四川3訪目。

これだけ幾つも 「試さずにはおれぬメニュー」 
がある店は滅多にない。
かねてより決めていた「カレー坦々麺/超辛口」を。

待つこと数分、目の前に現れたそれは、
一見ノーマル坦々麺と同じビジュアルながら、
質感においてやや「ライト」。

口にすれば、
ボディの分厚い濃厚なノーマル坦々麺と比して、
『シャープな斬れ味』
カレーならではの明快なスパイス・エッジと香り。

「坦々麺」と「カレー」という、
ちょっとめずらしい組み合わせの見事な成功。
ホンモノの持つ充実感。

確かな「技術」と「美意識」があるところには、
どのメニューであっても、
唸らせるような凄みがあるにちがいない、、
との期待は100%満たされた。

至福の時。



先日徒然にネットを手繰っていて、
「天竜川駅」近くの「大喜」というラー屋が、
東京荻窪の「火の車」の移転であると知り驚く。

かつて私も荻窪に住んでおり、
件の「火の車」は何度も足を運んだ店。
-ということで早速訪問。

店に到着したのは既に2時近く、
昼時を大きく過ぎていたにもかかわらず、
立ち待ちが出来ているほどの人気ぶり。

大喜ラー+味玉と餃子をオーダー。
実に12年ぶりに目の前に現れたそれは、
荻窪時代(九州とんこつだったような?)と異なる
所謂 「醤油とんこつ」 になっていたが、

ちりばめられた ”揚げネギ” も当時のまま。
餃子も、独特の ”羽根付きスタイル” のまま。

タイムマシンの如くよみがえる当時の空気。

その後様々な変転を経て、
現在はここ浜松で大きな支持を得ている。

ご主人と奥さんとも話すことが出来、
実に懐かしく嬉しい瞬間だった。



(2時近くでも立ち待ち)



昔から続く人気店あり!との情報を得て初訪。
昼前に着いたのだが、噂通り既に行列。

メニューは至ってシンプル。
ラーと餃子のみ。

両方をデフォでオーダーする。

ラーはシンプル・ビジュアルながらも、
充分な奥行きを持つ実力派系。

鶏ガラ+魚介のダブルスープは、
そのバランス絶妙!

麺は加水率低目の細麺、
軽いウェーブがかかっているものの、
殆どストレート。

評判の煮染めメンマ、
チャーは伝統のしっかり噛みしめ系。
昔ながらの「カマボコ」も、
このラーならば必要不可欠な役者の一人だ。

餃子の方は、、私はまーフツーかなー。

しかし、ラーは見事!
人気が納得の一杯。



(海辺の町の人気店)



以前よりこの店の存在は知っていたが、
今日ようやく初訪。福ちゃん系列は2店目。

白湯チャーシューを麺硬めでオーダー。

メニューに「博多ラーを超える」とあったから、
「九州とんこつ系」かなと思ったら、

登場したのは、
異様に濃厚な「背脂味噌」のようなものであった。

これはこれで、
オリジナリティと言えんこたぁないが、
ちょっとどうかなぁ。。って感じ。

麺は極細縮れ麺で量が多く、そこは良いんだが、
スープの中でダンゴになっていて、
ちょっとどうかなぁ。。って感じ。

チャーシューも悪くはないが
ちょっとしつこいかなぁ。

でもまー、こんなもんかなぁ。。



前回初訪で、
そのクオリティの高さに深く感銘を受けたので、
早速2訪目!

かねてより心に決めていた、
「スープなし坦々麺」を”超激辛”で。

スープなしゆえに、
少なめなビジュアルかと思いきや、
”全く”そんなことなし!

坦々スープの魅力が”ぎゅっと”凝縮したタレ。
”これでもか”と載せられたネギ。

麺に絡めれば、
三者の織り成す濃厚且つ絶妙のハーモニー。

この充実感はなんだろう。。

これぞかの有名な、
『坦々麺のルーツ』そのものにちがいない!



京都出張の際、有名な「天一」初体験。

折角京都に来たからには、
総本店に行きたかったのだが、
時間の関係で京都駅から最も近い八条口店へ。
電車ガード下の年季の入った店舗。

こってりを麺固めでオーダー。

聞いていた通り、
ポタージュの質感そのままのスープは、
鶏ならではの、驚くほど滋味深い
奥行きと広がりがあり、「これか。。」と頷く。

麺は中細ストレート。但し、
スープに比して存在が弱すぎる感じがした。

コンセプトがやや古いのかもしれない、
と頭のスミで感じつつ、また、
全体に少々「雑」な感じも否めなかったが、

「天一」とは-、
をまずはじめに知るよすがにはなった。



(ガード下の店舗)



以前からその 『タダモノでない感』 が、
ずっと気になっていた。
充分な期待を持って初訪。

店内は、シンプルだが高級感あるつくり。
ラー屋というより、正統派中国料理店の空気。

熟考の末、『坦々麺/ネギ四川風山椒/超激辛』
をランチセットでオーダー。

坦々麺の伝統の通り、スピーディーに到着。
一見した印象。 
『完璧だ。。』

口にすれば、印象通り、
各要素完全なバランスの交響詩。
陳建民直伝はさすがに伊達じゃあない!

完璧な正統は独創を超える。。

『口に痛い』
と表現しなければならない辛さもホンモノ。

これは見事!
たとえば県外からだって、
充分に来る価値はあるレベルの店だ。

次は「スープ無し坦々麺」、
その次は「カレー坦々麺」を食してみたい。

思わず笑顔になる。
愉しみだ。



店内は昭和30年代という独特の演出コンセプト。

店の人は若く真面目な感じで、
ラー屋というよりネットカフェやまんが喫茶、
といった匂い。

「醤油ラー(大)」を麺固めで。

麺は酒井麺と聞いていたので、
家系ライクなのかと期待したが、
動物系強めの醤油とんこつで家系ではない。
それなりに旨いのだが、
いまひとつ、ピントが合ってない感じ。

それから、麺の表面に、
茹でた”粘り気”が残ってるのはちょっと。
たぶんこちらでは入手困難な「酒井麺」。
もっと活かしてほしいなぁ。

店内の独特の演出にも、
どこか”押し付けがましさ”を感じてしまう。
もっとサラッと表現できないものだろうか、
と思ってしまう。



(我の強い独自世界)