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愛染寺

 

石川県加賀市の片山津温泉にある愛染寺

小高い丘の上、温泉地を見守るようなロケーションにあり、地元の「お薬師さん」として、また縁結びのお寺として親しまれてます。

このお寺、「ハートの門」「ハートの絵馬」「ピンクのどこでもドア」などインパクトが強い!

しかし実際にゆっくり参拝してみると、心静かな時間を持つことができる素晴らしいお寺でした。

本日のブログ記事では、

 

  • 愛染寺の歴史
  • 御朱印
  • アクセス
  • 境内の見どころ(参拝レポート)

 

を紹介します。

 

 

  愛染寺の歴史

 

愛染寺

 

室町時代に金沢・兼六園近くに建立され、1649年に加賀藩5代藩主・前田綱紀が「鎮護山 愛染院」として再建し、前田家の安産祈願所となりました。

片山津に温泉街ができつつあった明治20年代中頃、湯治に訪れる人々が病気治癒を祈る「お薬師様」が求められるように。

そこで住民が「片山津に温泉を守るお薬師様が欲しい」と探し、金沢から愛染院を迎え、町の高台に「瑠璃光山 愛染寺」を建立。

 

以来、温泉の守護寺・縁結びの寺として親しまれています。

なお宗派は真言宗です。

 

参考:愛染寺公式サイト

 

 

 

  御朱印

 

愛染寺

 

初穂料300円。直書きしていただきました。

 

愛染寺

瑠璃光殿と書かれています。
 

ご住職様が直書きされている間、護摩堂を見学したのがすごーくよかったですニコニコ

 

 

 

  アクセス

 

 

〒922-0412 石川県加賀市片山津温泉11-3-5

  • JR「加賀温泉駅」下車、バスまたはタクシーで約10分
  • 北陸自動車道「片山津IC」から約5分(無料駐車場あり)

右矢印公式サイトはこちら

 

愛染寺

片山津温泉の中心「3区通り」沿いに、看板が出ています

愛染寺
細い坂道をのぼっていくと・・・

愛染寺
急な階段(バリアフリー仕様の手すり付き)

愛染寺
左側に駐車場へのスロープあり(こちらを歩いてのぼった方が、階段よりラクでした)

愛染寺
階段をのぼると猪目門(ハートの門)に到着!

 

 

  境内の見どころ(参拝レポート)

 

愛染寺境内の見どころを紹介していきます。

 

 

 

猪目門(ハートの門)

愛染寺

2021年7月に完成した猪目門(いのめもん)

猪目とは古来からあるハート型の文様で(イノシシの目を図案化したという説あり)、魔除け・招福の意味があるとして、寺社仏閣等の建築に用いられています。

愛染寺
境内側から、ハートの中に片山津のまちと柴山潟が望むことができます

 

 

 

どこでも幸せドア

猪目門から入って左側に、ピンクの「どこでも幸せドア」があります。

愛染寺
2022年3月に設置されました。

愛染寺
ドアを開けると素晴らしい眺望が!

霊峰・白山が見えると最高ですね(天気がよくて寒い日がいいらしいです)

ドアの周囲は桜の木が植えられているので、3~4月の桜シーズンも素晴らしい写真が撮れそうです。

 

愛染寺

ちなみに下から見るとこんな感じ・・・

 

 

 

愛染明王と幸せを招く鐘

愛染寺

猪目門をくぐって本堂に向かうと・・・

愛染寺
右側に円筒型の護摩堂があり・・・

 

愛染寺

その前面に「愛染明王と幸せを招く鐘」があります。

これも「どこでも幸せドア」と同じく2022年3月に設置されました。

愛染寺
この色とりどりの鐘を専用の仏具で衝くと、幸せを招くそうです。

(鐘を衝くときはご住職にご依頼ください)

 

 

本堂

愛染寺

1969年(昭和44年)に建てられた本堂。

愛染寺


愛染寺
正面にはお前立ち(秘仏である御本尊の身代わり)の薬師如来像が祀られています

愛染寺の御本尊「薬師瑠璃光如来」は秘仏とされ、33年に1回だけご開帳されます。

前回のご開帳は2003年だったので、次回は2036年になります・・・私何歳だろ滝汗

本堂には、薬師如来の他にもたくさんの仏様が祀られています。

右矢印愛染寺公式サイト|愛染寺のご本尊と仏さま

 

 

 

ハートの絵馬

愛染寺

本堂の前にズラリと掛けられたハートの絵馬

愛染寺
いったい幾つのハートが並んでいるのでしょう・・・
 

ハート型の部分がはめ込み式になっていて、実用新案登録されているそうです。

 

 

 

護摩堂

愛染寺

円筒形のモダンな建築

中には、移転前の金沢にあった「愛染院」のご本尊・愛染明王像が安置されています。

椅子席・スロープ・エレベーターなどを配し、2002年には石川県バリアフリー社会推進施設部門最優秀賞を受賞したそうです。

護摩堂の建物は、直線と曲線、和と洋が調和し、ステンドグラスと仏像が共存する美しい空間(下記公式サイトに写真あり)。ぜひ参拝されてみてください

右矢印愛染寺公式サイト|護摩堂について

 

 

 

観音像

愛染寺

 

 

 

西国三十三所霊場

愛染寺

 

 

 

片山津開湯の祖・近藤重人幸即記念碑

愛染寺

 

明治初期に片山津温泉の埋立工事に尽力した旧金沢藩士・近藤重人幸即の記念碑。

彫刻家・山下晴子氏の黒鉛(グラファイト)による作品で、片山津のお湯の力で石が持ち上がっているイメージを力強く表現しています。



このお寺の門を最初にくぐったとき、「ハート三昧とどこでもドアでインスタ映えを狙ってる?」くらいにしか思わなかったのですが、本堂と護摩堂で手を合わせ、境内をゆっくり参拝すると、印象が一変しました。

 

愛染寺

素晴らしいお寺と思いますので、加賀を訪問された折には、ぜひご参拝くださいニコニコ

 

(参拝日:2023年8月6日)

 

 

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