円安で物価高の昨今、エレキギター本体はもとより小物や消耗品も値上がりして、そこそこランニングコストのかかる趣味になってしまったと思います。吉田の使っているElixir nanowebも例に漏れず値上がり続けていまして、今は冬の3パックセットでしか買えなくなり、必要最低限のギターにしか弦を張らなくなってしまいました。
 
 そんな時にですね、少し前に島村楽器に寄ったらHISTORYのコーティング弦が1,000円くらいで売っているじゃないですか。これで弦代を節約できるんじゃないかと思い、購入しました。レビューします。

 

  1.レビュー

 写真撮り忘れましたが、弦はビニール袋に個包装になっていました。今回は吉田が使用しているElixir nanowebと比較します。

 

ポイント

・巻弦がほんの少しベタつく感触があり、指への食いつきを感じる
・プレーン弦のテンション感は気持ち弱め、1日でフレットの擦れ跡がつく
・プレーン弦は低域が鳴りにくく、軽い印象
・ノンコーティングに近い感触だが、煌びやかな音は出ない
・Elixir nanowebより真実味のある音がする
 
 まず、Elixirとは全く別物です。下手するとノンコーティングよりも指に食いつく感じがあります。また、Elixir nanowebのローミッドがボコんと出張る感じもなく素直な印象も受けますし、一方で超高音域のキラキラ成分は殆ど感じない地味さもあります。これは弦を張り立てであっても同様です。Elixir optiwebのほうがキラキラしている感じがありますね。

 使用していて気になったのは、弾いて一日目で弦がフレットによって削られてたこと。特にフレットに干渉してザリザリ言う感じではないですが、消耗が早そうな印象です。エリクサーと異なり、プレーン弦にもコーティングされているためコーティングが剥げたのかもしれません。また、プレーン弦は数日でくすみ、切れるまでピカピカしているエリクサーとはかなり異なります。寿命は追って加筆します。
 
 今回、Elixir nanowebと音も使用感も全く別物です。代わりにはなるものではないです。コーティング弦の感触が好きじゃない人の方は試してみる価値はあるかも。
 
おしまい☆