30/70日目 仮払金・仮受金① | 1日5分の簿記3級(全70日)

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どうも。YUJIです。



本日は30/70日目の簿記3級解説となります。


初めて方は1/70日目からご覧ください。



今日からは「仮払金・仮受金」の解説をいたします。今日はまず「仮払金」の解説です。



仮払金ですが、会社では従業員が出張に行く場合があります。



または、お使いに行くことがあります。この場合、先に従業員にお金を渡して、あとで領収書と引き換えに精算しますが先に従業員にお金を渡すことを「仮払金」というんです。



それでは例題を見てみましょう。



例題1
『従業員が出張で北海道に行くため、現金で60,000 円渡した。』



手順1
まずは勘定科目ですが先に従業員に現金を渡しているので「現金」と「仮払金」となります。



手順2
「現金」は「資産」ですが「渡した」とありますので、「資産」の「減少」となり「右側」です。「仮払金」はお金が戻ってくる可能性がありますので「資産」となります。従って「資産」の「増加」で「左側」となります。



手順3
金額は60,000円です。



解答
仮払金 60,000 / 現金 60,000



次に従業員が出張から帰ってきた仕訳です。



例題2
『従業員が出張から戻ってきたため、飛行機代の領収書46,000 円と残金を現金で受け取った。』



手順1
勘定科目は「現金」、「旅費交通費」、「仮払金」となります。



出張から帰ってきた』というのは、例題1で渡した「仮払金」が「旅費交通費」になった。ということです。



手順2
残金を現金で受け取ったので「現金」という「資産」が「増加」するので「左側」、「旅費交通費」という「費用」が「発生」したので「左側」、「仮払金」という「資産」が「減少」したので「右側



手順3
金額は以下の通りです。



「現金」は残金なので60,000円-46,000円=14,000円


「旅費交通費」は46,000円


「仮払金」は60,000円



解答


いかがでしょうか。



以前、仕入で勉強した、「前渡金」と混同するかもしれませんが、「前渡金」は「仕入」の処理のときで、「仮払金」はとりあえず「」で渡す。とういうイメージを持って下さい。



それでは本日はここまでにいたします。お疲れ様でした。


 

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