どうも。YUJIです。
本日は28/70日目の簿記3級解説となります。初めてご覧になる方は1/70日目からご覧ください。
今日のテーマは「給与の支払」です。あなたは給与をもらったことがあると思いますが、今回はもらう側ではなく、支払う側の処理になります。
つまり、会社やお店が行う仕訳ですね。そして、給与は税金等を差し引かれて振り込まれるんです。
その後、会社では従業員の給与から差し引いた税金等を納付するんです。
それでは例題を見てみましょう。
例題
『当社は従業員に対して給料の総額300,000 円から社会保険料50,000 円と所得税5,000 円を控除した残額を普通預金で振り込んだ。』
例題に従って処理をすれば簡単に仕訳が出来ますからね。
手順1
勘定科目は「給料」、「社会保険料預り金」、「所得税預り金」、「普通預金」となります。
具体的に見ていきましょう。
給料を支払うので「給料」勘定を使用します。
次に「社会保険料預り金」と「所得税預り金」は例題の文章から導きだします。
手順2
「給料」は「費用」の「発生」ですので「左側」、「普通預金」は「振り込む」とありますので、「資産」の「減少」として「右側」
「社会保険料預り金」と「所得税預り金」ですが、これは会社が給料から差し引いて、後日納付するので、会社にとっては「負債」の「増加」となり「右側」
手順3
金額は以下のとおりになります。
給料・・・300,000円
社会保険料預り金・・・50,000円
所得税預り金・・・50,000円
普通預金・・・300,000円-50,000円-50000円=245,000円
いかがだったでしょうか?
給料の仕訳は「社会保険料」や「所得税」の預かりがあるのがポイントですね。
明日は「給料のもう一つの処理」を解説いたします。
それでは本日はここまでにいたします。
今日もお疲れ様でした。