キリングフィールド
朝食兼お昼食を食べながら悩んでいた。
今日はキリングフィールドに行くか、それとも王宮に行くか。
カンボジアの暗い歴史。
ポルポトがたくさんの人々を処刑した場所であるキリングフィールドへは、
市内からトゥクトゥクで12ドルほどだという。
それに入場料が1人2ドルの計16ドル。
おかず1皿2000リエル(約0.5ドル)のご飯500リエル(約0.13ドル)
かたや豪華なカンボジア王宮の入場料は1人6.5ドルの合わせて13ドル。
カメラを持ち込むにはプラス2ドルかかるらしい。
どちらもなかなかの値段だ。。
とりあえずホテルの近くの旅行会社に行ってみることにした。
キリングフィールドへは団体ツアーバスも出ているらしく、
そちらの方が随分安くつきそうだったからだ。
ツーリズムと書いてあるその店は店というより、
チケットブースといったかんじだった。
無人だったがどうやら奥のインターネット屋が営業しているらしく、
客が来ると店の前にいた女性がつかつかとそのブースの前にやってきた。
キリングフィールドに行くツアーバスはあるか?と尋ねたが、
その女性は意味が分からなかったらしく、
「アイドントアンダースタンドワットユーセイ」と言われた。
どうやらここは長距離バスのチケット売り場らしい。
もういちど「キリングフィールドに行きたいです」と言うと、
「この人たち、キリングフィールドに行きたいんだって~」
みたいなことを言ったかどうか分からないが、
店の前に停まっていたトゥクトゥクの兄ちゃんを呼んだ。
いやトゥクトゥクじゃなくてバスなんですけど。。。
しょうがないので幾らだ?と尋ねると往復15ドルだといってきた。
やっぱり高いので話しにならない。
じゃぁいいやと言うと、幾らがいいんだと食い下がってきた。
5ドル。と言うと、さすがに安すぎるのか兄ちゃんは思わず吹き出した。
そして10ドルになった。あっさり下げてくるなぁ。
それでもやっぱり高いので、渋っているといくらだ?とまた聞いてくる。
今度は8ドルと言い返した。
そして、結局9ドルで商談成立。
兄ちゃんにキリングフィールド行きをお願いした。
トゥクトゥクは市内を南へ移動して行った。
いつの間にか道は未舗装道路になり、まわりには田畑が目立ってくる。
道に舞う砂埃がときたま視界をさえぎる。
市内からおよそ30分。田舎道の先でトゥクトゥクは停まった。
キリングフィールドに着いた。
当時、市内のトゥースレン収容所からたくさんの人々が運ばれ、
棍棒で処刑されて行った場所は、
本当にそんな事がおこったのかというほど、のどかだった。
周囲には子供たちの遊ぶ声が聞こえてくる。
敷地内に入って一番はじめに目に飛び込んでくる塔。
中には犠牲者の無数の頭骨や着ていた衣服などが安置されている
しかし、ここで起こったことは紛れもない事実。
その事は敷地内に入ってすぐ目に飛び込んでくる塔の中に収められた、
無数の犠牲者の遺骨がしっかりと伝えている。
辺りには未だに掘り起こされていない遺体も数多いという。
地面には犠牲者の遺体で埋まっていたたくさんの穴が開いており、
いくつかの穴には水が溜まっていた。衣服が散乱しているところもあった。
ここで起こった狂気はほんの30数年前の話なのだ。
塔の前で線香を貰い、静かに犠牲者の冥福を祈った。
再びプノンペンの街に戻る。
ノロドム通りのショッピングセンターにはもうすぐケンタッキーが出来るらしい。
いたるところで工事が行われている。日系の銀行も最近出来たらしい。
街はこれからどんどん成長していくというエネルギーに満ち溢れていた。
これははじめてカンボジアに来た時にも思ったことだ。
カンボジアに来る前はポルポトの恐怖政治や内戦などの暗いイメージが先行し、
治安が悪く、まだまだ発展途上で物騒なところだろうと思っていた。
しかし、実際に訪れてみると街は活気に溢れ、人々は親切で礼儀正しく、
ベトナムよりも成長の勢いのある国だと感じた。今のカンボジアはすごくアツイ。
夕方。せっかくなので王宮へも行ってみた。といっても前を通っただけだが。
王宮前にはとても大きな広場があり、たくさんの僧侶が歩いていた。
夕日に照らされた、僧侶のオレンジ色の法衣が、とても綺麗だった。(yo)
貝1キロ10000リエル(約2.5ドル)焼き鳥1本100リエル(約0.025ドル)
丸いのはアヒルの赤ちゃんを揚げたもの。ベトナムでいうホビロンの唐揚げ版。
2~300リエル(約0.05~0.08ドル)


