皆さんはピックの交換は何を目安にしているでしょうか?吉田は結構削れてしまっても、「まだ使えるし」なんて思いながら使い続けることがよくあります。というのも、削れていれば削れているなりに弾けてしまうため、その影響についてあまり意識したことが無いのです。しかしながら、ピックの形状は弾き心地や音に大きく影響しますので、ある程度目安は決めておきたいところです。今回はピックの交換時期について考察します。
1.形状の比較
ピックを3つ用意しました。JAZZ3のULTEXです。一番左がほぼ新品の状態、右2つが弾き心地が削れている状態のピックです。左と右2つでは音質も弾き心地も結構異なります。特筆すべきは先端形状。尖っているほど接地面積が少ないので摩擦が少なく弦離れが早くなり、丸い状態だと摩擦が大きくなり弦離れが遅くなります。また、音質的な傾向で言えば先端がとがっているほどブライトで、丸いほどウォームになります。
そして今回、これらのピックを弾き比べた結果、プレイや音作りに与える影響が無視できないレベルであることが判明しました。個人的に、少なくとも0.5mm程先端が無くなった時点で交換したほうがよいという指標が出来たと思います。(多分、それより前に交換した方がよい。)
2.おまけ
さて、あとは古いピックを捨てるだけですけど、なんか勿体ない。どうにかして削れたピックを再生できないか?ということで、爪やすりでゴリゴリ削って形成しました。通常のピックは側面がスロープ状になっていますが、吉田は単に削っただけなので絶壁になっています。なんだか90年代のアニメの輪郭みたいですね。藤崎詩織でしょうか。
そして、いざ弾いてみると、案の定ピック離れが早く、カリカリした音になりました。そして、結構絶壁の側面に引っかかる感じがします。う~ん。もはや自然に削れている時より使えねーって感じ。側面部分すごく重要ですね。そして、これ以上の加工は時間の無駄と判断し、断念しました。こうやって色々試してみることで、捨てる踏ん切りもつくというものですね。
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いや、もしかしたらまだ使えるのでは?(だめだこりゃ)
おしまい☆
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