ドレッサー | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ
2010-08-29 10:58:53

ドレッサー

テーマ:アイテム解説


ドレッサー(dresser)とは、イギリスでは食器棚のことをいいます。

ちなみに、アメリカでは化粧箪笥や鏡台のことを指します。


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日本では鏡台をドレッサーと呼ぶので、

当店でもカテゴリ分けでは鏡台のことを「ドレッサー」と呼んでいます。




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イギリスにおけるドレッサーは、中世では本棚に似た構造で、

食料品をおくための棚でした。


16世紀末までにイギリスでは、様々な家具が登場します。

その一つが両開きの扉がついた食料品用カップボードでした。



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装飾は寝台の家具様式との統一感を持たせるために、

球根形(Bulbous form)やカップ&カバー型の挽き物

(Cup&cover turning)が脚部や両端に施されたものもあります。



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多くはスピンドル(Spindle)の挽物細工の装飾がある扉がついたものものでした。


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これらの棚は目の高さにあわせるため、他の食器棚を台にしたり、

4本の挽物脚で、引き出しが1本位着いている台の上におかれていました。

これらのスタンド式カップボードは種類がとても多かったようです。


エリザベス期には、イタリアやフランス風曲線や葉飾りの中央で、

バッカスのトルソーに支えられた歩哨や守護天使が

困った表情で乗っているものも作られました。


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さらに時代を経て、シフォニア(Chiffonier)とサイドボード(Sideboard)が融合し、

カップボード(Cupboard)になり、いろいろな上部構造を持ったものができました。



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様式にもよりますが、シェルフ(Shelf)、ブラケット(Brancket:張り出し台)、

小さなカップボード、大きく張り出したコーニス(Cornice)、

真ん中に1枚あるいは何枚かのサイドミラー(Sidemirror)がついたものなど、

様々な意匠があったようです。


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ドレッサー、カップボード、サイドボード、シフォニア・・・

呼び名もあいまいな場合が多く、用途に応じて、

ご自分だけのアンティーク家具を探すのがよいのかもしれません。

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