おっさんが働きながら独学で技術系資格を目指すブログ

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昨日に引き続いて、消防設備士の1類のテキスト・参考書の紹介をしていきます。

 

本試験によく出る! 第1類消防設備士問題集  弘文社

資格研究会KAZUNO

おススメ度 ★★★★★★★★★★

 

「わかりやすい!第1類消防設備士試験」の問題集です。

テキストと対応しているので、やはりセットで使うべきものだと思います。

 

【長所】

・とにかく問題が多い!(これだけこなせる体力・気力があれば受かる!)

・鑑別と製図で50問以上とこちらも豊富!

・巻末に試験直前に確認できる資料が付いている!

【短所】

・特にないです(これだけこなせる気力は自分の問題ですので、、、)

 

 先日はテキストについて短所(スプリンクラー設備)も指摘しましたが、問題集で鑑別・製図までしっかり勉強すると、テキストで少しだけ不満に感じたスプリンクラー設備についても理解が進みます。

 もっとテキストも収まりよくできそうですが、、、試験に出る範囲を網羅するのがテキストの構成上必要だと思いますので、その点はやむを得ないのでしょうか。(私の理解力の問題もあるかと思いますので、、、)

 

 やっぱり問題集もやり込んでこそ合格に近づくのは4類や7類と同じです。

 テキストだけで満足せずに、問題集もしっかりとこなしていきましょう!

 

 

今日は、消防設備士の1類のテキスト・参考書の紹介をしていきます。

 

第4類や第6類と比べてテキストが少ないので選択肢が少ないのですが、

それでも他の類よりはそろっているので、まだ良いとは思います。

 

 

わかりやすい!第1類消防設備士試験  弘文社

資格研究会KAZUNO

おススメ度 ★★★★★★★★☆☆

 

俗に言う”工藤本”かと思いきや、少し違うようです(;´・ω・)

詳しくしらないのですが、本のテイストは工藤本と同じなので、違和感なく読んでいけます。

 

【長所】

・1類は範囲が広いのが難点だが、それをコンパクトにまとめている

・面倒な法令を語呂合わせを多用して、暗記作業を効率化してくれる

・図が豊富で理解が進む

・問題も数多く掲載されている

【短所】

・スプリンクラー設備のところが色々な論点に散っているので少し難解

 

 4類でもお世話になっている弘文社のテキストで、広範囲な1類の内容を整理してくれています。

 テキストの分厚さは少し気になりますが、問題数が多く収録されている分だと思ってください。

 法令や電気機械基礎はこれだけをやっておけば十分です。

 

 少し気になるのは構造・機能の解説についてです。

 屋内消火栓や屋外消火栓はかなり精度が高い説明で問題ないと思います。

 スプリンクラー設備はもともと論点が多いので仕方ないのですが、ひとまとまりになっている感じが薄いという印象です。

 それでも、繰り返し読んでみると、後から分かってくる部分が多いので、少し我慢が必要なところです。

 いろいろと構成も複雑なところなので致し方ないのですが、、、

 

 鑑別や製図もある程度の問題はカバーしていると思いますが、

 確実な合格のためには、問題集を併用することをお勧めします。

 

 

【問題 9】

 下図のようなプレキャストU型側溝を築造する場合、施工手順に基づき工種名を記入し横線式工程表(バーチャート)を作成し、全所要日数を求め解答欄に記述しなさい。

 ただし、各工種の作業日数は下記の条件とする。

 床掘工5日、据付け工4日、埋戻し工2日、基礎工3日、敷モルタル工4日、残土処理工1日とし、基礎工については床掘工と2日の重複作業、また、敷モルタル工と据付け工は同時作業で行うものとする。

 

【解答 9】

  上記の工程表より、13日が所要日数である。

 

【講評】

 良く出題されている問題で、“重複作業”や“同時作業”を間違えなければ大丈夫だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

【問題 8】

 レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)「普通-24―8―20-N」(空気量の指定と塩化物含有量の協議は行わなかった)の荷おろし時に行う受入れ検査に関する下記の項目の中から2項目を選び、その項目の試験名と判定内容を記入例を参考に解答欄に記述しなさい。

・スランプ

・塩化物イオン量

・圧縮強度

 

【解答 8】

項目

試験名

判定内容

スランプ

スランプ試験

8cmの場合は、±2.5cm以内

塩化物イオン量

塩化物イオン濃度試験

コンクリートに含まれる塩化物含有量は、塩化物イオン量として0.30kg/m3以下

圧縮強度

圧縮強度試験

① 1回の試験結果は、購入者が指定した呼び強度の強度値の85%(24×85%=19.2N/mm2)以上であること。

② 3回の試験結果の平均値は、購入者が指定した呼び強度の強度値(24N/mm2)以上であること。

 

【講評】

 この他に、空気量が±1.5%以内という基準があるので、4つ合わせて覚えておくと良いと思います。

 

【問題 7】

 明り掘削作業時に事業者が行わなければならない安全管理に関し、労働安全衛生規則上、次の文章の空欄の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句又は数値を、下記の語句又は数値から選び解答欄に記入しなさい。

 

(1)掘削面の高さが(イ)m以上となる地山の掘削(ずい道及びたて坑以外の坑の掘削を除く。)作業については、地山の掘削作業主任者を選任し、作業を直接指揮させなければならない。

(2)明り掘削の作業を行う場合において、地山の崩壊又は土石の落下により労働者に危険を及ぼすおそれのあるときは、あらかじめ、(ロ)を設け、防護網を張り、労働者の立入りを禁止する等当該危険を防止するための措置を講じなければならない。

(3)明り掘削の作業を行うときは、点検者を指名して、作業箇所及びその周辺の地山について、その日の作業を開始する前、(ハ)の後及び中震以上の地震の後、浮石及び亀裂の有無及び状態ならびに含水、湧水及び凍結の状態の変化を点検させること。

(4)明り掘削の作業を行う場合において、運搬機械等が労働者の作業箇所に後進して接近するとき、又は転落するおそれのあるときは、(ニ)者を配置しその者にこれらの機械を(ニ)させなければならない。

(5)明り掘削の作業を行う場所については、当該作業を安全に行うため作業面にあまり強い影を作らないように必要な(ホ)を保持しなければならない。

 

[語句又は数値]角度、大雨、3、土止め支保工、突風、4、型枠支保工、照度、落雷、

合図、誘導、濃度、足場工、見張り、2

 

【解答 6】

(イ)2

(ロ)土止め支保工

(ハ)大雨

(ニ)誘導

(ホ)照度

 

【講評】

 基本的な内容なので、4問以上正解したいところです。

【問題 6】

 土の原位置試験に関する次の文章の空欄の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を、下記の語句から選び解答欄に記入しなさい。

 

(1)原位置試験は、土がもともとの位置にある自然の状態のままで実施する試験の総称で、現場で比較的簡易に土質を判定しようとする場合や乱さない試料の採取が困難な場合に行われ、標準貫入試験、道路の平板載荷試験、砂置換法による土の(イ)試験などが広く用いられている。

(2)標準貫入試験は、原位置における地盤の硬軟、締まり具合などを判定するための(ロ)や土質の判断などのために行い、試験結果から得られる情報を(ハ)に整理し、その情報が複数得られている場合は地質断面図にまとめる。

(3)道路の平板載荷試験は、道路の路床や路盤などに剛な載荷板を設置して荷重を段階的に加え、その荷重の大きさと載荷板の(ニ)との関係から地盤反力係数を求める試験で、道路、空港、鉄道の路床、路盤の設計や締め固めた地盤の強度と剛性が確認できることから工事現場での(ホ)に利用される。

 

[語句]品質管理、粒度加積曲線、膨張量、出来形管理、沈下量、隆起量、N値、

写真管理、密度、透水係数、土積図、含水比、土質柱状図、間隙水圧、粒度

 

【解答 6】

(イ)密度

(ロ)N値

(ハ)土質柱状図

(ニ)沈下量

(ホ)品質管理

 

【講評】

 (イ)は“砂置換法”というワードから「密度」が入ると分かります。(ホ)は選択肢がなければ「締固め管理」という言葉が良いのですが、選択肢から選ぶとなると、それに近い「品質管理」になります。(ハ)と(ニ)も難しいので、自信がある人以外は選択しない方が良いと思います。

【問題 5】

 鉄筋コンクリート構造物の施工管理に関して、コンクリート打込み前に、鉄筋工及び型枠において現場作業で確認すべき事項をそれぞれ1つずつ解答欄に記述しなさい。

 ただし、解答欄の記入例と同一内容は不可とする。

 

【解答 5】

〈鉄筋工〉

① 鉄筋は組み立てる前に清掃し、浮き錆等の鉄筋とコンクリートの付着を害するおそれのあるものを取り除く。

② 鉄筋は、コンクリートを打込むときに動かないように堅固に組み立てる。鉄筋の交差の要所は、直径0.8mm以上の焼きなまし鉄線又はクリップで緊結する。使用した焼きなまし鉄線又はクリップは、かぶり内に残さない。

③ 鉄筋のかぶりを正しく保つためにスペーサを使用する。スペーサの数は、はり、床版等で1m2あたり4個以上、壁、柱等で1m2あたり2~4個程度とする。

④ スペーサは、モルタル製又はコンクリート製とする。

⑤ 組み立てた鉄筋の一部が長時間大気にさらされる場合には、鉄筋の防錆処理を行うか、シート等による保護を確実に行う。

〈型枠工〉

① 型枠・支保工の計算に用いるコンクリートの単位重量は23.5kN/m3、鉄筋の単位重量は1.5kN/m3とする。

② せき板又はパネルの継目は、部材軸に直角又は平行とし、モルタルが漏出しない構造とする。

③ コンクリートの角に面取りができる構造を標準とする。

④ 型枠の清掃、検査、コンクリートの打込みに配慮して、適当な位置に一時的な開口を設ける。

⑤ 支保工の基礎は、過度の沈下や不当沈下等が生じないように、適切に基礎を補強するか、荷重を分散する等の対策を講じる。

⑥ コンクリートの自重による沈下・変形を考慮して、適当な上げ越しを行う。

 

【講評】

 勉強のために詳細に記述しましたが、もう少し簡潔に記載しても正解になると思います。

【問題 4】

 コンクリート用混和剤の種類と機能に関する次の文章の空欄の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を、下記の語句から選び解答欄に記入しなさい。

 

(1)AE剤は、ワーカビリティー、(イ)などを改善させるものである。

(2)減水剤は、ワーカビリティーを向上させ、所要の単位水量及び(ロ)を減少させるものである。

(3)高性能減水剤は、大きな減水効果が得られ、(ハ)を著しく高めることが可能なものである。

(4)高性能AE減水剤は、所要の単位水量を著しく減少させ、良好な(ニ)保持性を有するものである。

(5)鉄筋コンクリート用(ホ)剤は、塩化物イオンによる鉄筋の腐食を抑制させるのである。

[語句]中性化、単位セメント量、凍結、空気量、強度、コンクリート温度、遅延、

スランプ、粗骨材量、塩化物量、防せい、ブリーディング、細骨材率、耐凍害性、

アルカリシリカ反応

 

【解答 4】

(イ)耐凍害性

(ロ)単位セメント量

(ハ)強度

(ニ)スランプ

(ホ)防せい

 

【講評】

 混和剤の特徴を覚えておけば解ける問題だと思います。4問以上は正解したいところだと思います。

【問題 3】

 盛土や切土の法面を被覆し、法面の安定を確保するために行う法面保護工の工法名を5つ解答欄に記述しなさい。

 ただし、解答欄の記入例と同一内容は不可とする。

 

【解答 3】

 種子散布工、客土吹付工、植生基材吹付工、張芝工、植生マット工(植生シート工)、植生筋工、筋芝工、植生土のう工、植栽工、編柵工、じゃかご工、プレキャスト枠工、モルタル・コンクリート吹付工、石張工・ブロック張工、コンクリート張工、吹付枠工、現場打ちコンクリート張工、擁壁工、補強土工、グラウンドアンカー工

 

【講評】

 工法の名称のみを解答すればいいので易しいと思います。今後の為に、各工法の概要は理解しておいた方が良いと思います。

【問題 2】

 盛土の締固め作業及び締固め機械に関する次の文章の空欄の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を、下記の語句から選び解答欄に記入しなさい。

 

(1)盛土材料としては、破砕された岩から高含水比の(イ)にいたるまで多種にわたり、また、同じ土質であっても(ロ)の状態で締固めに対する方法が異なることが多い。

(2)締固め機械としてのタイヤローラは、機動性に優れ、種々の土質に適用できるなどの点から締固め機械として最も多く使用されている。

一般に砕石等の締固めには、(ハ)を高くして使用している。

施工では、タイヤの(ハ)は載荷重及び空気圧により変化させることができ、(ニ)を載荷することによって総重量を変えることができる。

(3)振動ローラは、振動によって土の(ホ)を密な配列に移行させ、小さな重量で大きな効果を得ようとするもので、一般に粘性に乏しい砂利や砂質土の締固めに効果がある。

 

[語句]バラスト、偏平率、粒径、鋭敏比、接地圧、透水係数、粒度、粘性土、

トラフィカビリティー、砕石、岩塊、含水比、耐圧、粒子、バランス

 

【解答 2】

(イ)粘性土

(ロ)含水比

(ハ)設置圧

(ニ)バラスト

(ホ)粒子

 

【講評】

 バラストとは、締固め機械の質量を増加させるための付加物で、水及び砂などが用いられる。それ以外は簡単なものですので、4問は正解したいところです。