日能研では独特のネーミングポエムとも揶揄される「ふわっとした」表現が随所に使われています。
 
独特のネーミングはマイファーストテスト、R4、栄冠への道、オン・ザ・ロードなど色々ありますが、6年生になると日特(能研入試問題研究別講座)、BT表、バーチャルマスタークラス、方略カードなど、さらに新しいものがバンバン出てきます(笑)まあこれらはご愛嬌という感じです。
 

 

そして「ポエム」について。個人的には理科実験資料集の「はじめに」の独特さはかなりのものだと思います。不思議と、話題になっているのを見たことはないのですが(こちらで読めます→試し読み)。

 

 

この本は答えのない本です。写真や絵を見て、あなた自身が感じ取り、考えるための本です。(・・・途中略・・・)答えはあなたの頭の中にあります。 日能研

 

これだけ見るとちょっとヤバいかなり熱いかのどちらか(紙一重)という感じですが、私としては後者の見方をしていますニコニコ
 

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日能研生活の中ではたくさんのポエム的な表現に出会いましたが、その全ては(中学受験の先までずっと続いていく)未来への学びのチカラを育てる!という熱い理念に基づいていると考えると、卒塾式でもらってきた修了証に至るまで私の中では矛盾なくつながりました。

 

 

だから「オン・ザ・ロード」(道の途中)なのであり、6年後半になると「合格」ではなく「合格力」という言葉を多用するのでしょう。栄冠への道の「栄冠」が指すものも、合格よりもっと先のものなのだろうと今は思っています。


 
(「全国テスト」のチラシより)
 
難関校の合格数だけを強調するような塾も多いなか、「みんながあけたドアの数」という表現で全ての合格を等しく讃えてくれたり、(「合格」ではなく)「中学入試」体験記として幅広い親子のドラマを一般公開していたり。実際に受験を迎え、受験を終えた時、日能研の「ポエム」の一つひとつにあたたかさを感じました。
 
 
 
こういった姿勢は他塾と比べて色々な場面で損している感も否めませんし、日能研生(の親)が不安になる機会が多いのも事実です。しかし長所と短所は常に表裏一体です。我が家には日能研のあたたかい理念は合っていたと思います。

Mr.Children / GIFT

降り注ぐ日差しがあって だからこそ日陰もあって
そのすべてが意味を持って 互いを讃えているのなら
もうどんな場所にいても 光を感じれるよ