日能研の良いとこ悪いとこ」とその補足ということで書いてきましたが、色々と細かいことを書いたことで逆に伝えたいことが分かりにくくなってしまったかもしれません。最後にまとめて、このシリーズを終わりにします。あくまで個人の感想ということでお願いします。

 

 

やれポエムだカリキュラムが遅い、演習量が少ない、合格実績が悪いと外野から色々言われてモヤモヤさせられる機会が多いこと以外は大きな不満もなく、日能研は我が家にとってはとてもいい塾でした。

 

我が家は中学受験率が低い地域であっとこともあり、長男ニコは入塾してから時間をかけて中学受験に対して「その気」になっていきました。最初が少しゆったりとスタートする日能研だからこそ、途中で嫌になることなく最後まで楽しく塾に通え、第1志望校にも合格できたと思っています。良い塾友もたくさんできました。

 

 

 

 

難関校志望の方でなければ日能研の教材とカリキュラムを信じてしっかり消化/吸収していけば何も問題ないと思いますし、難関校志望でも、TMクラスや灘特進コース、Zクラスといった特別なクラスの方はそこでついて行くことを考えれば全く問題ないと思います。

 

一方で、日能研関東系の通常Mクラスや日能研本部系(Rクラス、Gクラス)から難関校を目指す方が、日能研の中でも一番(外野から)モヤモヤさせられる機会が多いと思います。ブログで情報を探してもTMクラスの方ばかりでなかなか見つけられず…自分もそんな経験をしたので、1サンプルではありますが、どなたかの参考になればと思ってこのシリーズを書きました。

 

日能研のカリキュラムに注意すべき点があるのは事実だと思いますが、それは把握したうえで使えるものを使って補えば良い話です(そもそも、どこの塾のどのカリキュラムにも注意すべき点はあります)。日能研の通常Mクラスからでもちゃんと成績なりの学校には合格できますから、あまり不安にならずにその中でしっかり頑張って下さい!

 

<シリーズ目次(リンク集)>

日能研の良いとこ悪いとこ

補足①日能研本部系/関東系の違い

補足②日能研の算数カリキュラム

補足③日能研カリキュラムの狙い

補足④算数の注意点と対策(我が家で使った問題集)

補足⑤日能研理科・社会の注意点

補足⑥メモリーチェックについて

補足⑦特に日能研理科の注意点

補足⑧6年前半の大変さ

補足⑨6年前半を乗り切るヒント

補足⑩R4偏差値の信頼性

補足⑪志望校別特訓と志望校別模試について

補足⑫合格実績について

補足⑬日能研のポエム

にしむら先生と日能研関西代表の対談動画

 

  

 

何事においても良い面と悪い面は常に表裏一体です。しかしSNSでは両面あるはずのうちの「良い側面」ばかりが目に入ってきて「悪い側面」が見えづらいので、羨ましくなったり不安になったりしてしまうことが多いものです。

 

結局のところ、どこの塾からでもどのクラスからでも、同じ学校に合格するためにはトータルとしては同じような量の勉強をすることになると思います。冷静に「我が子」や「我が家」にとって頑張りやすい(楽しく通える、サポートしやすい、etc.)を選ぶことが大事ではないかと考えます。不安や悩みがあればぜひお通いの校舎の先生を頼ってぶつけてみて下さい。

 

縁あってこのブログを読んで下さった方が、よい中学受験になりますように桜

 

 

絢香 / にじいろ

なくしたものを数えて 瞳閉ざすよりも あるものを数えた方が 瞳輝きだす