モネの池から国道256号を10分ほど進むと一里保木という地区になり、板取川沿いのキャンプ場がいくつか現れます。ここは「杉の子キャンプ場」で、スイス村とバンガロー村というところ。駐車場にも紫陽花が咲いてます。
( * ̄▽ ̄)v- 泊まるなら予約が必要でそれなりの料金ですが、日帰りの川遊びなら駐車料金だけでよし。ハイシーズンなら500円くらいですが、空いてる時は350円くらい。隣のバンガロー村の方が遊泳区域は広いけど、駐車料金は1000円だったかな。板取川流域でも手軽に行けるキャンプ場で、夏は高賀山から下りてきて汗を洗い流すにもよいところです。

↓これは荷物運搬用のリフト。キャンプ場は川の対岸にあるので、団体さんの泊まりだとこれで大荷物を運ぶんすね。川で泳いでるとのどかにゴンドラが渡っていくのを見かけます。

お約束の「川を甘く見るな!」の警告板。ここは愛知県からも気軽に来られるよい川ですが、水温が低く流れが速いので毎年水難事故があるんですね。岐阜県のホームページはダイレクトで、「県下に安全な川はありません」と明記してます。それだけ水難事故が多いからで、国道沿いの橋には飛び込み禁止の横断幕もある。梅雨頃からバーベキューで賑わうので、つい飲酒して川に入ることが多く、それが命取りになりやすい。サンダルを流されて取りに入ってという事故もあり、ライフジャケットはあった方がよい川です。真夏でも長時間入ってられない水温で、岩からダイブもこの年齢だとためらわれます。
( ; ̄▽ ̄)v- 鮎はいるから付知川や加子母川の上流よりは温かいですが、真夏でも低体温症ヘイバッチコイの「殺しに来てる川」です。私は素潜り派でライフジャケットは持ってないんで、その辺はいつも気をつけてます。田んぼの横のぬるい川育ちなのでここは天国だけど、地味に命かけてます。もうそろそろウェットスーツが必要かも。

まだキャンプ場は営業しておらず、この日は川原のイワツツジが目当て。駐車場から下りますが、水量と勢いを見て川に入れないのは一目瞭然。ここは平時でも泳げる箇所はそう多くなく、川幅が狭いので基本的に急流です。隣のバンガロー村はもっと広くて深いんすけどね。

( ; ̄▽ ̄)v- ああ、やはり夏はバーベキューのパリピの生息地なので予防策が。でもこの脇から下りられるようになっており、泳がないので行かせてください。

川原はこんな感じ。大きな岩が連なる場所で、その合間に砂地があります。真夏は素足ではとても歩けないほど熱くなるけど、この日は砂が湿ってるので靴に砂が入るほど足が沈まず歩きやすし。ただ岩は濡れて滑るので、水際には近寄らないようにしました。

ここでもギボウシを発見。たくさん咲いてました。

ヤブカンゾウもあり。ここで見るのは初めてでした。

ここの岩はひと連なりの岩盤で、地層のような筋模様が見られます。これはチャートかな?

こういう岩がなだらかに続いてて、恐竜の背中の上を歩くよう。対岸にはキャンプサイトに続く小径があり、宿泊客は橋を渡ってそこを歩いて行くんですね。キャンプサイトの裏から山に入ると、注連縄のかかった立派な「白水の滝」があります。ヒルが多いそうでこの日は行きませんでした。

いつも潜るところ。いつもは冠水してない砂地から急に深くなっていて、深さは3m弱あります。大きな2つの岩をくぐった先はいつもなら中洲があり、そこから向こう側は立って歩ける浅瀬になってます。真ん中の本流は流れが速いので要注意だけど、真夏は人やゴールデンレトリバーがよく泳いでる。この大きな岩から少し下は遊泳可能で、子供さんのキャンプだと深いところの両端にロープを張って大人が見守りについてます。ここでは子供さんもウェットスーツやライフジャケットをよく着てますね。

( * ̄▽ ̄)v- この砂浜の下は底まで潜ると脳天まで冷え渡り、適度な水圧が心地よいです。こんな日は変な渦が巻いてるかもだから危ないけど、もっと水量が少なく水面が穏やかだとまあ何とか。鮎がチラチラと泳いでて、捕まえられないのが残念。潜るのは一気だけどまた浮かび上がるまでに息切れします。ちーと命がけですが、酷暑の岐阜県では贅沢です。この辺は40℃くらいになりますから。
