【『母の通帳』最 終回】
6日間、架空の家族の物語を書いてきました。今日は、私自身の考えです。今回の物語で一番伝えたかったのは、「お金はいくら持っているかだけではない」ということです。FPなら、資産形成や老後資金を考える。保険募集人なら、必要な保障を考える。行政書士なら、相続や各種手続きなどを考える。それぞれ専門分野は違います。でも、その先にいるのは同じ「一人の人」です。私は、これからの高齢社会では、・お金をどう準備するか・どんな保障が必要か・親のお金をどう整理するか・認知判断能力が低下したときにどうするか・相続で家族が困らないようにするにはどうするかこうしたことを、別々ではなく「一つの暮らしの問題」として考えることが大切だと思っています。特に今回の母のように、「まだ元気だから大丈夫」という時期に、一度整理しておく。私はそこに大きな意味があると思います。もちろん、具体的な制度や手続きについては、それぞれの専門家に確認する必要があります。FP、行政書士、保険募集人。立場は違っても、「お客様が困る前に、気づいてもらう」という部分では、もっと連携できるのではないでしょうか。