一つ前の「日能研の良いとこ悪いとこ」では思いつくままに書きましたが、改めて読み返すと入塾前の方には分からない部分が多いかも知れないなと思いました。その他補足が必要な部分もあると思っており、これから少しずつ補足していこうと思います。

 

 

本部系/関東系とは?

一口に日能研と言っても、運営会社は5つに分かれています。株式会社日能研(本部系)と、その子会社である日能研関東(関東系)、日能研関西、日能研東海、日能研九州です。後ろ3つは地域が違うので分かりやすいですが、首都圏は本部系と関東系が混在しているのでややこしく、しかも塾風はだいぶ違います。メインテキストとメインテストは共通していますが、サブ教材やサブテストはそれぞれで独自に行われています。授業のコマ数やオプション講座もそれぞれです。

 

関東系・・・東京、神奈川、埼玉に校舎あり。合格を重視する、より「予備校的」な塾風。クラスはA(アドバンスト)M(マスター)の上にTM(トップオブマスター)あり。「語句のたしなみ」他、独自のサブ教材も多い。栄冠を解いたノートの提出など宿題も多くチェックもされる。クラス毎の平均点が出る。成績優秀者は優ノートがもらえる。6年生になるとカウントダウンの日めくりカレンダーあり。職員室のようなスペースがあり、チャイムあり。

 

本部系・・・東京、千葉、神奈川に校舎あり。自主性やその先の学びを重視するより「学校的」な塾風。クラス名称もおそらくわざと上下を意識させないRGWという呼称(「シカクいアタマをマルくする」のロゴに使われている3色のRed、Gray、Whiteに由来するとの噂)。ここに象徴される通り、より「日能研ぽい」。基本的に宿題は出ない。たまに出ても提出しない子もいる(逃げ切れる)。先生は皆「あだ名」の名札をつけており、かなりフレンドリー。職員室もなく、通り道に先生がいるスペースがある感じ。

 

※6年後半になると、本部系もクラスの呼称がMクラス/Aクラスになり、日特(志望校別特訓)が本部系/関東系の合同開催になります。

 

 

ブログ界隈には優秀な子の比率が(異常に)高く、関東系のTMクラス、関西の灘特進コース、東海のZクラスなど手厚くて超優秀な子だけが集まった特別クラスの人が多いです。このためただでさえ不安を感じやすい日能研の中で本部系のMクラス(Rクラス/Gクラス)から難関校を目指そうと思うとなおさら不安を感じることになります…汗うさぎ

 

でも本部系も、うちの校舎は6年になると急に手厚くなってきました。6年後半には知識系の小テストを頻繁に行い、特に入試期間は超手厚く質問や相談に乗ってくださったり、複数回入試の1日目の情報をすぐに共有してくださったり、とても頼りになりました。本部系からでもちゃんと成績なりの学校に合格できますので、必要以上に不安になることなく、地道に成績を上げる努力をしていけば大丈夫です。

 

 

 

話題は変わり、

・塾友ができやすい(クラス替えが少なく、休憩があり、通塾日が多い)

にしても、入塾前の方は「休憩があるなんて当たり前」と思うかもしれませんが、そうでない大手塾もあるからわざわざ書いています。このあたりは予備知識がないと分かりにくいかもしれません。あんまり「どこ塾と比べて」と他塾を引き合いに出すのはよくないかなと思っており、それにより分かりにくくなっている点はご容赦下さい。

 

補足はまだまだ続きます。