【『真性パンストフェチの心得10ヵ条』(永久保存版)】
『真性パンストフェチの心得10ヵ条』とは浅間山荘事件(昭和47年2月19日~2月28日)も冷めやらぬ昭和47年3月9日、母校、江東区立深川第三中学校創立25周年記念式典に先立って【パンストとは何だ!?】と題して婦人靴下売り場の店員さん、並びに全ての女性に向けて、僭越ながら、当時中学1年生のボクがパンストフェチを代表しましてパンティストッキングを購入するときの心構えをお伝えしたモノであります。 『真性パンストフェチの心得10ヵ条』(永久保存版) 江東区立深川第三中学校1年6組 厚木野太一(1)ひとつ、パンティストッキングは婦人靴下専門店、並びに婦人靴下売り場にて自ら購入すべきコト。(パンストフェチあるあるとして、穿く楽しみは勿論、自ら購入する喜びを知るコトで物干しから盗むなど卑劣なパンストドロボーもいなくなります。)(2)ひとつ、女性販売員が常駐する専門店、並びに婦人靴下売り場で購入するべきコト。(量販店を利用して勝手にレジに持って行くのでは全く味気なく意味が無いのであります。即ち女性の為にあるパンティストッキングを男子たる自分自身が穿くコトを店員さんのみならず、店内全ての女性客に知らしめるコトを目的とするモノであります。)(3)ひとつ、近日中に自分が穿くコトを目的としてパンティストッキングを購入する為に来店したい旨、予めお手紙で通知するべきコト。当日ご来店に際しましては自分自身が穿くコトを明確に伝えるモノとすべきコト。(予めお手紙でアポイントメントを取るコトで美人店長に無用の不信感を持たれるコトが無いのであります。すると「ご来店をお待ちしておりました」と歓迎された上に皇室御用達のパンティストッキングをご紹介頂けるなど、美智子妃殿下(現上皇后)とお揃いのパンティストッキングを穿くコトもできるのであります。ところが、購入の目的を明確に伝えるコトを怠ると、学園祭の仮装行列か忘年会、新年会、歓送迎会他、大小を問わず各種ご宴会の余興、或いは季節外れの母の日のプレゼント?などと勝手に勘違いされて折角の楽しいお買い物を台無しにされてしまうのであります。)(4)ひとつ、購入すべきパンティストッキングの仕様についてレッグ部はDCYのサポートタイプ、足型セットで爪先補強であるコト、パンティ部はヒップアップ機能付きのガードルタイプでマチ付きクロッチであるコトなど、希望を明確に伝えるべきコト。(すると、「こちらのパンティストッキングはクロッチに優しいコットンガゼットを当ててありますのでパンティ無しで心地良くお穿き頂けます。かく言う私を始め、当デパートメントストアの女性スタッフは勿論のコト、事務方の女性職員のみならず、八重洲並びに丸の内界隈を我がモノ顔で闊歩するOLレディの間でもノンショーツで素肌に直接穿かれる女性が多くいらっしゃいますのよ、ウフフフフ」などと、聞いてもいないコトを自ら語って単なる変態パンストフェチの純真なボクの心を羽毛で愛撫する様な勿体ないお言葉を見事ゲットできるのであります。【ヌード・トウ】、俗に【サンダル・トウ】と呼ばれる爪先に補強が無く、しかも足型セットでないブタ足と呼ばれるタイプは全く興醒めしてしまうのであります。(5)ひとつ、来店中は常に紳士的に振る舞うべきコト。(単なる変態パンストフェチと、その正体を見破られるコト無く、「私たち女性がストッキングに対する想いと全く同じ感覚でパンティストッキングを穿いているのね」と思って頂くコトでお会計後、「有り難うございました。またのご来店をスタッフ一同心よりお待ちしています」という実に有り難いお言葉をマンマとゲットするコトができるのであります。)(6)ひとつ、来店した2~3日後、購入したパンティストッキングの穿き心地など、商品レビューを一言添えてお礼状を送るべきコト。(「パンティ部のガードル効果が高く、クロッチはコットンガゼット付きでパンティを穿かずに素肌に気持ちよく着用できてとても気に入りました。またお伺いしますのでその節は宜しくお願いします。」など、商品レビューと共に謝辞をしたためた手紙を送るコトで更に印象が深まり、次回のご来店に於きまして確固たる礎を築くコトができるのであります。また住所を明記すればセールの案内等のDMを頂いたり季刊のメーカーカタログや豪華パンフレットを送って頂くことも決して夢ではないのであります。)(7)ひとつ、パンティストッキングは女性のみに穿かせるモノに非ず。被るモノに非ず。ましてや破るモノに非ず。女性と共に着用し、その心地良さを堪能すべきなり。また、着用に際しましては手足の爪のお手入れを怠らず、踵のヒビ、アカギレ等でストッキングの薄生地を引っ掛けるコトの無いようユベラ、ウテナお子様クリームなど、ヘパリン系保湿剤を塗布するなど充分気を付けるべし。尚、両手は専用手袋を着用すべきなり。いわんや、破るべからず。(パンティストッキングを勝手に婦人専用の衣料品と決めつけるコトなくボクたち男子中学生にも必要なアイテムといたしまして刺すような厳しい寒さの中で、「女子はこんなに薄いパンティストッキングで真冬の寒さに堪え忍んでいるのか」的な感銘を受け、またオフィス街の茹だる様な夏の昼下がりなどは、「どれほど美人のセールスレディの股間だって汗でこんなにベッチョベチョになりながらも涼しげな笑顔を振りまいて頑張っているんだな」という感動を呼び起こすコトにより、女性をいたわり思いやる優しい気持ちというモノがボクたち男子の心の中にほのかに芽生えるのであります。更に中学生以上の全ての男性陣がパンティストッキングをデイリーで穿くコトによって膨大な売り上げ増が見込まれ婦人靴下専門店を始め、全国有名デパートメントストアの婦人靴下売り場では軒並み品切れ状態で、まるで【第一次オイルショック】(1973年)を彷彿させるほどの経済学の専門用語で言う【トイレットペーパー現象】を引き起こすなど、大手繊維メーカー5社と2人と3つのキャラクター、即ち旭化成、東洋レーヨン、クラレ、鐘紡、そして、みなみらんぼう、しんぼう、天気予報でお馴染みのヤン坊、マー坊、更には、たまたま通り掛かったボーちゃんまでをも巻き込んで、挙げ句の果ては人気TV番組のタイトルにもなった【アン・ビリーバボー】という言葉が紛うコトなく30年後の【輝け、21世紀の流行語大賞100回大会】グランドチャンピオンの栄冠をゲットするなど、あの【廻船問屋の平蔵】の異名を持つ、例の元金融経済担当大臣、畑中平蔵氏の玄孫(やしゃご)をして「爺っちゃんの名に賭けて!!」とまで言わしめる程の戦後の高度経済成長期(1954年~1973年)にも匹敵する経済効果をもたらすコト必至であります。その為にもボクたち男子がパンティストッキングをそのままの形で穿かなければ全く意味を成さないのであります。即ち、ボクはパンティストッキンとレディースタイツに無限の想いを馳せるのでありまして、ポコチンの穴の開いた男の子用タイツなど「クソ食らえ!!」と申し上げる次第であります。)(8)ひとつ、春夏秋は叩き上げのパンストフェチとして、冬は生粋のタイツフェチとして休む間もなく’70年代のアイドル並みに活動すべきコト。(吹く風も冷たくしみじみと人恋しい初冬の11月から近い春を今や遅しと待ちわびる厳冬の2月に掛けまして生粋のタイツフェチとしてのキャンペーンを張り、水温む春うららかな早春の3月から山の木々が黄色く色着く晩秋の10月に掛けましては叩き上げのパンストフェチとしてのキャンペーンを打つなど、男子たるボクが女性ならではのアイテムを代表するパンティストッキングやタイツを穿いているコトを世の女子に広く周知せしめるコト、女子自らの着用に際しましてはパンティを穿かずに素肌に直接穿いて頂くなど、パンティストッキングの商品パッケージをテキストに正しい穿き方をレクチャーするコトこそ、球界に於いて【ミスター】と言えばO&N砲のN、即ち長嶋茂雄読売巨人軍永久名誉監督を指す様に【ザ・パンストフェチ】と言えばボクこと厚木野太一を言い表すなど、ボクが自他ともに認める社会派パンストフェチと言われる由縁であり、婦人靴下業界の益々の発展の為に日々研究し、更なる精進を致す所存であります。)(9)ひとつ、パンストフェチを自認する以上、黒に拘るコトなかれ、光沢感に囚われるコトなかれ、さりとて、何でも受け入れるコトなかれ。(ボクは男子として婦人靴下業界初の公認パンストフェチを目指して季節を問わず素足、いわゆるナマ足でいるコトはあり得ません。但し、春夏秋はパンティストッキングを穿いて、冬はタイツを穿くなど、季節の移ろいによって厚みを変え、冠婚葬祭の行事によってお色は元より光沢感などの発色を変えるなどの気遣いが、生粋のタイツフェチとしてのエチケットであり、叩き上げのパンストフェチとしてのマナーであると心得るモノであります。)(10)ひとつ、パンティストッキングは主に 15D~30Dのモノが主流であり、40D以上のモノをタイツと称するモノなり。生地は極々繊細にてお洗濯に際しましては弱水流の上、お洗濯ネット使用のコト。尚、お肌のお手入れ同様UVケアを怠らず、風通しの良い物干しにて日陰干しを励行すべきなり。(ナイロン糸の太さを表す単位として婦人靴下業界では【”D”=”デニール”】と表記します。それはどの様な単位かと申しますと【1デニール】とは【9000mの長さの糸が1g】のモノ、即ち【1gのナイロン糸】を【9000mまで伸ばした時の太さ】というコトになります。(※ これ、試験に出ます!!)最近では70D や140Dのパンティストッキングがあったり、30Dのタイツが存在するなど、一概に太さの表記だけでタイツとパンティストッキングを区別するコトは厳密には出来なくなっております。【OROBLU】、【Pierre Mantoux】、【Filodoro】、【ibichi】などパンティストッキングの老舗メーカーを擁するイタリーでさえ、1,4mmも1,8mmも【パスタ】は【パスタ】なワケですが、我が国の製麺業界に於いて麺の太さで申しますと直径 1,3mm 未満の麺を【そうめん】、1,3mm 以上 1,7mm 未満の麺を【ひやむぎ】、1,7mm 以上の麺を【おうどん】と申しますが、我が婦人靴下業界には今のところ、この様な明確な規定が無いのであります。また、繊維の構造で申しますとナイロン糸 100%で編まれた上品で透明感のある【シアータイプ】、ポリウレタン糸を芯材にナイロン糸で一重に巻いた【シングルカバリングヤーン(SCY)】、二重に巻いた【ダブルカバリングヤーン(DCY)】、そして100%のサポート糸で編まれた生地を【ゾッキ】と申します。ボクがパンティストッキングを穿く目的意識の中には女性が穿いているアイテムを自分も是非穿いてみたい的な憧れは勿論ありますが、それと全く同等か、或いはそれ以上に意識するモノとしてレッグ部のサポート効果もさるコトながら、パンティ部のガードル効果、つまりご婦人のヒップアップ効果、これ即ちボクたち男子にとっては男性自身への弛まざるマッサージ攻撃となって、これがまた堪らんのであります。然るに国の内外を問わず、市販されている殆どのパンティストッキングを実着した上で、人類の行く末を想うとき、限りある石油天然資源の推定埋蔵量を見据えて言うべきコトは、レッグ部はDCYのサポートタイプ、足型セットで爪先補強、パンティ部はマチ付きクロッチでヒップアップ機能付きガードルタイプ以外は全て生産ラインを止めるべきであると申し上げる次第であります。)(補足)【レギンス】とは、女性の脚を彩るレッグアイテムの総称なり。即ち、爪先からウエストまであるモノのみの【レギンス】をして【タイツ】、【パンティストッキング】と言うべきなり。爪先と踵の無い【レギンス】をして【タイツ】と言うべからず、【トレンカ】と言うべきなり。足首までの【レギンス】をして【タイツ】というべからず、【スパッツ】と言うべきなり。レッグ部がブカブカで足首までの【レギンス】をして【タイツ】と言うべからず、【ももひき】と言うべきなり。(「巨大なヒップと極太の大腿部から足首に掛けて先細りする女体の下半身を見事なまでに包み込む、まるで大海原を力強く回遊する本マグロの如く黒光りする【スパッツ】の足下から覗くカサついた素足。まるでセンスのカケラすら無いコギャルのスカートからハミ出る【ももひき】。そしてボクが最も赦すコトができない問題は振付師によってバレエ衣裳の【全身総タイツ】でさえ、爪先まである【フータータイツ】が穿かれなくなっている現実であります。この様な全く以て赦し難いコスチュームを多用し始めた張本人こそ 20世紀最大の天才振付家などと持て囃されてイイ気になっているクタバリ損ない(故人・1927年~2007年)の作品、ラヴェルの名曲【ボレロ】に端を発し、肌色のエッチぃボディタイツ姿のバレリーナが鬼才ストラヴィンスキーの名曲に載せて踊り狂う二ジンスキーの振り付けで余りにも有名な【春の祭典】の爪先までの全身総タイツさえ何としたコトか、足首から下をカットしてしまったのであります。そんな時、爪先から肩口までの赤いボディタイツに身を包むワシントンバレエ団の群舞、爪先から肩口までのシルバーのボディタイツでエロスを漂わせるイヴリン・ハートとデイヴィド・ペレグリンのパ・ド・ドゥ、【ビロング】を観賞して打ちひしがれた心の傷を癒やすのであります。何れにしても、爪先あってのタイツであり、パンティストッキングなワケで、ポコチンの穴の開いた男の子用のタイツは疎か、爪先の無いレギンスなども「クソ食らえ!!」でありまして、決してフェティシズムの対象に成り得ないのであります。本日はお忙しい中、また、お足下のお悪い中をご来場賜りまして誠に有り難く厚く御礼申し上げます。甚だ簡単ではございますが、これにて御礼の言葉と代えさせて頂きます。ご静聴有り難うございました」)この様にして記念すべき第一回講演は【パンストとは何だ!?】と題しまして、『真性パンストフェチの心得10ヵ条』を提唱するなど、ノリツッコミ的にボクの憤懣やる方ない日頃の鬱憤晴らしに終始したのでありました。因みにボクら昭和46年度(1971年)入学のJCのレッグアイテムと言えば既にパンティストッキングの時代ですが、小学校を卒業するコト即ち、タイツからパンティストッキングに穿き替えるというJCたちの無言の宣言でもありました。しかしながら、それを遡るコト3年前の 1968年 にようやく国産でバックシームの無いシームレスストッキングにほぼほぼ移行していたとは言え、体育の授業の度にセーラー服のスカートを脱げばガーターベルトで黒いストッキングを吊っている絵ヅラを想像する度に果たしてそれが女子中学生らしいと言えるのか的な疑問が我が深川三中PTAの間で巻き起こり、【男子生徒は三分刈り坊主頭】に対して【女子生徒はスカートの中のパンティ&黒ストッキングwithガーターベルト】の絵ヅラのギャップが余りにもアンバランスに過ぎて義務教育上、大きな問題になったコトから1969年7月24日16時50分35秒、アポロ11号による人類史上初の月面着陸成功への祝賀を兼ねてボクら1年先輩に当たる昭和45年度、我が深川第三中学校入学の新1年生から黒ストッキングwithガーターベルトを廃止するべく校則が「9月1日から翌年5月31日までの間、女子は防寒用として黒のタイツまたはストッキングを穿くコトができる」という文言に一斉に切り替わっただけで、他に何も変わった様に思えない校則の内容ですが、ここで注目すべき文言は、ストッキングを着用する動作、及びストッキングを着用した状態を表す述語動詞【はく】に【履く】と【穿く】など、漢字を使い分けているコトです。因みに【履く】とは、靴を始め、【ガーターベルト】や【ガーターリング】を使用する【フルファッション】や【シームレス】と言われるセパレートタイプのストッキングやソックスなどを身に着ける動作を表す漢字として使用し、当用漢字に無い【穿く】とは、タイツやパンティストッキングの他にズボンやスカートなど腰まで引き上げて着用する動作を表す漢字として使い分けております。