いってみよう! 夫婦で GO!GO! 世界一周。 -51ページ目

世界遺産ワットプー

パクセーはラオスの南部に位置している。
ここにやってきた目的のひとつにワットプーがある。


ワットプーは世界遺産に登録されている遺跡で、
その歴史はアンコールワットよりも古いらしい。

ツーリストオフィスで行き方を聞いたところ、
パクセーから車でムオンまで行き、
フェリーでメコン河を渡った後、
トゥクトゥクに乗れば良いということだった。


ローカルバスで行くと途中のチャンパサックで、
一泊しなければならないというので、
ツアー会社パクセートラベルのミニバスを往復利用することにした。

値段は一人100000キップ(約11.6ドル)。
かなり割高だったが、いたしかたない。
VIPバスで快適に早く到着すると思えばいいか。


そう思って前日に予約したバスは7:45にホテルまで向かえに来るはずだったが、
8:00になってもやってこない。
VIPバスのくせにどういうことだ。バスが来たのは8:15頃だった。

旅行会社には8:00出発で、7:45に迎えに来ると言われていた。
15分刻みで時間を指定してくるなんて、珍しく細かい。
時間にきっちりしているいるんだなぁと思ったが、とんでもない。
こんなことなら8:00でいいではないか。
何で細かく指定して来るのだ。
しかも旅行会社は私たちのホテルからは目と鼻の先なので、
歩いても5分もかからない。
この30分はまったく待つ必要のない30分ではないか。


バスに乗り込もうとすると、他の旅行者ですでに一杯だった。
私たちは唯一空いていた助手席に座らされることとなった。

トヨタのバンはエアコンが効いていたが、
外の気温がそんなに暑くないので、少し肌寒く感じた。


しばらく進むと道の途中に通行ゲートのようなものがあった。
運転手が一旦停まると、係員がやってきた。
ここでお金を払わないといけないようだ。
運転手がポケットからお金を渡そうとする。
だが、この車は左ハンドル。
係員は右側の助手席の方にいるので、運転手の手は届かない。
こうなると必然的に間に挟まれている助手席の人間が、
料金の受け渡しをしなければいけないことになる。
そしてそれは私だった。


運転手が差し出したお金を係官に渡し、チケットを受け取り、
おつりをまた運転手に渡す。。。。

いや、別にいいんですけど。
これは確かVIPバスでしたよねぇ。。。


そんなやり取りがあり、ムオンに着いたのは9:00頃。
さすがに早い。
ここで降りたのは私たちと欧米人の老夫婦の2組だけだった。
おそらく他の人はこの先のナカサンまで行くのだろう。
それで私たちは途中下車しやすいように、
ドアの近くに座らされたということか。

妙な納得をしていると、ガイドが「また13:20頃に迎えに来るから」
と言葉を残し、バスは来た道を引き返していった。


降ろされたのは船着場の前、見ると小さな船を3つ合体させ、
その上にいかだを乗せたようなフェリーが待っていた。

これで車や人を対岸のチャンパサックへ運んでいるのだ。
颯爽と乗り込む。

まず人が乗ったあと、車やバイクが次々と乗り込み、フェリーは一杯になった。
料金は5000キップ(約0.6ドル)で10分ほどで対岸に着いた。

対岸に着くと、トゥクトゥクをチャーターして遺跡まで行けとの事だった。


girl
食べていたとうもろこしを私たちにも分けてくれた少女。お返しに飴ちゃんをあげた。
フェリー上では幼い少女達が土産物を売っていた


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対岸へは10分ほど


フェリーを降りるとすぐ、トゥクトゥクの兄ちゃんが声をかけて来た。

ワットプーまで往復90000(約10ドル)キップだと言う。
ツーリストオフィスで聞いた値段は70000キップ(約8ドル)だったので、
その事を伝えたが、兄ちゃんはノーの一点張り。
結局80000キップ(約9ドル)で手を打つこととなった。


このトゥクトゥクはバイクベースのためかやけにノロく、
トラックベースのトゥクトゥクや他のバイクに何台も追い越されていた。
のんびりと田舎道を走る。


途中ガソリンを給油するため商店に立ち寄った。
1リットル13000キップ(約1.5ドル)だと言う。
やはり原油価格の高騰でガソリンが高くなっている。
兄ちゃんは「トゥーエクスペンシブ!」とぼやいていた。

ガソリンの高騰は当然運賃にも影響している。
そう考えると、VIPバスの料金もトゥクトゥクの運賃も
値上がりするのは、あたりまえだ。
これから先の交通費が心配になってきた。


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ワットプーの看板が歓迎


1時間ほどでワットプーに着いた。
入り口で入場料一人30000キップ(約3.4ドル)を払う。
あとで気づいたが、チケットには30000キップのとなりに3ドルと書かれていた。
ドル払いでも良かったらしい。1ドル=8600キップなので、
ドル払いの方がいくらか得だった。

入場料を払ってもワットプーはまだ見えてこない。


トゥクトゥクはさらに進む。
ようやく遺跡らしいところが姿を現わすと、やっとトゥクトゥクは停まった。
ここでチケットを見せ、遺跡内へ行くというステップらしい。
トゥクトゥクの兄ちゃんにはここで待ってもらって、
遺跡内へ足を踏み入れた。


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麓の遺跡


naga
守り神のナーガ


遺跡は修復作業中らしく、ところどころに木の基礎が作られており、
作業している人も何人かいた。
トゥクトゥクの兄ちゃんの話では日本も400万ドルほど援助しているそうで、
入り口前の博物館の建設や遺跡の修復にかなり貢献しているらしい。

このワットプーは山に建っており、麓から山頂に向かって階段が続いている。
あるところは荒れてくずれており、あるところは急勾配で上るのが少し怖かった。


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遺跡は修復作業中


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長い参道がつづく


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荒れ荒れの階段


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信仰のあつさ伺える


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更に階段は続く


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まだまだ階段。急勾配


木々に囲まれた階段を上りきると、本殿が現れる。
本殿には仏像が納められており、お供え物がしてあった。
地元の人はこの遺跡に毎日祈りにやってくるのだろうか。

それにしても、なかなか見ごたえのある彫刻が随所にある。
規模は小さくても味わい深い遺跡だ。


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ようやく本殿が見えてきた


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四体の仏像がお目見え。どこかひょうきん

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装飾がなかなか素晴らしい


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少し離れたところにある像の岩

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茂みにまみれた謎の岩を発見



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山頂からはチャンパサックの村が見渡せる


1時間ほど遺跡を堪能すると、再びトゥクトゥクにのり帰路に着く。
入り口の博物館にも行きたいなぁ。
と思っていたら、兄ちゃんはちゃんとその前で停まってくれた。
そういうコースのようだ。

博物館の前はNo parkingと書かれていたが、
そんなことお構いなしに兄ちゃんはトゥクトゥクを停めた。
他にもバイクが一台停まっていた。
特に問題ないようだった。


博物館は立派なもので、ヒンドゥー教や仏教のさまざまな像が展示されており、
なかなか見ごたえがあった。
入り口にはミネラルウォーターが置いてあり、
やっぱり無料で飲むことが出来た。

A4三つ折のパンフレットが置いてあったので、持って行こうとしたら、
それはなんと売り物で5000キップ(約0.5ドル)だった。
日本だとタダで配っていそうな体裁のものである。

水が無料なのに変なところでセコい。不思議だ。


トゥクトゥクで船着場まで戻り、
河を再び渡るとバスのピックアップの時刻まであと30分。

河岸で食事をしながらバスを待つ。
帰りのVIPバスは行きとは違いほぼ時間どおりにやってきた。(yo)


パクセーへ経つ

サワンナケートで二泊した後、私たちはパクセーへ向かうことにした。
パクセー行きのバスは7:00から出ている。
バスターミナルは市街から離れており、
トゥクトゥクで15分ほどかかるらしい。


私たちははじめ早起きしてバスターミナルまで行くつもりだったのだが、
宿の主人に話したところ、なんと宿のすぐ近くで乗れるということを教えてもらった。
この宿には情報ノートがあり、旅人がいろんな情報を記してくれているのだが、
バスの情報もそれに書いてあった。主人はそこを指差しながら教えてくれた。


ピックアップポイントは宿から2、3分。
7:00発のバスは大体7:20頃にはそこを通るそうで、
7:00に出ても十分間に合うということだった。
バス停というものはなく、商店の前あたりで停まるらしい。


朝7時過ぎ。言われたとおりにその辺りで待っていると、
ちゃんとバスはやってきた。
ラオス語が分からないので心配していると、
主人は「バスには英語表記もしてあるから大丈夫だ」と言っていたが、
見事にラオス語しか書いていなかった。


しかし、心配はいらなかった。
バスの車掌や商店のおばちゃんが「パクセー?」と教えてくれたので、
そのバスがパクセー行きだということが分かった。
ラオスの人は親切である。


そういえば、ゲストハウスではボトルに入った水が2本、置いてあったのだが、
チェックアウトの時にいくらか尋ねると、
「フリーだ」という言葉が返ってきて驚いた。
ベトナムだと何を飲んだか聞かれ、その分の料金をきっちりとられるというのに。
水がタダなんて、日本だけかと思っていたがここラオスでもタダだったのだ。


ローカルバスはすごく狭く、エアコンもないので、
さぞや疲れるだろうと思っていたが、
パクセーまで35000キップ(約4ドル)のこのバスは、
座席のシートこそ破れてはいるがかなり大きかった。
エアコンはやはりついていなかったが、
この日は涼しく、窓を開けると風が入ってくるので、
十分快適に移動することができた。


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バスは田舎道をひた走る


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バスの中にはニワトリも持ち込まれる


途中何度も停まっては人や物が入れかわり、
トイレ休憩を道端で済ませたり(女の人もスカートを巻いて茂みに隠れていった)して、
パクセーには5時間ほどで着いた。


パクセーのバスターミナルはやはり市街から離れており、
私たちはトゥクトゥクで移動することとなった。

市内までは15分ほどで一人10000キップ(約1.2ドル)だった。
宿泊先は国道沿いのランカムホテルにした。
一泊50000キップ(約6ドル)でホットシャワー付きだ。
サワンでは水シャワーのみだったので、すごく助かる。


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ランカムホテルは国道沿い


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ホテル内の灰皿は爆弾型


市内をぶらぶらと、サオ市場へ行ってみた。
この市場はショッピングモール化していると「歩き方」に載っていたのだが、
いざ行ってみると2階へのエスカレータは止まっており、
ほとんどシャッターが閉まっている。

どうやら閉鎖されたようだった。
外から2階の様子をうかがってみると、プリクラの機械が見えた。


その後、旅の情報を仕入れようとツーリストインフォメーションへ行った。
オフィスには女性が一人。
何やら話しているので、電話でもしているのかと思ったのだが、
受話器がない。独り言だった。
話かけると、英語が出来ないらしく、奥から青年を呼んできてくれた。

青年は親切に世界遺産ワットプーへの行き方とか、
バイクをレンタルして郊外の滝を見に行ったらどうだとか、
付近の観光について教えてくれた。
バイク代は幾らだと聞くと、なんと8ドルだという。
「ベトナムでは3、4ドルだったよ。」というと目を丸くして驚いていた。


話の中で青年は「パクセーイズノットインタレスティング」と言った。
仮にも観光の斡旋をする立場にあるものが、
「とくにおもしろくないよ」とはどう言うことか!
思わず笑ってしまった。
確かにパクセーの町自体には特に見所はないようだけど(yo)

サワンナケート散策

今日はサワンナケートの町中をゆっくり見てまわった。

情報収集のため、まずはツーリストオフィスへ。
私たちが行くと、オフィスの人みんなが、

サバイディー(こんにちは)と笑顔であいさつしてくれた。
バスの時刻表など壁に貼られた観光情報を見ていると、
なんと!水をだしてくれた。しかも冷たい。
水がタダで出てくるなんて!
ベトナム慣れしていた私たちは驚いき、思わず顔を見合わせた。

色々親切に教えてもらう。
日本から来たというとみんなオフィスの隣を指差し、「ジャイカ、ジャイカ」といってくる。
見ると、そこには日本車が停まっており、車にはJAICAとかかれていた。


ダイナソーミュージアムがあると教えてくれたので、

ブランチを食べてさっそく歩いて行ってみた。

入場料一人5000キップ(約0.6ドル)を払って入る。
20畳ほどの部屋に恐竜の骨が飾られている。

どうやらラオスで発掘調査が行われてたらしい。
見学者は私たち二人だけだった。

二階とか他の部屋とかもあるのかと思ってたら、一部屋だけだった。
すごく小さくて拍子抜けした。15分もあればすべて見終わってしまう。
「え、これだけ?」という気持ちを残し、受付の女の子に挨拶して帰った。


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ダイナソーミュージアム玄関


サワンナケートはとても小さな町だ。
市場は少し離れてるみたいだけど、町の中心部は20分もあれば歩いてまわれる。
そしてとても静か。バイクや車のクラクションはないし、飲食店の客引きもない。
店内に入って行くと店のひとが笑顔で声をかけてくれる。
トゥクトゥクのおじさんが時々客引きにくるけど、首を振ると笑顔で去っていく。
子供達もニコニコと照れながら手を振ってくれる。私たちも自然と笑顔が増えた。
犬も離し飼いでおっとりしている。ここで飼われてる犬は自由で本当に幸せそうだ。


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サワンのランドマーク。テレサ教会


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看板のラオス語は当然、まったく読めません

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工事中の看板。おじさんは赤いヘルメットをかぶっておしゃれ


夜ご飯は町中へ。メニューがわからないので店先の鍋の中身をみせてもらって注文。
どうやらフォーみたいだ。食べてみるとフォーの麺よりもモチモチしている。
鶏がらのスープらしく美味しい。二人ともスープまで全部飲み干した。
7000キップ(約0.8ドル)。値段はやはりベトナムよりも割高だ。


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麺はモチモチ。スープがおいしい


夕食後は二人でぶらぶらと歩く。
まだ小腹が空いてたので、メコン河を眺めながら屋台で座って串焼きを食べた。
ヨウヘイはずっと食べたがっていた卵の串焼き(中身は茶碗蒸しのよう)を片手に、
美味しそうにビールを飲んでいた。
ここは国境沿いなので対岸にはタイの夜景が見えて綺麗だ。ボーッと眺める。


egg
卵が串刺しになって焼かれていた。ゆで卵かと思いきや、中身は茶碗蒸しのよう。

作り方が気になる


宿に帰る頃にはすっかり真っ暗になっていた。

街灯は道路につけてあるもののなぜか点灯していない。
足元が暗い。道路は所々工事のため溝が開けっ放しになっていて危ない。

懐中電灯を点けて歩く。
腐って倒れたらしい大きな樹が片側一車線ふさいでいたが、

町の人は全然気にしてないみたいだった。
ラオスの人々のおおらかさが分かる気がした。(yu)

こんにちはラオス。メコンの夕暮れ

ラオスに入ると、今までクラクションを鳴らしまくっていたバスが、
急に静かになった。

窓の外にちらほら見える住居はそのどれもが高床式だ。
ラオスの建築は高床式なのだろうか。
高床式は地震にとても弱そうだが、
ラオスでは地震は起きないのだろうか。

バスはしばらく走り続けると、ある食堂の前で停まった。
時計を見るともうお昼時である。


バスを降りると、人々は次々に店の奥に並びだした。
みんなご飯の上に好みのおかずをそれぞれ載せてもらっていた。
私たちも何か食べようとその列に並ぶ。
だが、いまいち要領を得ずもたもたしていると、
どんどんどんどん抜かされていった。ここは積極的に行かなければ。

あまりお腹が減っていなかったということもあり、二人で一皿にしようということにした。


食べ物をユリに任せて、私は座席の確保へ。

目ぼしい席を探してうろうろしていると、「日本人の方ですか?」と声を掛けられた。
今日はよく日本人に会う日だ。

聞けば、その男の子は学生で、東南アジアを周遊しているという。
タイからラオス、ベトナム、カンボジアと周り、再びタイから帰国するらしい。
日本へは就職活動のため一旦帰国しその後再び、インドへ旅行すると言っていた。

彼にラオスはどうですか?と尋ねると、「すごく良いです!」と答えが返ってきた。
彼はこれから行くベトナムでのボッタクリに対して不安がっており、
「ベトナムはボッタクられるんですよね?」という問いに対し、
「そうでもないよ。」と答えてしまったが、そういえば結構あったなぁ。
と後になって思った。
どこが良かったかと聞かれたので、ニャチャンをオススメしておいた。

しばらく旅の情報について交換しあった後、バスのクラクションが鳴らされ、
その男子は一足先にフエ行きのバスに乗りこんでいった。
バスで一緒になった日本人の女性は堂本剛に似ていると言っていた。
確かにそうかもしれない。さわやかな青年だった。


青年に聞いたとおり、ここでの食事は一皿2ドルだった。
ベトナムドンで言うと、32000ドン。やや高めだ。
ラオスは物価が高いと聞いていたがどうやら本当のようだ。


ランチを終え、バスは再び走り出す。

サワンナケートに到着したのは4時すぎだった。
大体時間どおりの到着である。


サワンナケートはメコン河に面しており、河を越えるともうそこはタイだ。
ベトナムの国境からタイの国境付近まで、5時間ほどでラオスを横断したことになる。
バスははじめ、ターミナルのようなところで停まり、
多くのベトナム人が降りていったので、てっきり到着したのかと思ったが、
どうやら市内まではまだ先らしく、
旅行者は更に10分ほど先のツーリストオフィス件ホテルの前で降りることとなった。


バスを降り、宿を探すために歩き出す。
といっても今がどの辺りなのか良く分からない。
バスが到着するのを待ち構えていたトゥクトゥクの親父に道を尋ね、
とりあえずメコン河をめざした。


サワンナケートの道は広い。

車はほとんど走っておらず、
走っていてもベトナムのようにクラクションは鳴らさない。
とても静かな町だ。


道行く人たちはすれ違う度に「サヴァイディー」と挨拶をしてくれる。
トゥクトゥクやバイクタクシーの親父もしつこく勧誘してこない。

ベトナムからやってきた私たちはあまりのギャップに驚いた。


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サワンにはATMがないと聞いていたが、ATMを発見!さっそくキップを引き出す


メコン河沿いを歩いているといろんな屋台が軒を連ねていた。
メコン河に沈む夕日を見ながら、食事をするなんて気持ちが良さそうだ。


yatai
メコン河沿いには様々な屋台が並ぶ


宿は何軒かまわった後、サイスックゲストハウスに泊まることにした。
一泊40000キップ(約4.6ドル)。水シャワーしか出なかったが、
歩き回って疲れていたのでここに決めた。
たいてい安宿は安宿街として固まっているものだが、
サワンナケートには安宿街が見当たらず、宿も点在しているようだった。
そのため、重い荷物を背負っての宿探しはなかなか骨が折れるのである。


宿も決まったところで、夕食へ繰り出す。
ここはやはり、メコン河沿いで食べたいものだ。
焼き鳥などおつまみ系の屋台が並ぶ中で、鍋物の店があった。
地元の人ですごく賑わっている。

なんと言っていいか分からないので、同じものを下さいと、
他の人の鍋を指差しながら言った。


店は家族経営らしく。大きい子から小さい子までせっせと働いていた。
彼らは鍋や食材などを運んでくれるたびに、手を合わせてお辞儀してくれた。
なんて礼儀正しい人たちだろうか。さすが仏教の国である。


鍋は非常においしかった。スープは少し酸味が利いており、良いダシが出ていた。
味は辛くないトムヤムクンといったところだろうか。

お肉にエビやイカなどの魚介類に春雨、野菜、そこにとき卵を入れて食べる。
作り方は分からなかったので店の人に教わった。


pot
土鍋に炭で起こした火がかかる。雰囲気抜群


pot gu
具は魚介類にお肉(牛?)それに野菜と春雨がつく


potnaka
スープはやや酸味が効いていて絶妙。二人前20000キップ(約2.3ドル)


bialao
ラオスのビール「ビアラオ」10000キップ(約1ドル)のモンドセレクション


mekonsunset
メコン河に沈む夕日に乾杯


鍋をつついていると、学校帰りなのか女の子たちの集団がやってきた。
みんなで鍋を囲みながらワイワイとやるつもりなのだろう。

楽しそうである。
ふと、ベトナムから一緒だった日本人女性も誘えばよかったなぁと思った。(yo)





こんにちはラオス。国境越え

朝6時。バスはやっぱり30分ほど遅れて来た。

大きくてなかなか快適そうなバスだ。
シートもゆったりしている。さすがシンカフェだなぁ。
と思っていると、バスの先頭にはアンフートラベルと書いてあった。

またもやアンフーのバスだった。
だがこのバスは今まで乗ったどのバスよりも快適だったので良しとしよう。


3時間ほど揺られると、ドンハについた。
ここからラオスまでは、セポントラベルのバスを利用することになる。

ラオス行きのバスはすでに停まっていた。


バスは小さく、ベトナム人で一杯だった。座席も狭くローカルバスのようであった。
荷物はてっきりバスの下部の荷物入れに入れてくれるのかと思ったら、
座席と座席の間の通路に横たえられることとなった。

ここでも夢にみたシンカフェのバスには巡り合えなかった。
セポントラベルという言葉を聞いた時からうすうす感じていたことだが、
一度くらいはシンカフェの豪華バスで移動してみたかった。

おそらく、国境を越えるのはセポントラベルバスのみなのだろう、
どこのツアー会社でたのんでも結局はセポントラベルに行き着くという事を考えると、
少しでも安いところでたのんだ方が良いではないか。


そんなことを思っていると、同じバスに乗っていた日本人女性に話しかけられた。
彼女はシンカフェでバスチケットを19ドルで買ったという、
私たちは18ドルで買ったのだが、やはりはじめにシンカフェで聞いたときは、
19ドルと言われていた。随分前だったので、最近値段が変わったのだろうかと思っていたのだが、
彼女も私たちと同じ昨日に買ったという。


この差はなんなのだろうか?人によって値段が違うのだろうか?良く分からない。

バスは少々窮屈だったが、久しぶりに会った日本人との会話のおかげで、
7時間以上の道のりでも苦にならずに移動することができた。

聞けばその人も会社を辞めて、一ヶ月ほどの個人旅行をしているのだとか。
東南アジアをタイからカンボジア、ベトナム、ラオスと巡り、またタイに戻って、
最終的にエジプトまで行くという。

結婚されてるそうで、旦那さんはというと、日本で留守番らしい。
彼女はたまにふらっと一人で旅に出かけてしまう性分らしく、
この前もインドとネパールに行ったと言っていた。
それなら英語はペラペラなんだろうと思っていたら、全然ダメだという。
すごく、腰の軽い人である。いろんな旅のスタイルがあるものだ。


国境に着いたのは11時頃。いよいよこの旅はじめての陸路での国境越えだ。
ベトナムのイミグレーションでパスポートを渡し、出国のスタンプを押してもらう。
結構な人数のベトナム人が並んでいたが、そのベトナム人たちをよけて、
審査官は私たちのパスポートを受け取ってくれた。

どうやらここでは外国人優先らしい。


vietnamborder
ラオバオのベトナム国境、ゲートの向こうはラオス


パスポートを渡すとき、出国カードも一緒に渡したのだが、
審査官は見もしないで捨てていた。香港の出国手続きでもそうだったので、
出国カードとはそういうものらしい。


晴れて出国のスタンプを押してもらったところで、またバスに乗り込み、
2、3分進む。今度はラオスの入国手続きだ。

イミグレーションの前にはやはり、ベトナム人の人だかりが出来ていた。
彼らはパスポートにお金を挟んでいる。手数料?いやいや、ワイロなのか?
ふと見ると、彼らのパスポートにはたくさんのスタンプが押してあった。
この国境を何往復もしているようだ。
たくさんの荷物をラオスに持ち込んで商売でもしているのだろうか?

その人たちの横で、もらった入国カードに記入しパスポートを手渡す。
しばらく後、入国スタンプが押されて戻ってきた。
これで無事ラオスに入国することが出来た。


children
ラオス側のイミグレーションにいた子供達。付近はとてものどか


スタンプも押してもらった事だし、後はバスに乗るだけだ!と思っていたら、
運転手に手招きされ、また別の場所に連れて行かれた。
イミグレーションの丁度向かいに小さな小屋がある。
そこにも審査官がおり、外国人が並ばされる。
審査官はパスポートを受け取ると開いて見て、また返していた。
どうやら入国スタンプのチェックをしているようだった。


一体この作業はなんなのだろうか?別に人数をチェックするわけでもなく、
審査官はパスポートを開いてただ、見るだけである。
イミグレーションで一度チェックされてる訳だから、
もう一度改めてみる必要もないだろうに。
良く分からなかったが、とにかくこれでようやくバスは動き出した。(yo)