私たち社外講師は、研修終了後、
研修報告書を書くことがほとんどです。
話すことが得意な講師ほど、
意外にも書くことが苦手だったりします。
講師なりたての頃、
大御所先生の研修についていくと、
研修終了後に口頭で所感を言ってもらい、
必死にメモして報告書を作成してました。
大御所先生はワープロができないし、
面倒なことはしたくないんですよね。
さてさて、パソコン内で探しものをしていたら、
報告書の一項目である講師所感の書き方が出てきました。
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講師所感の視点
1.参加対象者のキャラ・グループ雰囲気は?
参加者同士の雰囲気、参加者レベル差など、過去参加者と比較してどうか
2.「期待レベル」VS「本人たちのギャップ」は?
期待されているのはここだけど、本人たちはどこレベルなのか。何ができて、何ができないのか。または「変化」について記載する。肝は、その変化は一体なぜ起きたのか、講師ならではの「考察」があると良い。
3.想定外・意外ポイントは?
要望や食いつきテーマなど「へっ?そこでしたか・・・」と思ったこと、従来の参加者とは明らかに違う傾向はなかったかを考える。
4.記憶に残る参加者の未来は?
いじられている/この人やめるかも/反抗的/管理者泣かせ/ストレスを溜めてそう/ただものではない(切れ者)/伸びしろあるよ!など、配属または現場に戻ってプラスの影響を及ぼす人の未来を予測して伝える。
5.ピンチをチャンスにしましたよアピール
研修で想定外のことは起こるのは当たり前と心得え、そこからどうしたのか記載する。
参加者レベルはバラバラで進行しづらいよ/PC机は集中できないでしょ/事前課題してきていない/なぜかこちらを睨んでいるなどの状況下、今回は、「・・・・して、辻褄をあわせてプラスにしときましたよ」とアピールする。
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他の研修報告書のコピペではと思わせる講師もいるし、
講師所感って、講師キャラが如実に出るんですよね。