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石川県九谷焼美術館

美術館の外観

 

夏休みに石川県九谷焼美術館へ行って来まして、予想以上によかったので記事にまとめてみました!

 

このブログ記事では

 

  • 石川県九谷焼美術館の概要
  • 滞在時間
  • 石川県九谷焼美術館のクチコミ
  • アクセス・入館料など
  • 私の訪問レポート

 

をお送りします。

 

 

  石川県九谷焼美術館とは?

 

石川県九谷焼美術館

展示室「色絵・五彩の間」

 

石川県九谷焼美術館は、九谷焼発祥の地である石川県加賀市大聖寺にある、日本で唯一の九谷焼の専門美術館(登録博物館)。

JR大聖寺駅に近い公園「大聖寺ふれあい広場 古九谷の杜」の一角に、2001年に開館しました。公園も含め、丹下健三門下である(株)象設計集団代表・富田玲子氏が設計を手掛けています。

常設展示室「青手」「色絵五彩手」「赤絵金襴手」の三様式に分かれ、360年以上の歴史を持つ九谷焼の魅力を紹介。

2階の喫茶室には現代作家の作品が展示され、公園・庭園・建物が調和して作品・自然・季節を味わうことができるミュージアムです。

 

参考

 

 

 

  滞在時間は?

 

石川県九谷焼美術館

2階のカフェ&ギャラリー

 

Yahooトラベルなどには「30分~1時間」と書かれています。

小規模な美術館なので、展示作品を見るだけであれば1時間で回れると思います。

ちなみに私は、全部の展示をじっくり見て、2階のカフェでもゆっくり過ごし、2時間滞在しました

また、口コミサイトを見ていたら「ガイドを頼むなら1時間半~2時間。さらに自分でも見て回るならプラス30分」という意見がありました。

以上をまとめますと、

 

  • 立ち寄って駆け足で見るだけなら30分
  • 展示作品を全部見るなら1時間
  • 展示作品を全部見て、カフェも寄るなら1時間半~2時間(=私のケース)
  • ガイドを頼むなら1時間半~2時間
  • ガイドを頼んで、自分でも見て回るなら2時間半

 

というのが、所要時間の目安になると思います。

 

 

 

また、館内で上映している7分間の映像「古九谷の謎 加賀温泉郷の旅 中島誠之助ナビ」は、YouTubeでも見ることができます

 

 

「開運!なんでも鑑定団」の決めゼリフ「いい仕事してますねぇ」で有名な、中島誠之助さんのわかりやすい動画。

 

見学時間が押している場合など、この映像はおうちからでも見られますねニコニコ

 

 

  石川県九谷焼美術館のクチコミ

 

隣接する「大聖寺ふれあい広場 古九谷の杜」の庭園

 

石川県九谷焼美術館について、さまざまなトラベルサイトからクチコミ情報を集めてみました。

 

 

高評価レビュー

全体的に高評価が多かったです。中でも

 

  • 静かに過ごせる穴場的スポット
  • 展示が美しい、よく理解できる
  • 2階のカフェで九谷焼を楽しめるのがよい
  • 庭園・建物もトータルで雰囲気を味わえるのがよい
  • ボランティアガイドがおすすめ

 

といった意見が複数見られました。以下、一部抜粋し紹介します。

 

青手、色彩、赤絵の3つのエリアに分けて展示してあります。展示物はそれほど多くないので、ゆっくり丁寧に見るといいでしょう。古九谷についてのビデオ(7分)はとても勉強になりました。2階のカフェは、九谷焼の作品に囲まれながら、お茶を楽しむことができます。雰囲気が素敵です。(出典:じゃらん

 

展示のほか、本やビデオもあり九谷焼のいろいろを知ることができた。2階にカフェ&ギャラリーがあり、購入もできる。買わなかったが、金沢市内よりこちらのギャラリーの作品のほうが好みだった。また行きたい。(出典:Tripadvisor

 

九谷焼は好きな焼き物の一つですが、これだけ一流の九谷焼を見たのは始めてです。建物や調度品を含めて、時間に余裕がある方は訪問を強くお勧めします。焼き物好きには必須です。(出典:Tripadvisor

 

この美術館、まずはロケーションが素敵です。前衛的な意匠の中を水が流れる美しい庭園を通って、美術館にたどり着きます。木々も多く、心が癒されます。建物自体は大きくなく、決して展示数が多いわけではありませんが、内部の展示は古九谷の時代から復興後、赤絵の時代、そして現代の作家までをコンパクトに見ることができます。まだまだ謎も多いその起源も含めて興味深く見学することができました。
素晴らしい作品群を鑑賞後は、2階に上がって、庭園が眺められるカフェのテラスで軽く一服。こちらもお勧めです。(出典:Tripadvisor

 

展示のショーケースのガラスにも工夫がしてあり作品が見やすいです。
美術館の中の雰囲気もよくゆっくりと落ち着いた環境で九谷焼の勉強ができました。
一般的な美術館は建物がシンプルな造りが多いと思いますがこの美術館は建物がとても素敵です。外装や内装どちらも素晴らしく九谷焼との相性も抜群に感じました。
JR大聖寺駅から歩いてもすぐだったり駐車場も無料だったりとアクセスも便利です。
美術館内にある喫茶コーナーのコーヒーや紅茶の提供の仕方も楽しいのでお勧めです!(出典:Tripadvisor

 

雰囲気が良い。展示だけでなく、建物が素晴らしい。2階の喫茶は、これまで訪れた美術館のカフェの中で、一番良い。正直、あまり、焼き物に関心はないが、この美術館自体が、好きで、今回、再訪した。(出典:Googleマップ クチコミ)

 

(ガイドが)九谷焼発祥から現代の作家までに至る経過を作品を観ながら丁寧に解説してくれた。解説があるのと無いのではそこに飾られている作品の素晴らしさの価値が全く違う物となる事を感じた。こちらの時間の都合に合わせて解説してくれるので是非、ガイドをおねがいしたほうがよいとおもう。(出典:じゃらん

 

バスでやってきた団体客に混じってガイドの説明聞かせてもらいましたが、良かったです。名前は存じませんが、白髪短髪の男性、皆んなを楽しませてくれるサービス精神満載、勿論知識も豊富。次行ったら、お願いしようと。(出典:Tripadvisor

 

事前予約で無料ガイド申込可。1時間でお願いしたが、かなりタイトだったよう。1時間半~2時間はあった方が良かったと思う。説明を受けた後 自分でも見て回りたいならプラス30min。パソコンで色付け体験が出来たりと楽しめる。展示品の数はそれほど多くないが九谷焼の歴史について知ることが出来て良かった。ガイドツアーはお勧め。(出典:Googleマップ クチコミ)

 

 

 

低評価レビュー

少数ではありましたが低評価・辛口レビューがあり、

 

  • 収蔵品が少ない
  • 道路の奥にあって場所がわかりにくい
  • ショップは他施設より高価

 

という意見が複数見られました。以下、一部抜粋し紹介します。

 

所蔵品がすごく少ないです。市役所の展示スペースみたい。あれで500円はちょっと・・・ってかんじです。古九谷と赤絵金爛はすばらしかったです。(出典:Tripadvisor

 

建物や庭だけが立派で、二階はショップと喫茶室でした。いくつか優れたものもありますが、ほかでも九谷の名品をたくさん展示しているところはありますので、正直、がっかりしました。(出典:Tripadvisor

 

公園は趣ありますが,美術館は市内にあり普通の美術館です。(出典:Tripadvisor

 

ただ単に展示してあるだけ。素人には何が良いのか分かるように説明して欲しい。(出典:Googleマップ クチコミ)

 

また、ボランティアガイドについては好評の声が大多数でしたが、「持論の押しつけに感じた」「時間がないのに話を止めてくれない」といった意見も見られました。ガイドさんによるのでしょうね。

 

 

 

  アクセス

 

 

〒922-0861 石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13

  • JR大聖寺駅から徒歩で8分
  • JR加賀温泉駅から、加賀周遊バス「キャン・バス」海まわり線で18分
  • 加賀ICから車で10分
  • 小松空港から車で30分
場所は加賀市立中央図書館の奥です。建物が道路に面しておらず、わかりにくいので注意!
 
「ディスカウントドラッグコスモス」の向かいから入ります。
 
石川県九谷焼美術館
公園の樹木と馴染みまくった、この地味めな建物が美術館です。

タクシー代はかなり高いです。片山津温泉からここまで片道4,000円でした(8~9km)

片山津温泉からJR加賀温泉駅までタクシーに乗って、そこからJR大聖寺駅まで電車移動した方がよかったかも(電車1時間に1本だけど)
 
 

 

  開館時間・入館料・ガイドの予約方法

 

こちらをご確認ください右矢印石川県九谷焼美術館公式サイト

  • 高齢者(75歳以上)は半額になります。証明書の提示を求められました(運転免許・保険証など)
  • JAF会員は割引がありますので会員証をお忘れなく
  • 3つの施設が見られる「加賀温泉郷パスポート」がお得です!

 

 

  私の訪問レポート

 

石川県九谷焼美術館

朝9時半頃に到着しました

コインロッカー(100円が使用後に戻ってくる)に荷物を預けて、見学開始~

 

 

1階

順路の最初にある回廊には、九谷焼と大聖寺の歴史を紹介するパネルが展示されています。

石川県九谷焼美術館
椅子のグリーンが九谷焼の青手に似てステキ

展示室は3つに分かれており・・・

最初の「青手の間」では、主に緑・紫・紺青・黄の4色で独自の世界を築いた「青手古九谷」、そして青手の伝統を受け継いだ再興九谷「吉田屋窯」「松山窯」などの名品が紹介されています。

石川県九谷焼美術館
古九谷「山水家屋図青海波文平鉢」江戸前期

石川県九谷焼美術館
吉田屋窯「木瓜紋三具足 香炉」江戸後期

石川県九谷焼美術館
吉田屋窯「木瓜紋三具足 燭台」江戸後期

石川県九谷焼美術館
座って庭を眺められる空間に心安らぎます



2番目の「色絵・五彩の間」では、「九谷五彩」と呼ばれる赤・緑・紫・紺青・黄の色絵の具で、山水・花鳥風月・人物などのモチーフを描いた名品を、季節に合わせたしつらえで展示しています。

石川県九谷焼美術館
宮川哲爾作品

石川県九谷焼美術館
同上

石川県九谷焼美術館
特設展示 北出窯

石川県九谷焼美術館
北出不二雄「色絵瑞鳥文花瓶」昭和



3番目の「赤絵・金襴の間」は、赤絵細描の作品や金襴手の技法による作品など、赤と金を基調にした華やかな作品を紹介しています。

石川県九谷焼美術館
北出星光「鳥に松梅図平鉢」昭和

石川県九谷焼美術館
初代中村秋塘「群馬図水注」明治~大正

石川県九谷焼美術館
北出塔次郎「金襴手額面『胡砂の旅』」昭和



石川県九谷焼美術館
こちらの企画展もよかったです。子どもたちの絵が九谷焼の作品になっていました。

また、デジタルライブラリーでは、全国の美術館で所蔵する九谷焼の名品を高精細画像で見ることができます。

あとトイレも(写真は撮らなかったけど)さすが美術館という感じで素敵でした!!

 

 

2階

石川県九谷焼美術館

喫茶室 「茶房古九谷」とミュージアムショップです

石川県九谷焼美術館
九谷焼に囲まれ、庭園を望む素敵な空間

石川県九谷焼美術館
喫茶室だけの利用もできます

石川県九谷焼美術館
中国茶

石川県九谷焼美術館


石川県九谷焼美術館
泡立珈琲

石川県九谷焼美術館
九谷シェイク

 

石川県九谷焼美術館
 

右矢印茶房古九谷公式サイト

 



多くの方がレビューでも書かれていましたが、展示作品の九谷焼が美しく、また建物・庭園・カフェとの相乗効果が素晴らしかったですピンクハート

予想以上によかったので、ついつい長居してしまい、帰りは猛スピードで自転車を漕ぐハメになりましたが泣き笑い


《家族はタクシーに乗り私だけレンタサイクルで行った話》

 


美術館・博物館に行くと情報過多で疲れてしまうことも多いのですが、ここは時間と空間を味わえる場所で、小規模で作品が多すぎないのが却ってよいのかなと思いました!

(訪問日:2023年8月8日)

 

 

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