10月31日、帰ったらゴジラのソフビが届いていた。
何か月も前に予約していた復刻版ポピー・グレートザウルスのゴジラ。
オリジナルカラーの赤と、グレーに緑塗装の2バージョンがあり、どっちも欲しかったが貧乏なので1つしか買えず、どちらを選ぶか、となったら、そりゃあオリジナルの赤しかないだろう、と。

ダンボールから出した状態。
「グレートザウルス」のファンシーなロゴ書体が懐かしい。
デジカメがあるので開封前から撮影したりして調子にのっている。

箱から出したら、こんな風になってた。
頭や手がグルグル巻きに。強盗とか、昨今の犯罪被害者の姿を連想してしまう。
でもこれ、腕のトコ、片腕ずつじゃなくて両手首同時にまたがってこんな巻き方したらカンチャクが傷んでしまわないか?
組立ててすぐなら弛むような気がする。

案の定だよ……。どこのシロウトが作業してんだよ……アートストームだからそこらへんは大丈夫だと思ってたが甘かった。
隙間ができて斜めにガクガク動く。水平にして押し込むと、ちゃんとして異常なく見える。

押すと引っ込み、

動かすと出っ張る。
不良品じゃねーか。高かったのに!
最近ソフビが高くてロクに買えないんだから新品はちゃんとしてもらわないと困る。シロウトに扱わせるなよ。まったく。
まあ。いいや。

すごい迫力の顔で、いかにも「ゴジラ」という感じ。緑バージョンはどんな風なのか。
この赤い方は予約時の商品画像では獅子舞の獅子頭みたいだな、と思ったが、実際に手にしてみると、そうでもなかった。ひたすらゴジラっぽい。

前。
ああ……ってなる。いい。
これは小学生当時、売ってるのを見たことがあるけど、普通サイズの「キングザウルス」を揃えることに必死だったので大きい「グレートザウルス」なんかは買ってる余裕がなかった。中に電球が仕込んであって光るやつもあった、確か。グレートザウルスはゴジラの他にバルタンとレッドキングがあった。

この使われてる銀色が当時、ウルトラマンやウルトラセブンのキングザウルスに塗られてた、ガンメタルがかった黒っぽいような、あの銀色なんである。懐かしすぎて「懐か死」しそうだし。

後ろ。
尻尾が太くてごっつい。刻印はどうなってるのかというと、

尻尾の真下からすこしズレた横側のあたりに、懐かしいゴシックで「ゴジラ」とある。ポピーマークも懐かしい。うわー! 懐かしい。そこからさらに下の方に、プレックスだのトーホーだのアルファベットで小さく打ってある一角があった。

成型色はこれは、朱色。離れて視ると、赤に見えるけど、近くで見ると朱色。煉瓦っぽくて、鳥居とか、平家とか、中華、みたいな、あのイメージ。

足裏。キングザウルスシリーズ伝統の足形。

上から。
この深緑も当時のキングザウルス・ゴジラに噴かれてたあの緑っぽい。
成型色の朱色が内側から燃えてる感じがしてすごくイイ。バーニングゴジラとかいう、あんなイメージ? 84年以降のゴジラはくだらなくて映画館に行くと必ず寝てしまうから全然視てなくてわかんないんだけど。


ああ……いいな……。

これが床に置いてあるのを遠くから見ると、ドッシリ安定していてすごくいい。太くたくましい脚が両側にバンと張り出していて、さらに何やら内側からきれいに赤く燃えているかのようだ。
「すごくいい」としか言葉がでてこないのがアレだけど、すごくいいので。
首をちょっと左にかしげているのがまた、生物っぽくあり、表面のザラザラがとにかく圧巻でもある。
やっぱソフビはデカイのがいいな、と今回は強く思った。
コレが部屋の床に立ってるのを見るにつけ、こころが強くなるというか、変な気持ちだ。
いい買い物だった。左肩のカンチャクの弛みがなおるかどうかはわからんが。