どうも。YUJIです。
本日は34/70日目の簿記3級解説となります。
初めてご覧になる方は1/70日目からどうぞ。
さて、本日より「現金・預金」の解説を行っていきます。
この現金・預金は日商簿記3級でも頻出の論点です。
ですので、日商簿記3級を受験される方は得意分野にしてほしいと思います。
今日は「小切手の振り出し(当座預金)」を解説いたします。
小切手というのはですね、当座預金の口座を開設していれば利用できます。使用のイメージはこんな感じです。
小切手を受け取った取引先はその小切手を持って銀行に行くと換金してくれます。
そして、このタイミングで当社の当座預金から引き落とされるということになります。
つまり、当社の金庫にお金がなくてもこの小切手があれば仕入が出来るということです。
もちろん、当座預金に残高があるのが前提ですからね。
それでは例題を見ていきましょう。
例題
『商品10,000円を仕入れ、小切手で支払った。』
手順1
勘定科目は上で説明いたしました「当座預金」と「仕入」になります。
例題で『小切手で支払った』とありますが、受け取った相手は後日、この小切手を銀行で換金しますよね?
そうなれば当社の当座預金から引き落とされることになります。従って、小切手を渡した時点で前もって「当座預金」を減額する処理をするんです。
手順2
「仕入」という「費用」が「発生」したので「左側」、「当座預金」という「資産」が「減額」するので「右側」
手順3
金額は10,000円
解答
仕入 10,000 / 当座預金 10,000
となります。
ポイントは「小切手を渡した時点で当座預金を減額する」ですね。
本日は以上になります。
次回は「他店振出小切手」を解説いたします。
ちなみに今日の解説は「当社の振出小切手」のお話ですからね。
それでは本日もお疲れ様でした。