東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ -173ページ目

フィーデンワックスでのお手入れ方法

アンティーク家具は、乾燥から守るために、表面に保護コートを施し、天然のオイルを浸透させるほうがいつまでも美しくご使用いただけます。


普段のお手入れは、木綿の布で乾拭きをしていただき、1~2か月に一度、フィーデンワックスで磨くと、艶がよみがえり、ひび割れなどの予防にもなります。

特に湿度の変化が激しい季節の前(梅雨の前:5月頃及び冬の前:11月頃)に

ご使用いただくと、湿度の変化から木を守る保護膜の役割を果たしてくれます。


今日は、当店で販売しているフィーデンワックス を使った簡単なお手入れ法をご紹介いたします。


パンカーダのブログ 【お手入れ前】


木綿などの自然素材の柔らかい布に、フィーデンワックスを500円玉位の量、垂らします。


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全体にむらなく、伸ばしていきます。


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全体の状態を見て、しっとりした感じが出るまで、少量ずつ足しながら、木部表面にのばし、20分ほど放置します。


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仕上げに余分なフィーデンワックスをふき取り、きれいな柔らかい布で艶が増すまで、磨きます。


パンカーダのブログ 【お手入れ後】

自然な艶感が出て、天然木の風合いがよみがえります。

塗装の色があせていたり、乾いて見えるときにもお使いいただくとよいようです。

ぜひ、試してみてください。


アンティークの家具はいままで経てきた風合いをお楽しみいただけるのはもちろん、

お手入れ次第で、これから更に深みのある表情を持つ可能性がございます。


家具の歴史の中に、貴方のお手入れを刻んでいっていただければ、

次の世代に残す財産の一つとなるのではないでしょうか?



フィーデンワックス

当店では、手軽にご自分でお手入れできるように、フィーデンワックスをご用意しております。


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樹木は生きている間、自然に潤いを保っていますが、切り出された木材は何もしないと乾燥が進んでしまいます。

家具などの木製品は、乾燥・劣化から守るために、表面に保護コートを残しながら、天然のオイルを浸透させたほうが永く美しくご使用いただけます。


当店で扱っているフィーデンワックスは、ビーズワックス(蜜ろう)、カルナバワックス、オレンジオイルを配合しています。

アンティーク家具にご使用いただきますと、木部塗装面の乾燥と劣化を防止し、艶を出し、木目の美しさを高め、やさしい光沢を残します。


やわらかいジェル状で伸びが良く、細やかな凸凹面にもむらなく塗布できます。

また、柑橘系の香りなので、匂いも気にならず、ご使用いただけます。


フィーデンワックスは月1回程度、また、塗装が色あせたり乾いてみえるときには、いつでもお使いいただけます。天然木の木目の美しさと深みを高め、乾燥やひび割れを防ぎ、アンティーク家具の古艶を形成する効果もありますので、ぜひお試しください。


価格など詳細はこちら  からご覧ください。

東京都 U様 ファイヤースクリーン納品

先日納品にお伺いしたU様宅。
今回はファイヤースクリーン 納品の様子をご紹介させていただきます。

階段を上った2階の廊下、コーナー部分に置いていただきました。
もちろん、折り畳み式のファイヤースクリーンはそのコーナーにぴったり。
このようなスペースは日頃見落としがちですが、
実はお誂えむきのディスプレイコーナーです。

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後日、U様から「アートフラワーのフレームを合わせてみました。」
という画像をいただきました。
フレームはくすんだゴールドのイーゼルに立てかけられ、
ファイヤースクリーンをバックに、更に印象深い空間に。


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これからも季節やご家族のイベントなど、
機会がある度に美しく演出していただけることでしょう。

実はU様はお茶をたしなまれ、今回納品のスクリーンは
椅子でのお茶席に活用できないか、ご検討中だそうです。

そう、折り畳んで気軽に持ち運べるのも、このファイヤースクリーンの魅力。

ディスプレイとしての演出はもちろん、見事な発想の転換で
ファイヤースクリーンを屏風として実用的にとらえてみる、
いつもながらU様の感性の豊かさに驚くばかりでした・・・。

その感性を是非今後とも、私共にご教授いただければ、と思います。

本当に有難うございました。












ドレッサー


ドレッサー(dresser)とは、イギリスでは食器棚のことをいいます。

ちなみに、アメリカでは化粧箪笥や鏡台のことを指します。


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日本では鏡台をドレッサーと呼ぶので、

当店でもカテゴリ分けでは鏡台のことを「ドレッサー」と呼んでいます。




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イギリスにおけるドレッサーは、中世では本棚に似た構造で、

食料品をおくための棚でした。


16世紀末までにイギリスでは、様々な家具が登場します。

その一つが両開きの扉がついた食料品用カップボードでした。



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装飾は寝台の家具様式との統一感を持たせるために、

球根形(Bulbous form)やカップ&カバー型の挽き物

(Cup&cover turning)が脚部や両端に施されたものもあります。



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多くはスピンドル(Spindle)の挽物細工の装飾がある扉がついたものものでした。


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これらの棚は目の高さにあわせるため、他の食器棚を台にしたり、

4本の挽物脚で、引き出しが1本位着いている台の上におかれていました。

これらのスタンド式カップボードは種類がとても多かったようです。


エリザベス期には、イタリアやフランス風曲線や葉飾りの中央で、

バッカスのトルソーに支えられた歩哨や守護天使が

困った表情で乗っているものも作られました。


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さらに時代を経て、シフォニア(Chiffonier)とサイドボード(Sideboard)が融合し、

カップボード(Cupboard)になり、いろいろな上部構造を持ったものができました。



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様式にもよりますが、シェルフ(Shelf)、ブラケット(Brancket:張り出し台)、

小さなカップボード、大きく張り出したコーニス(Cornice)、

真ん中に1枚あるいは何枚かのサイドミラー(Sidemirror)がついたものなど、

様々な意匠があったようです。


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ドレッサー、カップボード、サイドボード、シフォニア・・・

呼び名もあいまいな場合が多く、用途に応じて、

ご自分だけのアンティーク家具を探すのがよいのかもしれません。

東京都 U様 ミラー納品

残暑厳しい夏の午後、先日ミラーをお買い上げいただいたU様宅へ
納品にお伺い致しました。

都内の駅近くの一戸建て。間口はさほど広くはありませんが、
一歩玄関から脚を踏み入れると、そこにはU様のセンスで趣味良くまとめられた、
驚くほど奥行きある空間が広がっていました。

今回お求めいただいたミラーは、ベッドルームの隣、ウォークインクローゼットの
出入り口付近の袖壁にお掛けいただきました。


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ベッドのフレームは気品ある真鍮仕上げ。
窓廻りはシンプルなブラインドと、印象的なワインレッドのカーテンで揃えられた
機能的で雰囲気あるプライベート空間です。

そんななかに、ゴールド色のフレームを持つアンティーク・ミラーはまさにぴったり。
ちょうど誂えたかのような空間にすっぽりと納まりました。


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毎朝、ご主人さまが身支度を整えられるのにご使用になられるとのこと。
いままではもう少しこぶりなミラーだったそうですが、これからは
脚の半ばまで写り、全身のコーディネート・チェックにも役立てていただけそうです。

お家全体のインテリア・コーディネートの見事さももちろんですが、
機能性や寸法などもしっかりと考えられ、なおかつご主人さまへの
お心遣いも忘れないU様。
そんなU様の日々の暮らしを素敵にするお手伝いを、
少しでもさせていただけたことはスタッフ一同とても光栄に思います。
有難うございました。


都立大学駅からパンカーダまで


パンカーダは、東急東横線の都立大学駅から、徒歩3分ほどのところにあります。

初めて都立大学駅を降り、ご来店いただくお客様のために、都立大学駅からの行き方をご説明したいと思います。


東急東横線を都立大学駅で下り、ホームの端にある、階段、エレベーターで改札口へ。


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改札口を出ますと、正面に高架下の東急ストアがございます。


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信号を渡って、東急ストアの前に行き、左折していただくと、10mほどのところにサンドラックがあります。



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サンドラックを右手にそのまままっすぐ進んでいただくと、目黒通りとの交差点に着き、正面に三菱東京UFJ銀行が見えますので、信号を渡っていただきます。


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三菱東京UFJ銀行側へ渡り、目黒通りを右手に進んで下さい。


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クオール薬局、バス停、ジョナサンを通り過ぎます。


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しばらく道なりに進んでいただくと、歩道橋が見えてきます。


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歩道橋の横、左手に日産レンタカーが見えてきますので、目黒通りから、その前の道を平行に進んで下さい。


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現在、工事現場となっているところの前を行きすぎると、パンカーダのあるマンションが見えてきます。


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東急東横線の線路手前、パンカーダに到着です!

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皆様のご来店を心よりお待ちしております。

古艶(patina)とは?

アンティーク家具を表現するときによく使われる言葉で、

古艶(patina)という用語が使われます。


patinaとは、ラテン語で「古さの持つ味わい」、

「時を経て刻まれた風合い」を意味します。


また、コンサイス・オックスフォード辞典では「古いブロンズの表面に

あらわれる緑青色の外被、もしくは木工工芸品に現れる、

年月により作り出される自然の光沢、特にその味わいゆえに装飾として

尊重されるもの」となっています。


ワックスのかかった生地木材は、長年こすったり、磨いたりされることで

深みや芳醇さ、色の柔らか味が増し、ブロンズのような艶が作り出されます。

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木材は自然の酸化とともに、摩擦やワックスがけが加えられることで、

表面に釉薬のような皮膜がつくりだされ、内部を密封すると同時に

表面が硬くなります。


アンティーク家具には、当時の空気や水分がそのままに保存され、

それに太陽光線が加わり、色合いに変化がおき、色彩は落ち着きが出て、

中庸の茶色から小麦色を経て、最も魅力的な灰色がかった黄金色に変化しています。



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古艶は木材によっても異なり、オーク材は、はじめは「鈍い中庸のグレー」、

それが「豊かな艶を伴った深みのある茶」に変化します。



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ウォールナット材は、「落ち着きのある黄色」がすばらしい深みを持った

「やわらかみのあるキャンディー色」に、そして「灰色がかった黄金色」へ変わります。


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永い年月が創りだす、すばらしい質感は、アンティーク家具ならではのもの。

ぜひその深い味わいを、インテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

ビューロー

ビューローとは、引き出し付き書台(書記用机)のことで、

エスクリトワール(escritoire)、ライティング・デスク(writing desk)、

セクレテール(secretaire)など、呼び方もタイプも様々です。




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【writing bureau】


イギリスでは、王政復古期(1660-1685)初めに、

様々なタイプの家具が登場します。


その一つがライティング・ビューロー。


記録によるとビューローは、17世紀中期以前にはイギリスにおいても

少なかったようですが、王政復古後、多数製作されるようになったようです。


ビューローの原形は聖書保管用の箱(bible box)などともいわれますが、

定かではありません。


パンカーダのブログ 【desk on table】



テーブルの上で使用したオーク製の箱から、立脚型の独立した家具・

キャビネットオンスタンド(cabinet on stand)、次に板が傾斜し、

書類分類箱と引き出しが付いた折りたたみ蓋つき書き机(エスクリトワール)、

さらに、傾斜があり、蝶番(stay)が付いたたれ板(flap)の内部に

文房具入れの小さな仕切り部分があり、その下方に引き出し可能な板

(sliding panel)がついた形に発展しました。



パンカーダのブログ 【cabinet on stand】


17世紀後期までにオーク製の箱の置台の部分が1組の引き出しに変わり、

18世紀初期になると、もともと別だった箱と置台が一つになります。

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そして、ビューローやビューローキャビネット(bureau cabinet)には、

机の下の膝が入るスペースの両側に、縦に小さな引き出しが付いた

構造のものが出てきます。


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その後、前面の机の部分を上げ下げする構造が登場し、

膝を入れるスペースが必要なくなり、ビューローの下部は引き出し

(chest of drawers)が付くようになりました。


広く使えるように半分に折りたたんだ拡張板(leaf)がついたり、

小引き出しや書類を入れるピジョンホール(pigeon hall)がつくなど、

機能的にも充実し、ビューローオンスタンド(bureau on stand)と呼ばれる、

現在のビューローと機能・形状も近いものとなりました。


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エスクリトワールやセクレテール(上げ蓋式書き物机)は19世紀にはいっても

人気のある商品だったようです。



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材質も初期はオーク材、その後、ウォールナット材、マホガニー材など

様々な木材が使用されるようになります。


また、ビューローの上部にブックケースがのったビューローブックケース

(bureau bookcase)や、両脇にブックケースが付いたサイドバイサイド

(side by side)など、様々なタイプのビューローが登場します。



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【bureau bookcase】


パンカーダのブログ 【side by side】


当店でも様々なタイプのビューローをご紹介中です。


自分だけのお気に入りビューローをセレクトしてみてはいかがでしょうか。

新入荷! スツール

今回ご紹介したいのは、美しい木目の無垢オーク材を使用している、古艶(Patina)が素晴らしいスツールです。
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天板の縁と脚に入った、曲線を生かした彫りに手仕事のあたたかさを感じます。


透かし彫りというにはあまりにもシンプルでかわいらしい座面中央の彫りは、手を入れると持ち運びに大変便利、デザイン性と実用性を兼ね備えています。


場所を取らず、どこにでもおいておくことができるので、冷蔵庫の前の荷物台、キッチンチェア、フラワースタンド、踏み台、玄関の靴を履くためのイスなどなど、お客様のアイデアによって、様々なシーンでご利用いただけます。


朴訥とした佇まいが、どんな場所でも存在感を発揮して、お部屋の雰囲気をグレードアップさせてくれるのではないでしょうか。


こちらはホームページ でもご覧いただけますが、ぜひ店頭にて、古艶の味わいをご確認ください。

バルーンバックサロンチェア

今回ご紹介したいのは、華麗なフォルムのサロンチェアです。

こちらも先日、売約済みとなってしまいましたが、ローズウッドの無垢材を贅沢に使用した素晴らしいお品だったので、ご紹介しておきたいと思います。


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ローズウッドは、削るとチョコレートのような甘い香りを放つ、現代では手に入りにくい貴重な材。

虫食いも許さない堅牢さをあわせ持っています。


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デザインは1800年代半ば、ヴィクトリア中期に生まれたバルーンバックスタイル。


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脚部や背部には立体的なカーヴィング(彫刻)が施され、優美さの中に職人の手のぬくもりが感じられる逸品です。