2010-08-25 10:49:03

ビューロー

テーマ:アイテム解説

ビューローとは、引き出し付き書台(書記用机)のことで、

エスクリトワール(escritoire)、ライティング・デスク(writing desk)、

セクレテール(secretaire)など、呼び方もタイプも様々です。




パンカーダのブログ

【writing bureau】


イギリスでは、王政復古期(1660-1685)初めに、

様々なタイプの家具が登場します。


その一つがライティング・ビューロー。


記録によるとビューローは、17世紀中期以前にはイギリスにおいても

少なかったようですが、王政復古後、多数製作されるようになったようです。


ビューローの原形は聖書保管用の箱(bible box)などともいわれますが、

定かではありません。


パンカーダのブログ 【desk on table】



テーブルの上で使用したオーク製の箱から、立脚型の独立した家具・

キャビネットオンスタンド(cabinet on stand)、次に板が傾斜し、

書類分類箱と引き出しが付いた折りたたみ蓋つき書き机(エスクリトワール)、

さらに、傾斜があり、蝶番(stay)が付いたたれ板(flap)の内部に

文房具入れの小さな仕切り部分があり、その下方に引き出し可能な板

(sliding panel)がついた形に発展しました。



パンカーダのブログ 【cabinet on stand】


17世紀後期までにオーク製の箱の置台の部分が1組の引き出しに変わり、

18世紀初期になると、もともと別だった箱と置台が一つになります。

パンカーダのブログ


そして、ビューローやビューローキャビネット(bureau cabinet)には、

机の下の膝が入るスペースの両側に、縦に小さな引き出しが付いた

構造のものが出てきます。


パンカーダのブログ



その後、前面の机の部分を上げ下げする構造が登場し、

膝を入れるスペースが必要なくなり、ビューローの下部は引き出し

(chest of drawers)が付くようになりました。


広く使えるように半分に折りたたんだ拡張板(leaf)がついたり、

小引き出しや書類を入れるピジョンホール(pigeon hall)がつくなど、

機能的にも充実し、ビューローオンスタンド(bureau on stand)と呼ばれる、

現在のビューローと機能・形状も近いものとなりました。


パンカーダのブログ



エスクリトワールやセクレテール(上げ蓋式書き物机)は19世紀にはいっても

人気のある商品だったようです。



パンカーダのブログ


材質も初期はオーク材、その後、ウォールナット材、マホガニー材など

様々な木材が使用されるようになります。


また、ビューローの上部にブックケースがのったビューローブックケース

(bureau bookcase)や、両脇にブックケースが付いたサイドバイサイド

(side by side)など、様々なタイプのビューローが登場します。



パンカーダのブログ

【bureau bookcase】


パンカーダのブログ 【side by side】


当店でも様々なタイプのビューローをご紹介中です。


自分だけのお気に入りビューローをセレクトしてみてはいかがでしょうか。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

東京の高級アンティーク家具店パンカーダさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

コメント投稿