3の音質

 先述でも申し上げた通り、ピックが弦を振り抜く速度が速いです。ピックが弦をあまり引っ張らなくなるため、弦振幅が小さくなりアタック音に含まれる低音域の倍音が少なくなります。これはJAZZ3がアタック音が鋭いとかタイトと言われる特徴の一つでもあります。アタック音が速く減衰することで、サステイン音の印象が強くなり、演奏を聴くうえでより均一的な音質に感じます。

 

 一方、ティアドロップ型のピックは、ある程度弦を引っ張るので、低音の倍音が豊かでアタック音に膨らみ、丸みを感じます。アタック音とサステイン音に音質的な差があるため、より表現のバリエーションが増えます。これが良いか悪いかは置いといて、個人的に弾いていて楽しく感じます。

 

  3.総括

総括しますと、JAZZ3の特徴は以下のようになります。

 

JAZZ3の特徴まとめ

・レスポンスがよく、速弾きしやすい

・アタックが鋭く、低音域の倍音が少ない、均一的な音

・ピックが小さいため、ダイナミクスコントロールが難しい

 

 JAZZ3に限らず、ピックの形状によって得意、不得意なニュアンスやプレイがあるため一長一短あると思いますが、数あるピックの中でもJAZZ3は結構極端な部類に入ると思います。

 

 

おしまい☆

 

 

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 最近ギターを購入したので、それに伴いギターストラップも購入しました。インプレします。

 

  LEVY'S M8SB-BLK Basic Seatbelt Black 2

 黒系でお手軽なギターストラップがほしいなとコットン製、ポリプロ製のストラップを物色していましたが、新しく買うならちょっと変わった物が良いかなとシートベルト生地の本品を選定しました。サウンドハウスで2,000円くらいでした。Made In Canada!

  レビュー

シートベルトの特性

 まず、最初に言っとくと凄く使いやすいと思います。コットンやポリプロとは一線を画す使い心地です。使い始めてすぐに分かります。シートベルトは薄い、しなやか、摩擦が少ないという特性から以下のメリットがあります。

 

・肩にかかる重量が分散される

 装着時に肩にかかる圧力が均等に分散されるため、楽です。これにより、体感的にギターの重さも軽くなっていように感じました。
 

・取り回しが良い

 生地が薄く、コシがないので、たわみません。そのため、ギターケースにいれる際、ギタースタンドに置く際にストラップが暴れずストレスが少ないです。

 

その他の作り

 まず、エンド部分の皮も柔らかいガーメントレザーが使用されており、質感というか重量感は軽めに感じます。私はゴム製のストラップロックを使っているので厚すぎないエンド部分は取付時に助かりました。また、個人的に企業ロゴがあんまり主張してないのも好印象です。

 

  まとめ

 という感じで、LEVY'Sに限らず、シートベルト素材のストラップは各社、いろいろなラインナップがありますので、ストラップ選びにの候補に加えてみてはいかがでしょうか?

 

 さぁ、シートベルトストラップをつけて君もレーサーギタリスト!クリスマプレゼントはこれに決まり!お父さんとお母さんにお願いしてみよう!

 
 
おしまい☆