あぁ憧れのアンコール
朝6時。外に出ると、ホテルの前には運転手の通称マリオ、
ラディットさんがすでに待っていた。
今日1日はトゥクトゥクを借り切って遺跡を観てまわる。
料金は1人10ドルの合計20ドルだ。
さっそくトゥクトゥクに乗り込み、
まだ空が薄暗い中を遺跡へ向かって走る。
コントロールゲートで入場パスをチェックされ、さらに奥へ。
遺跡は朝5:30から開いているそうだ。
水が貯められた堀の周りをぐるっと周ると、
アンコールワットの入り口に到着。
前日にチラッと見た時と比べると、
アンコールワットは朝日を背に受け、神々しさが増していた。
寺院内は、まだ早いせいか観光客は少なく、快適に観てまわることができた。
随所に施された彫刻がすばらしい。
そしてそのどれもが繊細に表現されていた。
東西南北四方を囲む回廊には長大な壁画が彫られており、
中でも特に乳海攪拌図が見ものだった。
修復工事中で半分ほどしか見れなかったのがとても残念。
また、遺跡中央の5基の塔へ続く階段も修復中のためか登ることができなかった。
せっかく冒険気分を味わいたかったのにこれまた残念。
内部の仏像に猿が線香をあげていた
アンコールワットはとても広大だ。2時間ほど歩き回るとかなり疲れた。
ワットの次はアンコールトムへ。
四面顔の南大門を通り、中心部のバイヨン寺院に向かう。
バイヨンにはとにかく無数の顔が彫られており、その様子は壮観だった。
ここらあたりになると、そろそろ団体客も増えて来たようで、遺跡内は人でごった返していた。
ガイドが足を止め、遺跡についての説明をはじめると狭い通路が人で溢れ、進めなくなる。
その度に、いちいち立ち止まらなくてはならないのでイライラした。
四面顔の門を通ってトムへ向かう
ところで、遺跡内は象に乗って移動することができる。
アンコールトムへ向かう途中や中にある木のところどころには、階段がついていた。
はじめ何だろう?子供の遊び場かしら?なんて思っていたのだが、
その階段はどうやら象へ乗り降りするために設けられたものらしい。
私は象に乗るときは象をしゃがませてから、よじ登って乗るのだと勝手に想像していたので、
象は立たせたままの状態で階段を使って乗るだなんて思いもよらなかった。
妙に納得してしばらくその階段を眺めていた。
バイヨン寺院の北側には象のテラスがある。
ここには文字通り何百頭もの象の彫刻が彫られており、
象好きにはたまらないスポットとなっている。
これを造らせた王様も象が大好きだったに違いない。
遺跡をめぐる日本人観光客の連れていた現地ガイドが「象の像ですね」
なんていうダジャレを言って失笑をかっていたのが、印象的だった。
テラスの階段横。石を積み上げる方法でも鼻が見事に再現されている
アンコールトムを後にすると、途中トマノンやチャウサイテボダ等の遺跡に寄りつつ、
タケオに向かった。タケオと書くと日本人の名前みたいなので、
日本の武雄という僧侶が見つけたか何かしたのかしら。。。
と勝手に想像を膨らませていたのだが、まったく関係がなかった。
因みにシェムリアプにはタケオゲストハウスという宿があるが、
これも武雄さんとはまったく関係がないのだろう。
日本人が多い宿という事で、てっきりオーナーの名前が武雄なんだと思っていたのだけど。。
タ・ケオというこの寺院は彫刻こそあまり見当たらないが、恐ろしく高く、
しかもとても急な階段を登らないと頂上まで行けない。
一段一段、恐る恐る登り、何とか頂上まで辿り着く。
そこから見える景色は、、、、期待したほどではなかった。
だが、冒険気分は存分に味わうことができた。
帰り道。やはり恐る恐る少しづつ下っている私たちを尻目に、
観光客相手に土産物などを売っている現地の人たちやガイドは、
なんと、駆け足で登ったり下りたりしていた。
いくら慣れているとはいえこれにはビックリした。
タ・ケオの急勾配を体験した後はタ・プロームへ向かう。
この寺院は木々の侵食により石造りの建物がところどころ崩れており、
自然と人工物が融合した独特の景観が形成されていた。
私は観てないが、映画『トゥームレイダー』のロケ地だったらしい。
寺院内は思ったより入り組んでおり、迷路のようだった。
この辺りになると体力的にへとへとになってきた。
コースでは後2つほど遺跡をまわるという。
頑張れば行けなくもないが、時間も丁度12頃になっていたので昼食にすることにした。
連れて行って貰ったレストランは、
やはり観光客向けということもあり、割高だった。
お会計の時、店員は合計で8.5ドルだと言った。
あれ。確か8ドルの筈では。。。
おかしいなと思ってメニューを確認すると、やはり8ドルだった。
たった0.5ドルなのだが、私がケチって少しでも安いものを選んでいるのに、
いともあっさり料金を間違えたので、むしょうに腹が立ってきた。
大体注文を取ったときに紙に書いたくせに、なんで会計の時にそれを確認せず、
皿を見て判断するのだろうか?二度手間ではないか。ふざけやがって。
ムカムカしながらレストランを出ることとなった。
アンコール遺跡ツアーの最後は、
バンテアイケダイという寺院とスラスランという沐浴場だ。
バンテアイケダイは崩れかかっており、ところどころに木で支えがしてあった。
遺跡内を見ていると途中で雨が降ってきた。
激しい雨をしのいでいると、子供が土産物を売りに来る。
楽器みたいなものが1つ1ドルだという。いらないと言うと、
2つ1ドルになり、次第には3つ1ドル。。。おいおいどこまで下がるんだ。
まだ、お金の事を良く分かっていないらしい。
スラスランの前には土産物屋が軒を連ねていた。
売り子はなんでもかんでも「お兄さん1ドル~。安い~」と声を掛けて来る。
胡弓のような楽器1ドル。腕輪3つで1ドル。帽子1ドル。などなど。。
まるで、100円ショップのようである。
しまいには、すれ違った欧米人の一団も自分の持っていたカメラを私に見せ、
「カメラ買う?1ドル~」と言ってくる始末。
彼らもエブリシング1ドルに呆れていたようだった。
沐浴場というよりは広大な貯め池といった具合のスラスランを後にすると時刻は2時。
更に奥の方へ行くか?というマリオの問いにはノーと答えた。
正直アンコールトムを過ぎた時点で、私達は早くも遺跡に飽きていた。
追加料金を払ってまで、似たような遺跡を観にいく気には、
とてもなれなかったのである。
はじめは、2~3日用のチケットを買おうかどうか迷っていたのだが、
アンコールは私達にとっては1日で十分だった。(yo)
運転手のラディットさん。昨日はアフロだったのだが、
私たちが夕日を見ている間に散髪したらしく短髪に。その時はビックリした。
なかなかお茶目な人
夕食は近くのバーベキュー屋へ。お肉の味は甘め2.5ドル。野菜は無料
アンコールの夕日、プノンバケン
今日はプノンペンからシェムリアプへ移動する。
朝6時20分にこのホテルに連れてきてくれたおじさんのトゥクトゥクが迎えに来て、
再びレイクサイドホテルへ。6時40分ぐらいに到着。
レイクサイドホテルはツアー会社も兼ねているらしく、
プノンペンに着いた日に「いつでも7時位にくれば、バスに乗せてあげる。」と言っていたので、
バスのチケットを見せたのに「おまえらがもっと早く来ないから、8時45分のバスだよ。」
と言われた。7時に来いといったのに。
私たちは7時45分のバスには乗れるだろう、と思っていたので、
ちょっと落ち込んだが連れてきてくれたトゥクトゥクのおじさんも
「まーゆっくり朝ごはんでも食べろ。」と
メニューを持ってきてくれたので、そうすることに。
いつもブランチの私達にはこの旅初めての朝ごはんだ。
その後もシェムリアプの町の地図をみたりしてたらあっという間に時間が過ぎた。
朝の2時間は早いなー。ワゴン車でバス乗り場へ。セントラルマーケット付近だ。
指さされたバスに乗ると、とても乗り心地のよさそうなバスだ。
エアコンもすごくきいてる。そして前には液晶テレビが。座席も指定されている。
時間どうりに出発。座席は半分以上あいていた。
カンボジアのアスファルトの道路はあまりボコボコしていなくて、
バスがスムーズに走るので快適だ。
ベトナムの道路はボコボコしてるので、
寝てても頭を窓に打ちつて目が覚めたりしてたけど。
液晶テレビでは大音量でカラオケが流れだした。
カンボジアのカラオケらしく私達にはわからないので騒音でしかない。
カンボジアの人も全然興味なさそうだ。
そのあとお笑いらしきテレビが。これには隣のおばさんが大笑いしていた。
バスの中がだんだんクーラーがききすぎて寒くなってきた。
私はパーカーを取り出して着るが、それでも寒いのでブランケットも取り出してかぶる。
隣をみるとヨウヘイもDSをしながら震えている。
欧米人もパーカーやブランケットをかぶっていたが、
カンボジアの人達は半そでで平気そうだ。暑がりなのか?
バスの休憩中にカエルを食す。1個1000リエル(約0.25ドル)だったが、
別の売り子は500リエルと言っていた。ふっかけられたか。。。
寒さに耐えて5時間後に3:30頃に到着。
バス降り場にはWELCOMEとヨウヘイの名前を書いた紙をもったお兄さんがたっていた。
二人で顔を見合わせて笑う。
朝、トゥクトゥクのおじさんにいいホテルを紹介してあげるから、
名前を教えてくれと言われて、教えていたのだ。
その人は私達の荷物を素早くバスから降ろして、運んでくれた。
英語ペラペラのカンボジアの人でジョークもとばすナイスガイだ。
「ウェルカムトゥシェムリアプ!」と握手とともにアメリカ風の歓迎を受けた。
トゥクトゥクに乗ってホテルへ。お兄さんはバイクでついてくる。
バスターミナルからホテルまでは無料送迎で、
気に入ったホテルが見つかるまで、乗り続けても良いということだったが、
始めに連れて行ってもらったホテルがとても綺麗。
窓も二つあって気持ちの良い部屋だったので、即決めした。
値段は10ドルだ。部屋の名前はハネムーンだと言われて、
私達にぴったりだねーと二人で盛り上がっていたら、、HONEYMOONだった。おしい!
部屋を決めた後、ナイスガイに今日これからアンコール遺跡に、
サンセットを見に行かないか?と聞かれた。
今日の夕方、明日の分のアンコール遺跡のチケットを買えば、今日は無料で中に入れるらしい。
トゥクトゥクで1人3ドル。
トゥクトゥクのおじさんはどうやらこのお兄さんのお兄ちゃんらしい。
丸顔の優しそうなおじさんだ。マリオに似てる。
今日は天気も良いので連れて行ってもらうことにした。
アンコール遺跡群へは道の途中のコントロールゲートでチケットを買わなければならない。
ワンデイパスは1人20ドル。その場で写真付きのパスが発行される
サンセットにはプノンバケンがオススメらしいので、そこに行く。
プノンバケンに行く道でアンコールワットが見えた。
思っていた以上に綺麗だ。明日、中に入るのが楽しみ。
色々な景色に目を奪われていたらあっと言う間にプノンバケンのふもとに。
山頂までは観光客で長い列ができていた。20分ほどで山頂に着く。
頂上にプノンバケンの祠があるのだが、そこに上る階段がすごく急だ。
階段の幅は狭いところで10センチほどか。
結構高さがあるので、すべり落ちたら間違いなく大怪我する。みんな慎重に上っていく。
頂上に上ると見晴らしが良い。ヨウヘイは色々動き回って景色を写真で取りまくっている。
遠くにアンコールワットが見える
プノンバケンの祭壇
しかし、凄い人だ。
いつもは欧米人が多いがここはアジア系の人たちが多い。
日本人、中国人、韓国人のツアー客が大勢いた。
もちろん欧米人も。色んな国の人々が同じ場所から夕日を眺めるなんて平和だ。
それにしても、みんな本当に写真を撮るのが好きみたいだ。
一人ひとりポーズをきめて順番に撮って行く。パシャパシャと。夕日を見んかい!
穏やかな雰囲気の中、ゆっくりと色を変えながら日が落ちていく。今日の夕日は綺麗なまん丸だ。
日が落ちると辺りがすぐに暗くなりだしたので、みんなゾロゾロと階段を下り始めた。
私達も慎重に下りる。急な階段は下りるのが一番怖い。しかも砂が付いていて滑りやすい。
ゆっくり下りていたら、前でヨウヘイが滑ってこけそうになった。
日本語がしゃべれるカンボジアのガイドに「すべるから、きをつけて」
日本人のおばちゃんにも「あぶないあぶない」と言われていた。
ここでヨウヘイがもし落ちたら10人くらいは巻き込んで、
大怪我するだろう。おぉーこわっ。
プノンバケンを後にして、今日はクメール料理のお店へ。
マリオオススメのお店、クメールレストランに連れて行ってもらった。
なかなか安くて美味しかった。
明日は6時からアンコール遺跡にいく約束をマリオとしたので、きょうは早く就寝した。(yu)
キリングフィールド
朝食兼お昼食を食べながら悩んでいた。
今日はキリングフィールドに行くか、それとも王宮に行くか。
カンボジアの暗い歴史。
ポルポトがたくさんの人々を処刑した場所であるキリングフィールドへは、
市内からトゥクトゥクで12ドルほどだという。
それに入場料が1人2ドルの計16ドル。
おかず1皿2000リエル(約0.5ドル)のご飯500リエル(約0.13ドル)
かたや豪華なカンボジア王宮の入場料は1人6.5ドルの合わせて13ドル。
カメラを持ち込むにはプラス2ドルかかるらしい。
どちらもなかなかの値段だ。。
とりあえずホテルの近くの旅行会社に行ってみることにした。
キリングフィールドへは団体ツアーバスも出ているらしく、
そちらの方が随分安くつきそうだったからだ。
ツーリズムと書いてあるその店は店というより、
チケットブースといったかんじだった。
無人だったがどうやら奥のインターネット屋が営業しているらしく、
客が来ると店の前にいた女性がつかつかとそのブースの前にやってきた。
キリングフィールドに行くツアーバスはあるか?と尋ねたが、
その女性は意味が分からなかったらしく、
「アイドントアンダースタンドワットユーセイ」と言われた。
どうやらここは長距離バスのチケット売り場らしい。
もういちど「キリングフィールドに行きたいです」と言うと、
「この人たち、キリングフィールドに行きたいんだって~」
みたいなことを言ったかどうか分からないが、
店の前に停まっていたトゥクトゥクの兄ちゃんを呼んだ。
いやトゥクトゥクじゃなくてバスなんですけど。。。
しょうがないので幾らだ?と尋ねると往復15ドルだといってきた。
やっぱり高いので話しにならない。
じゃぁいいやと言うと、幾らがいいんだと食い下がってきた。
5ドル。と言うと、さすがに安すぎるのか兄ちゃんは思わず吹き出した。
そして10ドルになった。あっさり下げてくるなぁ。
それでもやっぱり高いので、渋っているといくらだ?とまた聞いてくる。
今度は8ドルと言い返した。
そして、結局9ドルで商談成立。
兄ちゃんにキリングフィールド行きをお願いした。
トゥクトゥクは市内を南へ移動して行った。
いつの間にか道は未舗装道路になり、まわりには田畑が目立ってくる。
道に舞う砂埃がときたま視界をさえぎる。
市内からおよそ30分。田舎道の先でトゥクトゥクは停まった。
キリングフィールドに着いた。
当時、市内のトゥースレン収容所からたくさんの人々が運ばれ、
棍棒で処刑されて行った場所は、
本当にそんな事がおこったのかというほど、のどかだった。
周囲には子供たちの遊ぶ声が聞こえてくる。
敷地内に入って一番はじめに目に飛び込んでくる塔。
中には犠牲者の無数の頭骨や着ていた衣服などが安置されている
しかし、ここで起こったことは紛れもない事実。
その事は敷地内に入ってすぐ目に飛び込んでくる塔の中に収められた、
無数の犠牲者の遺骨がしっかりと伝えている。
辺りには未だに掘り起こされていない遺体も数多いという。
地面には犠牲者の遺体で埋まっていたたくさんの穴が開いており、
いくつかの穴には水が溜まっていた。衣服が散乱しているところもあった。
ここで起こった狂気はほんの30数年前の話なのだ。
塔の前で線香を貰い、静かに犠牲者の冥福を祈った。
再びプノンペンの街に戻る。
ノロドム通りのショッピングセンターにはもうすぐケンタッキーが出来るらしい。
いたるところで工事が行われている。日系の銀行も最近出来たらしい。
街はこれからどんどん成長していくというエネルギーに満ち溢れていた。
これははじめてカンボジアに来た時にも思ったことだ。
カンボジアに来る前はポルポトの恐怖政治や内戦などの暗いイメージが先行し、
治安が悪く、まだまだ発展途上で物騒なところだろうと思っていた。
しかし、実際に訪れてみると街は活気に溢れ、人々は親切で礼儀正しく、
ベトナムよりも成長の勢いのある国だと感じた。今のカンボジアはすごくアツイ。
夕方。せっかくなので王宮へも行ってみた。といっても前を通っただけだが。
王宮前にはとても大きな広場があり、たくさんの僧侶が歩いていた。
夕日に照らされた、僧侶のオレンジ色の法衣が、とても綺麗だった。(yo)
貝1キロ10000リエル(約2.5ドル)焼き鳥1本100リエル(約0.025ドル)
丸いのはアヒルの赤ちゃんを揚げたもの。ベトナムでいうホビロンの唐揚げ版。
2~300リエル(約0.05~0.08ドル)
ワットプノンとショッピングセンターと国立博物館
プノンペン市内を観光する。
まずは市の北、ワットプノンへ。
ワットプノンはプノンペンの街の名前の由来となった、
ペン夫人の丘に建つ寺院だ。
ホテルからは歩いて30分ほどだ。
途中に立ち寄ったオールドマーケットには、
魚のフライや鳥の丸焼きなど様々なおいしそうな料理が売られていた。
カンボジアは魚料理がおいしいらしい。
試してみたかったが、持ち帰り専門だったようなのであきらめた。
トンレサップ川沿岸のこの辺りは灌漑工事をやっており、
日本も協力しているようだった。工事現場には日本の国旗のマークが付いていた。
ワットプノンは丘に建っているのだが、丘のまわりは公園になっている。
寺院に続く階段には「1人1ドル払って下さい。」という看板があった。
そばには小さな小屋があり、おばさんが手招きしている。
入場料かな?と思いそのおばさんに1人1ドル支払った。
しかし、寺院へと続く道は1つではなく、公園をぐるっとまわった反対側からは、
普通に入ることができるようだったので、必ずしも払わなくて良かったかもしれない。
丘の上の寺院には無数の仏像があり、人々がお参りにやってきていた。
寺院の裏手にあるペン夫人の像は、さすがに人気があるようで、
お参りの足が途切れることがなかった。
寺院内には様々な仏像が並ぶ
寺院裏手のペン夫人像。参拝客が後を絶たない
公園には猿がいた。この猿たちは比較的おとなしそうだったが、
女の子達が食べているランチをじーっと狙っていた。
たくさんの人たちが思い思いの時間を過ごしており、
この公園がプノンペンの人々に愛されているということが伝わってきた。
ワットプノンを後にすると、今度はセントラルマーケットまで歩いた。
セントラルマーケットはとても大きく、土産物や日用品、貴金属などなんでも揃うようだった。
1枚2ドルのTシャツと1つ1ドルのヘアバンドを買った。
何でもそろうセントラルマーケット
Tシャツはどれも1枚2ドルだった
セントラルマーケットの近くには巨大なショッピングセンターがあった。
すごく新しい建物なので最近できたのかもしれない。一際目立っていた。
中にはファストフード店もあり、若者たちのたまり場になっている。
最上階のレストランで昼食をとることにした。
付近で一番高い建物なので、プノンペンの街が見渡せて気持ちが良かった。
値段は屋台と比べるとさすがに高かった。
セントラルマーケットのすぐ近くにあるショッピングセンター。
一際目立っていた
最上階の店で街を眺めながら食事。味付けは甘辛い。
おかず一皿3.4ドル。ご飯一皿0.3ドル。やや高め
昼食を済ませた後は、国立博物館に行こうと再びホテルの方へ向かって歩き出す。
結構な距離があると思っていたが、意外に近かった。
しかし、曲がる通りを間違えて遠回りしたため余計に歩いてしまった。
国立博物館の入場料は1人3ドルだった。
喉が渇いたので入り口そばの売店でコーラを買う。
博物館内で高いのかと思ったが、ビン入りのコーラが2000リエル(約0.5ドル)と
良心的な値段だった。カンボジア人はあまりぼったくらないのだろうか。
コーラを飲み終わると、同じく休憩していた欧米人に「ライターは持ってないか?」と尋ねられた。
「タバコは吸わないので持っていない。」というと「信じられない」といった風な顔で見られた。
まるで、吸うのがあたりまえであるかのような態度だった。
すごくイライラしているようだったが、その欧米人は最後には店のおばちゃんに借りていた。
国立博物館には大小さまざまな仏像やヒンドゥー教の神々の像などが展示してあった。
日本の博物館では考えられないほど、無造作に展示してあり、なかなか見ごたえがあった。
うっかり帽子をかぶったまま入ろうとしたら、入り口で注意された。
夜は博物館の近くの地元の人で賑わうお店に行った。
ロチャという米で作った焼きそばのようなものを食べた。
食感がもちもちしていて、なかなか美味しかった。
博物館前の広場ではなにやら催し物をしているらしく、人々で賑わっていた。
帰りにちょっと覗いてみようと、ステージの方へむかっていると、
タイミング悪く終了してしまった。
次々と帰路につく人々の中で、1人の少年が声を掛けてきた。
その少年によると今日は王妃の誕生日だそうだ。その祝いのイベントが行われていたらしい。
少年は日本が好きだといった。日本語を勉強しているらしい。
なぜ日本が好きなのか聞いてみれば良かったと、あとになって思った。(yo)
夕食はロチャという米で作った焼きそばのようなもの。
麺はモチモチしていてやや甘みがある。1ドル
プノンペン宿替え
はじめプノンペンには来る予定はなかったのだが、
どうせ1泊することになるのなら、
何泊か滞在してもいいなぁと、私たちは前日のバスの中で考えていた。
予定では翌日すぐにシェムリアプに向かうことになっていたので、
バスのチケットを変更してもらわないといけない。
レイクサイドゲストハウスはバスの手配も行っているらしく、
私がそのことを伝えると、問題ないよと言った様子で、
「いつ出発したいんだ?」と聞いてきた。
3日後に出発したいと伝えた。
特に何かに記入するでもなくただ、それだけで良かった。
レセプションでの話しが終わると、
トゥクトゥクのドライバーが話しかけてきた。
「どこに行くんだ?」
私たちはしばらくチープな宿が続いていたので、
ここらで奮発していいホテルに泊まろうと思っていた。
ガイドブックに載っていたゴールデンゲートホテルが良さそうだと、
目星を付けており、そこまで移動するつもりだった。
「ゴールデンゲートホテル」と答えると、
その親父は「そのあたりは夜、強盗が出たりするから物騒だ。銃で脅されるぞ。やめとけ。」
というような事を手で銃を持つフリをしながら言った。
続けて、「王宮付近なら警備員がたくさんいて夜間も警戒しているから安全だ。ホテルのランクも同じだ」
と、別のホテルに連れてってやると言ってきた。
レイクサイドゲストハウスからそこまでトゥクトゥクで2ドルだという。
少々高いなと思っていると、宿の人は「チープチープ」と言っていた。
普通はここからセントラルマーケットまで2ドルで、
そこからさらに遠い王宮付近までだと、3ドルはかかるという。
チェックアウトを済ませ、外に出るとたくさん停まっているトゥクトゥクの親父が、
次々に声をかけて来る。ためしにセントラルマーケットまでいくらだと聞くと、
誰もが2ドルと言って来た。
これは高くないのかもしれない。
とりあえず朝食を食べるつもりだったが、すぐに引き返して宿の親父のトゥクトゥクで、
別のホテルまで連れて行ってもらうことにした。
15分ほどで到着した。
付近はホテル街になっており、何軒かのホテルが軒を連ねていた。
はじめに入ったその名もスーパースターホテルは、
窓がなく、薄暗くそんなに広くなかったが料金は15ドル。
この部屋で15ドルは高い!とお断りした。
案内してくれた中国人系の親父の態度も嫌なかんじだった。
ラストネームゲストハウスなども安くて良かったのだが、
間取りが気に入らなかったのでやめた。
ロイヤルハイネスホテルは綺麗で広く、設備も充実していた。
1泊15ドルでエアコン、バスタブ、冷蔵庫、テレビ、ホットシャワー付き。
ホテルの兄ちゃんも愛想良くかんじが良かった。
しかしランドリーサービスがなかった。
ゴールデンゲートホテルは無料でランドリーサービスを行っており、
しかも2泊以上の客には朝食が付くと言う。
随分洗濯物がたまっていた私たちは無料ランドリーサービスに強く惹かれており、
どうしても諦め切れなかったのである。
そこでトゥクトゥクの親父にもう一度、ゴールデンゲートに行ってくれと頼んだのだが、
やはりここでも「危ないからやめとけ」と止められた。
ロイヤルハイネスの兄ちゃんも口を揃えてここの方が安全だと言う。
どうしようか迷ったが、しばらく考えた後、結局ロイヤルハイネスに泊まることに決めた。
ホテルが決まったところで、トゥクトゥクの親父ミスターモンとは、
20日の朝に再び迎えに来てもらうよう約束して別れた。
「明日キリングフィールドに行くか」と誘って来たが、予定を立てていないので断った。
外に出て歩いてみると、確かに王宮はすぐそばで、立地的には非常にいいところだった。
少し離れたところにスーパーがあるので、買出しに行った。
価格は全てドル表示だった。0.5ドルはどうするのだろう?セントでも使うのか?
と思っているとレジではセントではなく、リエルで計算していた。
つまり1ドル=4000リエルなので、0.5ドルは2000リエルということだった。
カンボジアではドルの補助通貨にリエルを使っているのだ。
なかなかややこしい。
お昼ごはんはホテル近くの屋台で。
おかず一皿2000リエル(約0.5ドル)とライス500リエル(約0.1ドル)
川沿いの外国人向けレストランはかなり割高だった
ホテルでは夜、エアコンのリモコンが反応しなくなった。
何度やっても付かない。
これではエアコン付きのホテルに泊まっている意味がないではないか。
レセプションに言って直してもらうつもりだったのだが、直せないのかどうなのか、
私たちは別の部屋に移ることとなった。(yo)























