俺町物語 -7ページ目

【小説風】草食系3兄弟



男性で、「少食」「甘いもの大好き」「お酒飲めない」、どれが無し?
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ラブラブバレンタインデードキドキ


①長男(小食)の場合

女子「これ、あげる。」
長男(小食)「・・・おなかいっぱいだから、いらない。他の人にあげて」
女子「・・・えっ・・長男くんのために作ったんだよ?」
長男(小食)「・・・・・・・わかった。」

家に帰って。


長男(小食)「三男!チョコとか好きだろ?」
三男(甘党)「うん!大好きだよ!」
長男(小食)「ほらよ。」
三男(甘党)「わーい!」



②次男(禁酒)の場合

女子「これ、あげる」
次男「え!?ホントに??」
俺町物語-お酒入りのチョコ
次男「・・・・・・・・・・・・・・・・。」




家に帰って。
次男(禁酒)「三男!チョコとか好きだろ?」
三男(甘党)「うん!大好きだよ!」
次男(禁酒)「ほらよ。」
三男(甘党)「わーい!」


③三男(甘党)の場合

三男(甘党)「今年もたくさん作ったから渡すのが大変だー!」


そう言って、三男はクラス中に逆チョコをした。


家に帰って。


三男(甘党)「お兄ちゃん!これ、俺が作ったチョコだけど・・・!食べる?」
長男(小食)「いらん。夕飯が食べれなくなるから。」
次男(禁酒)「A子ちゃんに貰ったチョコを食べなかった俺に、他のどんなチョコを食べる資格もないんだよ。」


三男(甘党)「じゃあー!自分で食べよっと!クラスの子からもお返しいっぱいもらったしね!!」


次男「なんであいつ太らないんだろ・・・」
長男「さあ・・・・?」



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

あとがき


今回は、ネタの三つの種類の性格を3兄弟にしてみました。
結局、三男は食ってばかりですねwww
僕はこの中で一番ダメだと思うのは、長男ですね。
「おなかいっぱいだから、いらない」ってのはちょっとデリカシーがないですねww
というわけで、どれが一番無しか?と聞かれると小食が無し!
という答えになります。
でも、僕、小食なんですよねwww
・・・・ハァorz


20年

中島「おーい、磯野!野球行こうぜー!」

サザエ「あら、中島くん。また来てくれたの」

中島「ええ、だって今日あいつの命日ですよ・・・・・」

サザエ「・・・・・・・そう、あれから20年も経つんだ・・・・」

【小説風!】不老不死の水

■□■□■□■□■□゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 永遠の○歳でいられるとしたら何歳がいい? ブログネタ:永遠の○歳でいられるとしたら何歳がいい? 参加中
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「不老不死の水」。


私の家の蔵からそう書かれた張り紙が張ってある壺がでてきた。



「かなり怪しいけど・・・」



老けない、ってことに私は興味を注がれた。



今、私は高校2年だけど、そのうちおばさんになっちゃう。



着たい服も着れないし、お肌の手入れだって大変になっちゃう。




けど、この水さえ飲めば・・・・



ざわ・・・ざわ・・・・




「いや・・・・ちょっと待てよ・・・。」




これ飲んじゃうと、ひょっとして成長も止まっちゃうってこと?




私は自分の身体を見下ろした。




胸に手を当てる。




そして、ため息。




「・・・・・成長しないのは・・・・厳しいよね・・」



・・・で、でも、もしそのまま歳をとっていっても胸は大きくならないかも・・・。



それなら、今飲んじゃって「永遠の17歳」になった方がマシ・・・。




・・・ああっ!どうしよっ・・・



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



「――――で、結局飲まなかったんだ」



「そーゆーこと。あんたのためにとっておいたのよ。」



「嘘ばっかり」


そう言って笑うこの子は私の娘。



あれから、27年も経った私は、既に結婚していて子供ももう17歳。



それで、誕生日プレゼントにこの「不老不死の水」をあげようと思ってね。



「で、使うの?使わないの?」


「えーっ!?・・・・結局、お母さんは貧乳のままだし・・・」


貧乳言うな! これでも、1.2㎝成長しました。



「私は使っちゃおっかな」


「そっかー、残念だなー。私は確かに貧乳だけど、お義母さんは巨乳よ?」


「えぇ!?おばあちゃんが・・・?・・・・・そういえば、昔の写真みたときに・・・」



「でしょ?だから、あんたも!」



「えー!?どうしよっ・・」



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あとがき


ということで、僕の意見としては「永遠の●●」なんてなりたくないってことです。

未来の希望を自ら削ぐようなマネはしたくないってことで。

ああ、でも多分、僕がオジサンとかになったらまた別の意見がでるでしょうね。

そのときが楽しみです。

散髪屋

「解せぬ」


「・・・なにが?」


「お前の髪型だ。」


「俺の・・・?」


「ああ。」





「じゃあ・・・あんたなら、この髪型、どうする?」


「ふん。他人に自分の髪型(みち)を聞くのか?そんなもん他人の意見なんか聞いたって意味ないぞ。」


「・・・・・・じゃあ、どうすれば・・!!」


「自分の髪型(みち)は自分で切り開くのみ、だ」




そういって男はハサミを差し出す。




「・・・あんた、ほんとに非常識な漢(おとこ)だな。」


「そんな髪型のやつに言われる筋合いはない。」




数十分が経過。




「なあ・・後ろの方、ちゃんと切れてるか?」


「・・・・・さあ・・・?どうだろうな。」


「・・・・それも教えないときたか。」


「ヒントをやろう。」


「ヒント・・・!?」


「後ろは、コイツを使え。」




そう言って男はバリカンを差し出す。




「これじゃああんた、カリアゲしかできな・・」


「自分の髪型(みち)にケチつけるのもつけないのもお前次第だ。」


「・・・・・・・・・・・・・。」




こうして、散髪は終わる。




「・・・さっぱりしたぜ。」


「ほう、自分の髪型(みち)に自信が持てたようだな。」


「ああ・・・なんだかよくわからんが、あんたのおかげだ。」


「・・・そうか。礼などいらん、代わりに金を置いていけ。」


「・・・なんだと!?切ったのは俺じゃないか。」


「ハサミとバリカンを貸したのは俺だ。4250円だ。」


「高!!お前、それぼったくりじゃねーか。」


「でけぇ声出すんじゃねー、馬鹿野郎!」


「みなさーん、この店ぼったくりですよー!」

新聞部の二人

「べ、別にあんたのためについてきてるわけじゃないんだからね!」



「じゃあ、何のためです?」

「ぶ、部員のみんなのためよ。あんたじゃ、どの原稿用紙買えばいいかわかんないでしょ?」


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



今日はオフだ。



しかし、オフの日こそ、仕事人は仕事の準備をするものだ。



というのも、長年使ってきた取材用手帳を使い切ってしまったので、新しいのを買いにきたのだ。


私は文房具屋に入ると、これまた珍しい会話を聞いた。



「どうしたんです?先輩?」



俺町高校の制服を着た男女が、原稿用紙の棚のところで立ち往生している。


男の子の方が、先輩と言われた女の子をじっと見ている。



「・・・ってよ」



「へ?」



「届かないの」



女の子の方は俯いて、顔を赤くしている。



なるほど。棚の上の方に目当てのものがあるけど、背が届かなくて困っているわけか。



しかし、後輩であろう男の子に弱みを見せたくなかったから、恥ずかしくてたまらなくなっているというわけだ。



「これぐらい・・・よっと。はい。」



と、目当ての原稿用紙を軽々取って、先輩に渡す。



しかし、先輩はそっぽを向いて



「これぐらい・・・ってあんた。失礼じゃない?なに?私がそんなにチビだっていいたいの?」



「いや、そうじゃないですよ。これぐらいお安い御用ですよっていう意味ですよ」



後輩の男の子はなんて優しい子なんだろうか。



まるで、千手観音のような優しさ。



「ふん!私だって・・」



「危ない!!」



背伸びして、取ろうとしたが、足元のバランスが取れず、どんがらがっしゃんと音を立てて、二人が倒れた。



後輩に先輩が重なる形になった。



「ご、ごめん」



顔を真っ赤にして、後輩から離れる先輩。



そろそろ、声をかけよう。



「一部始終、拝見したよ」



急の登場に二人ともポカーンとしている。



私が名刺を差し出すと、二人とも大慌てして、サインをねだってきた。



実は彼らは、俺町高校の新聞部だったのだ。それで私に憧れているわけか。



「それにしても君たち、今時ベタなこけ方するね」



「み、見ていらしたんですか?ぜ、絶対に記事にはしないでくださいね?」



ごめん。しちゃったわ。



苦情は受け付けん。



「じゃあ、一人ずつ取材しようか。よし、女の子の方から先に始めようか。」



後輩君には、店を出てもらった。




短めのツインテールで、頭が私の胸のあたりにくるぐらいの身長だ。

(決して、チビと言っているわけではない)



「じゃ、名前は?」



「恋条(れんじょう)です。黒井さんの取材を受けれて光栄です。」



その言葉は、本物らしく目をピカピカと輝かせている。



この仕事してて良かったなと思った。



「ズバリ、聞きます。これは、長い経験から得た独自の人間観察力が生み出した勘なんだけど、君、あの後輩くんのこと好きでしょ?」



「え!?」



彼女の心臓がドキッと音を立てた。




周りにバレないように振舞ってきたんだろうが、惜しくもバレバレだ。



「な!?・・そ、そんなわけ・・ないじゃないですか!!誰があんなやつなんか・・」



「せんぱぁい・・もう終わりましたかぁ?ボクもそろそろ取材うけt」



後輩君の悪口を言っているときに、後輩君が入ってきて、聞かれていたのではないかという不安から、恋条さん

は一瞬だけ無言になり、すぐに



「も、もう、終わったわよ!ね?黒井さん?」



「ボクはまd・・・・・行っちゃったよ」



取材の対象に逃げられたのは初めてである。



彼女は、顔を真っ赤にして、逃げるように店の外に出て行った。



「じゃあ、君、名前は?」




「向井田です。よろしくお願いします。」




そういうと、彼は爽やかな白い歯をこちらに向けて笑顔を作った。




作ったというより、彼の内面にある優しさが顔に出ているだけなのだろうが。




「向井田くんね・・正直、恋条先輩のことどう思う?」



向井田くんは、ちょっと間をあけて、こちらをちらりと見ると、言葉を選びながら言った。



「先輩は、普段はガサツで、自分勝手で、無頓着なところがあります」



このとき、私は気付いていた。



数秒前に、恋条さんがこっそりとこの店に入ってきて、彼のいる棚の裏で聞き耳を立てていることに。



今頃、どんな顔してんだろうな。



もしかすると、本気で泣いてるかもな。




「けど、たまに親切で、心は繊細・・って言うかピュアで・・ホントはすごく優しくて・・・ボクはそんな先輩が大好きです。」



向井田くん。君は本当に天才だよ。



とか思っていると、向こうの棚から恋条さんがやってきて。



「ほら、もう帰るわよ!」



「えっ?でもまだ原稿用紙が・・・」



「いいから!!」



恋条さんは、なみだ目だった。



どうやら、私の推理は正しかったようだ。



彼女は顔を真っ赤にしながら、向井田くんを店から引きずりだしていった。



なんだ・・お似合いじゃないか。



と思いながら、微笑しているうちに、自分も手帳を買わねばならないことを思い出す。



あ、誤解しただろうな、彼女。



向井田くんの言う「大好きです」ってのはたぶん・・・



LIKE



だろうな。まあ、これも私の推理に過ぎないが。

特別授業

古いもの好きの古井さんは、先生になりたかった。


しかし、彼は教師の資格を持っていなかった。


取材班の計らいで、彼は特別講師として古いものを教えることになったが・・・



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



※とりようによっては下ネタにも取れる記事なので、ダメな方はこの辺で読むのをやめよう。

基本的に、俺町物語は下ネタなんか使わないから、こういう感じの注意書きがないときは、安心して読もう。




「本日は特別講師を迎えての集会の時間とさせていただきます。では、特別講師の古井さん、お願いします」



取材班の思いが通じたのか、ついに特別授業が始まった。



どうせだからと、この場も取材してみた。



「なかなか、さまになってるじゃないですか」



取材班、広報部の山口が微笑んで私に言った。



確かに、古井は古いものにだけはマニアックだからな。



古いものを説明しろと言われたら右に出るものはいないだろう。



説明を始めて数分・・・



今度は、古いものに触れてみようのコーナーに突入した。



「じゃあ、古いものに触ってみたい人ー!」



「「はい!」」



二人の中学生が手を上げた。



言うまでもないかもしれないが、Kスケと早乙女である。



Kスケは、武士の世界観にあこがれて手を上げたようだが、



早乙女は、古いものに触ることがなにかしらの運命なのだと解釈したらしい。



二人が壇上にあがる。



実は、このとき取材班も壇上にいた。



今日は撮影部も来ているから、間近で古井を撮りたかったのだ。



「おじさん、このカタナ触っても良い?」



「良いよ」



なんて、ほほえましい光景だ。



ただ、侍のゲームや漫画ばかり買い集めていたKスケが本物に触れてみる。



これは、いい教育だ。




「わ、私も触っていいかしら?」



「おお、あんたも侍がっ・・」



一瞬、時が止まった。



空気がしーんとなった。



早乙女は、ロマンチックでありながら先天的にエロいのだった。



彼女は、古井が持ってきた本物の刀ではなく、Kスケのカタナを掴んでいた。



全校生徒が見守る中、こんな暴挙に走るとは、なかなかの根性である。



「卍解!」



次に早乙女は、神経をその握った手に集中させ、カタナを卍解させようとした。



いくらなんでもBLEACHじゃあるまいし。



こりゃ、めちゃくちゃだ、そう思って山口を見たら、山口の目が燃えていた。



「ボクも負けてはいられません。先輩のカタナで勝負だ!」



「え?」



いやいやいや、山口くん?



どこを掴んでるのかな。



っていうか、ぼくら取材しに来たんだよ?



「卍解!」



うわあああああああああああああああああああ



山口は、早乙女にカタナを振りかざした。



カキィン。



しかし、早乙女の持つカタナにはじかれた。



「なかなか、やりますね。さすが、師匠のカタナだけはある。このままでは、負けてしまう。よし、かの宮本武蔵がやったと言われる二刀流をやってみよう」



そういうと、山口は古井のカタナを掴んだ。



物凄い形相で「卍解!」と叫んだ。



「あ、あれ?卍解!・・・卍解!卍解!バーーンカイ!だめだ。できない。」



苦悩する山口にアシスタントの野中がやってきて



「山口くん。古井さんのカタナは古いからもうさびちゃってんのよ。諦めなさい」





この女が一番、えぐいと思った。

俺町中学


前回 のあらすじ


早乙女順子の取材をしていた黒井と山口の二人だったが、取材を受けていた早乙女が山口の師匠である自称

武士Kスケ(14)と校門でぶつかった。


さあ、どうなる。



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



そのとき、運悪く学校のチャイムが鳴り、早乙女とKスケは遅刻になってしまった。



私どもは関係ないただの取材班なので帰ろうとしたんだが



「おーい!そこの四人!!ちょっと来なさい」



職員室の窓から身を乗り出して叫ぶジャージ姿の先生。



ん?四人?





・・・というわけで、我々取材班までもが職員室に呼ばれてしまった。



何年ぶりだろうな、とか思う。



「どうして遅刻したんだ」



ジャージ姿の先生が言う。これからジャージと呼ぼう。



「こいつにぶつかったからでござる」



ところどころ中ニ臭く、なおかつござるはやめられないのか、Kスケがそう言うと



早乙女の目はどこを見ているのかわからないが、自分の世界に入っていることは確かな表情で



「そう、二人の気持ちがぶつかったの。そうやって、ぶつかりあって、絆を深めていくものなのよ」



この二人だけは・・・



ジャージが我々取材班の方を向く。



「君たちは?」



いやいや、あんたがわざわざ呼んだんだよ?



見るからにオッサンだよね?俺ら。



「私どもはこういうものでございます」



思ったことを口に出さない私はさすがは大人である。



とか思いつつも、名刺を差し出した。



「俺町新聞・・って、あの?俺町物語の人かい?」



この反応・・・このジャージ、俺町の読者か・・・





結局、我々が職員室に呼び出されたのは、不審者かどうかということの確認だったらしい。



早乙女とKスケは早急に授業へ行くように促された。



だが、我々同様、どうしても違和感のある人物がいた。



「あ、先輩。あれ、古井さんですよ」



「ホントだ。うわぁ・・スーツ古っ!!」



「なにしてんでしょうね。まさか教師だったとか?」



とりあえず、声をかけることにした我々だったが―――



「だぁかぁらぁ・・・何度も言ってるでしょう。教員になるには資格がいるんですよ。」



古井は意外に怒られていた。



しかも、声の主は若い。そして、その顔に見覚えがあった。



「あれ?誰かと思えば大村さんじゃないですか!」



私、黒井は大村に声をかけた。



大村とは、私の妻を奪いかけた人物。つまり、不倫相手ってことだ。



「あ、あなたはっ」



大村は思い通り顔を真っ青にしてくれた。



まあ、不倫相手になってたなんて生徒に知れたら・・・



「あなた誰にそんなに怒ってるんですか?この人、僕の知人ですよ?あーあ、いいんですか?」



「いや、違うんだ・・・です。だって、この人が『教員になりたいから面接を受けさせてくれ』って言うんですもん」



古井ーーーっ!何やってんの。



教員免許とって出直して来いよ。



私と山口は顔を見合わせて、それは古井さんが悪いよっという顔をした。



「それでも・・・僕は教員になりたいんです。」



いつになく、真剣な古井さんだった。



よし、力になろう。



「おほん。彼は、こう見えても古いもの好きでしてね、日本史とか世界史とかやらせたら天下一品、どこの教員にも負けず劣らずといったカンジですよ」



我ながら、なかなかな推薦の仕方をしているように思えた。



しかしながら、大村には好印象に取ってもらえず・・・




「ここ中学ですよ?日本史・世界史だけじゃ、教員になれませんよ。地理・公民もないと。」



私はとっさに古井に目を向けた。



古井は首を振った。



その顔は地理・公民は苦手だったという顔だった。



「じゃ、じゃあ、ほら。古文・漢文なら・・・・」



「同様です。よく考えてください。中学の国語なんてほとんどが現代文じゃないですか」



我ながら、アホまるだしだった。



なんとなく、沈黙になった。



その沈黙に二人の男の羞恥の念がこめられていたことは言うまでもない。



「あ!」



そのとき、一人の男が手を叩いて閃いた。



そう、広報部山口である。



これは、つっこみの準備を・・・



「特別講師なんてのはどうですか?」



「なんでやねーん!」



職員室中が静まりかえった。



この人、ボケても無い人につっこんでるよとか急に関西弁になったぞとかひそひそ言っているのが聞こえる。



「は、ははっ。・・・で、特別講師が・・・どうしたって?」



「だから、最近の歴史を重んじない子供達に古い文化を教えてあげるんですよ」



「おいおい、こないだまでPSPをやりまくって充血していたやつがよく言えるな。」




「教えるのは、僕じゃなくて古井さんですから」



山口にしては名案だった。



なんとなく、「お前は一休さんか」とつっこみたかったが、一度滑っているからトラウマになっている。



「で、でも・・・そんな予定、今から組めるわけ・・・」



「なんとかしろ。さもなくば、うちのかみさん連れてくるぞ」



「先輩、それ脅しじゃ・・・」



なんだろ。



なんで、私は古井さんのためにこんなに向きになってんだろう。



そうか。



少しでも大村にダメージを与えたかったんだ。



黒っ

早乙女

私の名前は早乙女順子。



今日から俺町中学校に転校することになったんだけど・・・



やばっ、もうこんな時間。



いってきまーす!




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



最近は暑くなってきて、陽の光がまぶしい。



こういう日は、取材するのにかぎる。



と、言っても、今日は広報部の山口と私しかいないのだが。



と、我々の前を駆け抜ける少女が目に飛び込んだ。



「どうして走ってるんですか。」



我々は問うた。



しかし、彼女は食パンをくわえているため、うまく発音ができず、もごもご言っている。



そこで、取材七つ道具の一つ、シュザイアームを取り出した。



シュザイアーム



「ちょっ、どこから取り出したんですか」



取材班広報部山口は私に問うた。



しかし、愚問に過ぎない。


「これで、彼女が咥えているパンを取ってしまおうというわけだ。じゃ、山口、よろしく」



「なんでボクが・・」



「部長に言って、お前をクビにしてもらったっていいんだぞ?」



「分かりました」



ここまではよかった。



しかしながら、走っていることもあって、不可抗力というやつだろうな。



「あっ」



山口の持っているシュザイアームが、とても新聞には載せられないような箇所に当たってしまった。



というよりは、そのまま、ギュっとやってしまったのだ。



「あっ」と声を出した女の子の口からパンが落ちた。



女の子は立ち止まる。



「へ、変体さんですか・・・」



変体にさん付けまでしてくれるなんて、VIP待遇だな、おい。



「まあ、そうなるわな。朝っぱらから、取材とか言って、胸揉むやつのどこが変体じゃないっつーんだ」



「え、でも先輩がやれって・・・」



「ええ?俺はお前、パンの方を掴めっつたんだよ。誰が胸を揉めと」



「パンツの方ですk・・・」



このとき、女の子は思った。



(こういう出会いもありかな)



いや、普通になしだが。



「やばぁい、遅刻しちゃう」



また、女の子が走りだした。



我々は、コント風な会話をやめ、再び走りだした。



「ええっと名前は?」



「早乙女順子よ。でも、遅刻しちゃうからまた後d・・・うわああ」



「うあああ」



取材を受けていた彼女は、後ろをチラチラ向きながら話していたため、前を見ていなかった。



そのため、校門前で同じく、遅刻寸前で走って入ろうとしていたKスケ にぶつかった。



「あ、師匠!大丈夫ですか!?」



山口が駆け寄る。




・・・ややこしいことになりやがった。



続く。

Kスケ

俺の名はKスケ。14歳。



今日から侍を目指して修行の旅をすることになった。



・・と言っても、寝泊りは先生やかあちゃんに怒られるから、家でやっている。



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



「何をしてるんですか?」



早速だが、我々取材陣は問うた。



変な人物を見て、取材しない取材班があるだろうか、いや、ない。



「俺の名はKスケ。14s・・」



「それ、長くなりますか?」



Kスケ氏(14)は、我々の問いをスルーし、あえて、自己紹介を始めたが、我々取材陣がそれをキャンセル。



一度、聞いた気がしたからだ。



「おほん、えー趣味は・・」



「だから、聞いてませんし」



彼は、自分の世界を構築している。



その点では、某殺人ノートの月くんを上回っている。



取材班は負けじと、続けた。



「なにをしてるんですか」



一音一音、強調して、身振り手振りも加えながら、首から汗をたらしながら言った。



「修行だよ。若造にはわかるまい。男たるもの、いつかは修行に出たいものなんだよ」



Kスケ氏は、修行に出たかっただけのようだ。



所謂、中二病だ。



なるほど、彼は現在形で中二なのか。



そうか、中二病患者か、なら、会話が通じないのもしょうがない。



と、言うわけで、取材陣は引き上げることにした。



「え!?ちょっ、ちょっと待って」



急に態度を変えた中二病患者Kスケは、我々が振り向くと急にクールになって、



「おぬし、いい目をしているな。もしかして、一緒n・・」



今回の教訓である。



基本的に変な人物には話しかけてはいけない。



なぜなら、その変な人物に洗脳されるかもしれないからだ。



うちの広報部の山口。



彼は、「Kスケにはなにか光るものを感じる」などと言って飛び出したのはいいものの、



帰ってきたら、侍コスに大量のフィギア、アニメDVD、ゲームなどを常備しているのだ。




こわいでござる。  あっ

ヒーロー鈴木

僕は鈴木。



成績は上の中と公言しているけど、本当は上の上なんだ。



なんて謙虚なんだろう。



━─━─━─━─━─



鈴木は、高校三年。



そう、彼は受験を間近に控えているのだ。



成績も上の中なので、彼の志望している大学にいけそうな感じではあるのだが・・・



実は彼には裏の顔があったのだった。



彼はいつも、塾に行くと親に言いつつ、あることをしているのだ。



それは、正義のヒーローと化して、町を守ることである。



彼は、我々取材陣の前から姿を消し、次に現れたときには既にヒーローになっていた。



「自分で作ったんですか?」




我々、取材班は問うた。



ヒーロー鈴木は、窓の外を見つめながら答えた。



「ネットオークションで買ったのさ」



恥ずかしかったのか、彼が我々に背を向けた瞬間、驚くべきものを目にした。



「鈴木さん、それ・・・!」



そう、そこには「鈴木」という文字が入った名札が縫い付けられていたのだ。



鈴木の顔を青白くなった。



それはそうだろう。



本人としては、謎のヒーローとして活躍しているつもりだったのだろうが、実際は町中にその名を轟かせていたのだから。



というか、そうでなければ、我々取材班が一高校生のお宅を訪問するなんてことはないんだから。



「ちょ、かーちゃん。これ、勝手に縫い付けんなって言ったろー」



「友達のと一緒に置いてて、どっちかわかんなくなったか大変でしょ?」



「いーよ、友達持ってないからさ」



「でも、どこかに落としてきたときに、自分のだってわかるでしょ?」



「いーよ、服だから落とさないから!着っぱなしだから!」



我々取材班を部屋に残して、台所で話す彼の姿はまさしく、ヒーローのようだった。



あー、そうそう。



どうして、鈴木氏がヒーローになっていることがわかったかというと、取材班班長黒井の息子と鈴木氏は同級生で、黒井の息子がヒーロー鈴木と対戦した時に、正体を暴いたことがきっかけらしい。