サービスについて考えてみます。
随分昔のこと、サービス業に就いている友人から、
「仕事がおもしろくない」と相談を受け、ピンときました。
普段の日常生活を起点にすると、サービスは3つあります。
・生活を豊かにするための「充実サービス」
・日常生活を送るための「日常サービス」
・日常を取り戻すための「回復サービス」
この友人は、
感性が豊かでサプライズを演出したり、
一歩先を読んだ配慮が得意です。
ワクワクや感動を分かち合う
「充実サービス」を提供するのが大好きなのです。
ところが、選んだのは、ライフライン系の「日常サービス」でした。
感謝もされないし、早さばかり求められて、どっと疲れてしまうと。
そりゃ、そうでしょうよ。
手続きの複雑さや、正確性、簡潔さが期待されている業種です。
つまりは、この友人の特性には合ってない業種を選んでいたのです。
ちなみに、
私が初めて配属されたコールセンターは、事故受付。
これは、日常を取り戻すための「回復サービス」ですね。
車も傷ついていますが、心にも痛手を負っています。
アンハッピー、イライラしているのが普通です。
顧客満足を勉強しているとき、
CSを研究の第一人者の故佐藤知恭先生は、
「サービスとは役に立つこと」と定義されていました。
どのようなサービスをしていても、
役に立ったのかは共通ゴール。
楽しく、やりがいを持ってお仕事するなら
自分の特性を考えたサービスを選びたいですね