どうも。
YUJIです。
本日は25/70日目の簿記3級解説となります。
今日のテーマは「有価証券の評価」です。
初めてご覧になる方は1/70日目からご覧ください。
さて、有価証券の評価ってイメージつきますか?
簿記3級ではとりあえず、有価証券=株と考えていただくと、株の価値で(株価と言います)って常に上下していますよね。
しかし、取得した有価証券の金額は帳簿上は一定ですよね。
そこで、決算日に帳簿上の有価証券の価値(簿価と言います)と実際の株の価値(株価)を比較して簿価を株価になおす処理を「有価証券の評価」と言います。
それでは例題を見てみましょう。
例題
『先日売買目的で取得した有価証券(70株 @2,250円)の時価が@3,000 であった。決算日を迎えたので、評価替えを行った。』
イメージしてください。
帳簿上の有価証券が1株2,250円であり、時価の1株3,000円になおす(評価替え)のでカンタンに考えれば帳簿上の有価証券が上昇しますよね。
手順1
勘定科目は「売買目的有価証券」と「有価証券評価益」
手順2
「売買目的有価証券」という「資産」が「増加」するので「左側」、「有価証券評価益」という「収益」が「発生」するので「右側」
手順3
金額は1株2,250円→3,000円になるので1株750円だけ帳簿上の価値が上がります。そして70株持っているので750円×70株=52,500円となります。
解答
売買目的有価証券 52,500 / 有価証券評価益 52,500
今回の例題は「有価証券評価益」でしたが、もし、 簿価 > 時価 であれば時価の方が低いので仕訳の勘定科目は「有価証券評価損」を使って
有価証券評価損 ××× / 売買目的有価証券×××
となります。
本日はここまでにいたします。
今日で有価証券の処理は終わりです。
いかがでしたでしょうか?手形取引と比べたらカンタンでしたかね。
次回からは「貸付・借入」に入ります。
今日もお疲れ様でした。