ちょろっと本に載った~




しまちゃんも見たいBONte006(ゴマブックス刊)は7月6日以降発売。
最後の方に「もい鳥」がちょろっと載ってます!
それと7/6から開催される「第13回 東京国際ブックフェア 2006」に
『BONte』ブースが設置されるそうです。そこでBONteに参加している作家さんたちの
「イラスト色紙」も飾ろうということなので、オノフミも描いてみました、
かなりへなちょこですが。
もしブックフェアに行くよという方がいましたら、ちょろっと覗いてみて下さいね。
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【第32話】 パカシュンマン
「うわ~ なんだこれ~?」

昨日雨に濡れたせいか、朝目が覚めるとボクたちは『おだんご風邪』を引いていました。
おだんごはホカホカでとても美味しそうな匂いがしてきますが、
触ると痛いので食べる訳にもいかず、もうぐったりです。
そんな時、おだんごの匂いにつられてか、一匹のパカシュンマンがやってきました。

パカシュンマンといえば格闘技好きの虫、格闘技好きの虫といえば
パカシュンマンというくらいで、いきなりボクの足にローキックをしてきました。

ちっちゃいけれど結構パワーがあります。
特に体の悪いところを狙って蹴ってくるのでたちが悪いです。
ボクは必死になって払いのけていましたが一瞬の隙を突かれ、
頭のおだんごに蹴りがバシッとヒットしました!
するとおだんごはどこか遠くへ飛んでいきました…

呆気にとられていると、すかさずもう片方のおだんごにも蹴りがヒットし、
おだんごが跡形も無く消え去ったかと思うと、同時におだんご風邪も
治ってしまいました!!

調子に乗ったパカシュンマンは、ミルカボちゃんとふたこぶラクダ号のおだんごも
蹴り飛ばしていきます。

なんだか酷い目に遭った気分ですが、結果的に見ればおだんご風邪が治ったので良しとしましょう。
しかしパカシュンマンは陰でまだエキサイトしているようです。

いったい何をやっているのだろうと思い覗き込んでみると、
一生懸命ふたこぶラクダ号のこぶを蹴っていました…

ボクはビックリしてパカシュンマンを摘まみ上げ、
ここは大事な場所だから蹴っちゃダメだよと教えてあげました。
そしておだんご風邪を治してくれてありがとう、とみんなでお礼を言いました。

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【第31話】 てんかふパフパフ草(後編)
(つづき)
まだ小さなパフパフ草は雨をはじき返す力もなく、ただ濡れて小さく萎んでいきます。
ボクたちは必死にパフパフ草を体で覆ってあげましたが、到底全てのパフパフ草を
守ってあげることは出来ず、目の前では1つ、また1つと雨に打たれてこうべを垂らし、
泥にまみれていきました。

雨脚もさらに強まり、もうダメだと思った時の事です。
地平線の彼方から何十という数の巨大なパフパフ草が茎を延ばし、上空を覆い尽くしました。

ボクたちはその光景に釘付けとなり、しばらくボォ~っと眺めていました。
この巨大なパフパフ草はこの子たちのお父さんお母さんなのでしょうか?
よくわかりませんが、自分たちの身をていして小さなパフパフ草を雨から
守っていることに間違いはありません。

しばらくすると雨も止み、空は晴れ渡りました。
巨大なパフパフ草たちは小さなパフパフ草たちを優しくパフパフし、
徐々に元のフカフカに戻していきました。
そして最後、ずぶ濡れになっているボクたちを空高く持ち上げ、
晴れ渡る夜空の下、パフパフ草はボクたちの体にてんかふをパタパタとはたいてくれました。

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【第31話】 てんかふパフパフ草(前編)
その日は風1つなく、すこし蒸し暑い夜でした。
うっすらと肌に汗を浮かべながら夜道を歩いていたボクたちは、
月の光に照らされ、闇の中にボンヤリと浮かぶパフパフ草を見つけました。

パフパフ草もこちらの足音に気づいたのか、綿のこうべを振るわせ始めたので、
ボクはパフパフ草の所へ行き、汗ばんだ体にてんかふをはたいてもらいました。

そんなボクをふたこぶラクダ号とミルカボちゃんは
不思議そうにただじっと見つめていました。
ボクが二人に「気持ちがいいから」と言って何度も進めると、
ふたこぶラクダ号がしぶしぶ片足を小さなパフパフ草に近づけていきました。

しかしおっかなびっくり、すぐに足を引っ込めてしまいます。

こんな汗ばむ夜はてんかふが最高なのに勿体ないなぁ、と思いながら
ボクがパフパフ草を楽しんでいると、
やがて空からポツリポツリと雨粒が落ちてきました。

(つづく)
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【小話】 おばあちゃんフィッシュ
川でおばあちゃんフィッシュが困っていました。
どうやら上流へ泳いで戻りたいようですが、流れが強くて進めないみたいです。

ボクとふたこぶラクダ号は川へ入り、おばあちゃんフィッシュのヒレを持って、
いっしょに泳いであげました。

しばらく泳いでいくと、火に油をかけたままのガスコンロが見えてきました。

「ああ、そういえば揚げ物の最中だったねえ」
「おばあちゃんの? これ」
ボクは陸へ上がり、コンロの火を止めてきました。

「揚げ物のときはそばを離れちゃいけないよ」
「ほんにのう」
おばあちゃんフィッシュは照れながら言いました。
またしばらく泳いでいくと、今度は洗濯機が見えてきました。
どうやら丁度洗い終えたところみたいです。

「ああそういえは洗濯の途中だったねえ」
ボクは陸へ上がり、洗濯物を奇麗に干してきました。

「すまないねぇ」おばあちゃんフィッシュは深々と頭を下げました。
「いえいえ」
またまたさらに泳いでいくと、今度は大量の本が散らかっていました。

「そういえばここのところ読書づいてたねぇ」
ボクは陸へ上がり、本をきちんと棚へ戻してきました。

「ありがとさん」
おばあちゃんフィッシュはそういうと、どこかへ行ってしましました。
あれれと思いキョロキョロしていると、おばあちゃんフィッシュが
お茶と揚げ物を持って来てくれました。

「あっ、おいしいわ これ」
こうしてボクたちはしばらくの間、おばあちゃんフィッシュとたわいもない話をして
午後のひとときをまったりと過ごすのでした。
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