あの名店「海老●」の店主が、オススメ店として
挙げていることを知り、期待をもって初訪。

ここの店主は相当な 『忍者』 フリークらしい。

『なばり(名張)』とは伊賀流忍者発祥地の由。
「伊賀上野」~「赤影」~「ハットリ君」まで、
ありとあらゆる硬軟様々の忍者ポスター、
巻物を模した卓上メニュー 等々。

-と、いかにも「マニアック・ムード」のようだが、
店内の空気が、どこかポッカリと抜けており、
スッキリと明るい印象は店主の人柄の反映か。

『伊賀忍たまラー』 を麺固めでオーダー。

ニンニク強めの醤油トンコツに濃厚な味玉が載る。
あーそれで「ニン・タマ」なのね、と妙に納得。

トンコツに比重を置いたスープは濃厚&マイルド。
カドがとれた、おだやかでやさしい印象。
深み、バランスは充分に及第点。
ただ、もう少し塩気が立っても良いかも。(私には)

入口すぐに”鎮座”する製麺機。
やや重たいと感じる位にしっかりとしたコシの、
「中太ストレート麺」。

それぞれ部位の異なる2枚チャー。
味のふくらみがなかなか見事。
メンマほかの具材も歯応えがキモチE。

率直なところ 『一流』 のラインに到達するには、
”あと一歩!”の感は否めないものの、
その誠実さ・真摯さ には、マッコト好感。

ますます熾烈な 『モダン・ラー』 戦国時代。
「一城の主」 を張る ”志士” が、ここにもいたか!



(ポッカリと明るい印象)



気になる新店あり!と聞いて、早速初訪。

同じ建物に2軒のラー屋が並ぶ不思議な光景。
どちらにしようか-、と少し考え、
看板が、日清 チキ●ラーメンのロゴに
”そっくり” なこの店の方へ。

トータル・コンセプトは 『昭和の味』 らしい。
敢えて 『インスタント』 イメージで押し出す
”チャレンジャー精神(?)”にも興味。

『塩』 を麺固めでオーダー。

やがて現れたそれは、
スッキリ、クリアーなビジュアル。
別の言い方をするなら、
肝心カナメの「ボディ」がない「中抜け」印象。

ところが食べてみると意外にそうでもなくて-、

※塩加減が良いからピントがはっきりとして、
※魚介系のエッジが明快で心地よく、
※中域のボディの薄さをほとんど気にさせない。
⇒満足感としてはなかなかのラインにまで到達。

麺は低加水の中細ストレート。
「ラー」というより、「乾麺うどん」に近いか、
と思わせるほどの潔いばかりのストレートっぷり。
スープとの組み合わせがなかなかグッド。

チャーやメンマも充分に及第点。

この店、
このあたりの人気店 『桃山ラーメン』 の系列店で、
同社の『複合ブランド戦略』の一形態のようだ。
隣の店舗もまた、同社の別ブランド店の模様。

経営思想が”システマチック”である以上、
いわゆる 『システム・ ラー』 であるべき宿命を
最初から背負っているのだろう。
メカニカルな印象も受ける。

聞くところでは、
桃山本店は「背脂チャッチャ系」らしい。
やや手を拡げすぎている感は否めないが、
面白い戦略のカタチで興味を引かれる。



(2軒のラー屋が並ぶ)



久しぶりに「九州ラー」が食べたくなり、
浜松駅構内にある「驛麺通り」の、
「博多ラー」コーナーへ。

『ばかもりラー』を「麺固め」でオーダー。

『ばかもり』といっても、
今流行りの”メガ系”ではない。
”トッピング全部乗せ”の意。

なんか寂しい”全員集合!”なのだが、
確かに”全員集合!”はしている。
スープは味わい薄い感じだが、
まーこんなもんでしょう。
麺は「固め」以上の「ハリガネ」状態。
これは想定以上だ。

まートータルでは、なんとなくではあるが
『博多ラー』 を感じることが出来て満足。

無論、特に○なわけはないのだが、
特に×でもない。

こういった類の店では良い方だろう。



シルバーグレーの肌寒い曇天の中、初訪。

南欧テイストの外観。
モノクロームの景色の中、
夢幻の如く浮かび上がる、色彩世界。
店内に入れば、
けだるいジャズ・ボーカルのBGM♪

確か、私は『ラー』を食べに来た筈だが。
不思議なトリップ感は或る種快感ですらある。

やがて、オーダーを取りに現れた、
フランス詩人のような不思議な雰囲気の店主。
『黒ごまタンタン麺』 を激辛でオーダー。

めずらしい 『黒胡麻』 使用の坦々麺。
スープはあくまで 『黒』。そして、
白ネギ、青菜、メンマ、挽肉などでデコレート。
白胡麻使用のようなクリーミーな濃厚さとは
また違う、スッキリとした印象。

唐辛子というより、
山椒がメインのスパイスの組み立てで、
いわゆる「辛く」はないのだが、まさに医食同源、
ダイレクトに身体に来る!火照る!! 痺れる!!!
このスパイス世界、
おそらく原形(四川)そのままなのであろう。

麺は、ゆるいカーブを描く普通の中太麺だが、
この店の、このスープの中では、
なにか不思議感を纏い、別物のようだ。

敢えて日本向けにアレンジしない、
というポリシーの由。
しかし、単にそれだけではない、
不思議な世界観を感じさせる店だ。

四川料理の『麻辣』の『麻』は、『痺れる』
という意味らしいが、
この店をひとことで表現するなら
まさに 『痺れる店』 である。



(南欧テイストの外観)



久しぶりに「新横浜」へ。

横浜出身の私。
子供の頃は新幹線が通ってるだけで
一面田圃だったのに。。と、
ここに来る度に周囲を見回さずにはおれぬ。

これまた久しぶりの 『新横浜ラーメン博物館』。
中に入ると相変わらず物凄いインパクト。
ココロ浮き立つ 『ドリーム・ランド!』 だ。

熟考の末、
熊本ラーでは 「桂花」 と並ぶ『2大巨頭』と聞く
この店をチョイス。

この店の標準と見た 『王様ラーメン』を麺固めで。
大きさ、質感、具材の充実感とバランス、等々
ビジュアルはバッチリ。
期待の初口。。

スープは随分 ”あっさり”と感じたが、
”あっさりとんこつ” がこの店の特徴らしい。

いかにも熊本ラーの低加水ストレート太麺。
まずまずのクオリティの具材一式。

こういう見本的店舗ゆえに、
店のエッセンスの”上澄み”を見ている感じで、
ネイティブの迫力に欠ける面は否めないものの、
ひと通りの満足は得ることが出来た。



(ラー博の中 : 昭和30年代の黄昏の下町)