【問題 4】 品質管理及び工程管理に関する次の〔設問 1〕、〔設問 2〕に答えなさい。
〔設問 1〕 コンクリートの品質管理に関する、次の文章の空欄に当てはまる適切な語句又は数値を、下記の[語句]から選び解答欄に記入しなさい。
(1)スランプの設定にあたっては、施工できる範囲内でできるだけスランプが(イ)なるように、事前に打込み位置や箇所、1回当たりの打込み高さなどの施工方法について十分に検討する。
打込みのスランプは、打込み時に円滑かつ密実に型枠内に打ち込むために必要なスランプで、作業などを容易にできる程度を表す(ロ)の性質も求められる。
(2)AEコンクリートは、(ハ)に対する耐久性がきわめて優れているので、厳しい気象作用を受ける場合には、AEコンクリートを用いるのを原則とする。標準的な空気量は、練上り時においてコンクリートの容積の(ニ)%程度とすることが一般的である。適切な空気量は(ロ)の改善もはかることができる。
(3)締固めが終わり打上り面の表面の仕上げにあたっては、表面に集まった水を、取り除いてから仕上げなければならない。この表面水は練混ぜ水の一部が表面に上昇する現象で(ホ)という。
[語句]1〜3、凍害、強く、ブリーディング、プレストレスト、レイタンス、
ワーカビリティー、水害、8〜10、小さく、クリープ、4〜7、大きく、
コールドジョイント、塩害
〔設問 2〕 下図のような置換土の上にコンクリート重力式擁壁を築造する場合、施工手順に基づき横線式工程表(バーチャート)を作成し、その所要日数を求め解答欄に記入しなさい。
ただし、各工種の作業日数は下記の条件とする。
養生工7日、コンクリート打込み工1日、基礎砕石工3日、床掘工7日、置換工6日、型枠組立工3日、型枠取外し工1日、埋戻し工3日とする。
なお、床掘工と置換工は2日、置換工と基礎砕石工は1日の重複作業で行うものとする。
【解答 4】
〔設問 1〕
(イ)小さく
(ロ)ワーカビリティー
(ハ)凍害
(ニ)4〜7
(ホ)ブリーディング
〔設問 2〕
上記の工程表より、28日が所要日数である。
【講評】
〔設問 1〕の(ニ)は、空気量の細かい数字ですが、しっかりと覚えておいた方が良いと思います。
〔設問 2〕は、平成28年度にも似た問題が出題されています。バーチャートを丁寧に書いていけば問題ないと思います。