2級土木施工管理技士 実地 平成28年度 問題5 | おっさんが働きながら独学で技術系資格を目指すブログ

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【問題 5】

 鉄筋コンクリート構造物の施工管理に関して、コンクリート打込み前に、鉄筋工及び型枠において現場作業で確認すべき事項をそれぞれ1つずつ解答欄に記述しなさい。

 ただし、解答欄の記入例と同一内容は不可とする。

 

【解答 5】

〈鉄筋工〉

① 鉄筋は組み立てる前に清掃し、浮き錆等の鉄筋とコンクリートの付着を害するおそれのあるものを取り除く。

② 鉄筋は、コンクリートを打込むときに動かないように堅固に組み立てる。鉄筋の交差の要所は、直径0.8mm以上の焼きなまし鉄線又はクリップで緊結する。使用した焼きなまし鉄線又はクリップは、かぶり内に残さない。

③ 鉄筋のかぶりを正しく保つためにスペーサを使用する。スペーサの数は、はり、床版等で1m2あたり4個以上、壁、柱等で1m2あたり2~4個程度とする。

④ スペーサは、モルタル製又はコンクリート製とする。

⑤ 組み立てた鉄筋の一部が長時間大気にさらされる場合には、鉄筋の防錆処理を行うか、シート等による保護を確実に行う。

〈型枠工〉

① 型枠・支保工の計算に用いるコンクリートの単位重量は23.5kN/m3、鉄筋の単位重量は1.5kN/m3とする。

② せき板又はパネルの継目は、部材軸に直角又は平行とし、モルタルが漏出しない構造とする。

③ コンクリートの角に面取りができる構造を標準とする。

④ 型枠の清掃、検査、コンクリートの打込みに配慮して、適当な位置に一時的な開口を設ける。

⑤ 支保工の基礎は、過度の沈下や不当沈下等が生じないように、適切に基礎を補強するか、荷重を分散する等の対策を講じる。

⑥ コンクリートの自重による沈下・変形を考慮して、適当な上げ越しを行う。

 

【講評】

 勉強のために詳細に記述しましたが、もう少し簡潔に記載しても正解になると思います。