日舞のお話です。
発表会では、前回に引き続き、「藤娘」を踊りました。
間違えながらも堂々と踊り切るという底力を見せました。
手痛いミスは、
恋しい人にお手紙を書くフリがあって、
そこから盛り上がっていく場面でのこと。
手紙出す、墨をする、筆つける、書く、筆をおく
と一連の流れの中で、
筆をおくフリを忘れ、一拍早く次の振付に移り、
結果、ドンドンと足を鳴らす場所がずれました。
すると、こだまのように舞台下座から
正しい間合いでドンドンと音がする。
師匠です。。。。
私は緊張の極みにおりますので、間違いに気づかず。
合いの手ならぬ合いの足?とおめでたいことを思いつつ
どこかで間合いを取り戻し、知らんぷりで踊り続けました。
舞台の幕が下り、師匠の元に戻ると、
大師匠からは「最後まで踊れましたね」と言葉をもらい、
師匠からは「堂々としてました」と言われました。
そして、家に戻り、
ビデオで事実を突きつけられて、愕然としました
やっちまいましたが、周囲の皆さんのあたたかい言葉に
またもや救われ、踊ることを楽しんでいる私がいます。
まだまだ、正面のお写真は載せられません
♪松を植よなら 有馬の里へ 植えさんせ、いつまでも♪
ここからは、もう最後の踊りですが、
この慌ただしい手踊りのパートが、藤娘の中で一番好きです。
振りを覚えた今は、リズミカルな手踊りに気持ちが弾みますが、
振りを覚えるまでは、何が何やら何なのさと苦しみました
ちょうどコロナの自粛期間中に必死に覚えたフリ。
良き思い出となりました