汚事記 -4ページ目

汚事記

汚い事が記されます。

キンケシを撮影するの、楽しい。

今日は「キンケシ 23」を撮影した。

2024 年 09 月発売。7種×2カラー+1種フルカラーの全 15 種。

 

キンケシ キン肉マン(フルカラー ver.)。

今のアニメカラー。

 

キンケシ テリーマン(ペールオレンジ ver.)。

さりげなく長髪ヴァージョン。

 

キンケシ ロビンマスク(青 ver.)。

 

キンケシ ウォーズマン(青 ver.)。

 

キンケシ ラーメンマン(ペールオレンジ ver.)。

 

キンケシ ブロッケンJr.(青 ver.)。

 

キンケシ ジェロニモ(ペールオレンジ ver.)。

 

blu-ray 特典のキンケシと同じ面子。キン肉マンのフルカラー ver. に至ってはまったく同じ物という、なんちゅーか、本中華。

 

 

昨夜からずっと吹雪いていて、今日は見事、休みとなった。ヤッター! 休んだの何年ぶりやら。仕事の日はずーっと出勤していて、少なくとも5年は休んでないから、平日に休めるの凄くうれしい。普通の日に仕事に行かず、昼間も家にいるのって実にいいもんですな。ああ、働きたくねー。

ネット弄ったり、字を書いたり、一日自由に過ごした。

ペン習字は日ペンじゃない方の流派は、こないだ三段になり師範免許を申請中。無事に通るといいな。

 

 

 

「キンケシ24」、買い損ねるとこだった……危ない、危ない。

2月に出ていたらしい。こないだ YouTube を見ていたら、ダイキャストキンケシの紹介してる人のがお薦めに出てきた。それで見終わって、最後の画面にいくつかお薦めが出てくる中に、デビルエキスパンダーのワザケシが写っているのがあって、

「何ーッ?!」

って感じで調べたら、とっくに売り切れててヤッベーって冷や汗が。ヤフオクでまだ売ってる所があって助かりましたわー。

 

キンケシ ロビンマスク(カラーリング ver.)。

 

ちゃんと後ろも塗られていたけど、右側頭部に黒の点が。世の中、なかなかうまく行かない。

 

キンケシ ネメシス(青 ver.)。

これはなかなかボリュームがあって良かった。

ネメシスは私の中でのイメージカラーが青に近い為、2025 年 03 月 20 日、ペールオレンジ ver. から青 ver. の画像に差し替えた。

 

キンケシ ストロング・ザ・武道(ペールオレンジ ver.)。

 

キンケシ ブロッケンJr.(青 ver.)。

最初の頃にあったワザケシの「ベルリンの赤い雨」もこんなんじゃなかったか?

かっこいいんだけど、うーん。今回も新しい超人が1つもない……。

ブロッケンJr. は私の中でのイメージカラーが青に近い為、2025 年 03 月 20 日、ペールオレンジ ver. から青 ver. の画像に差し替えた。

 

キンケシ ブラックホール(ペールオレンジ ver.)。

これが今回、一番つまらん。ポーズ的にも。

 

ワザケシ デビルエキスパンダー(バッファローマン & スプリングマン)(ペールオレンジ ver.)。

これは豪快ですごいボリューム。ターボメンをやっつける所だな。

最初、袋の片方のバッファローマンだけ出てきたから立たせようとしたら、後ろにひっくり返ってなんだかなーと思っていたが、スプリングマンを持たせたら、バッチリバランスが取れてピタッと立った。感動。

 

先月は猫のミーニンの一周忌だったし、いろいろと忙しくて大変であった。

ミーニンのいない毎日はまだまだ寂しくて、なかなか立ち直れない。

 

今夜から天候が荒れだして、あすは吹雪らしい。朝から吹雪いてひどかったら大手を振って休めるぞ。楽しみだなー。

この地方では「彼岸荒れ」という言葉があって、毎年今の彼岸前の時期に吹雪がある。来ない年もあるけど、だいたい大なり小なり吹雪く。今年は雪が少なくて異常に暖かすぎる、変でもあり楽でもある冬であったが、最後に来たか、という感じ。

 

昨夜、シーツに足の小指が引っかかって、右足の小指のツメが縦に根本まで割れた。片方がもげそうになってて、「ギャーッ」って叫びそうになった。私はそういう系のがえらく苦手で、今も少なくとも1時間に1回はそれを思い出して叫びそうになる。昨夜は気を強くもって、爪の割れた箇所を開いて消毒し、とれないように気を付けながらばんそうこうを巻き、次にもう1枚のばんそうこうを縦に巻き、最後に横にもう1枚巻いて、なんとか震えながら眠った。付け根まで割れてるんだけど、ちゃんと生えてくるんだろうか。ああ。不安だ。病院に行ったら片方、小さい方のもげかかってたヤツ、むしられそうで、それを想像するとまた叫びそうになる。

「イ=アー!」

とか?

「窓に! 窓に!」(クトゥルフ)

みたいな。

爪は昨夜からばんそうこうの中身、見てない。怖くて見られない。

 

明日は吹雪くといいな。

三連休なので、ダラケきって朝も8時頃起きる。

最近は朝早く起きても真っ暗なのでテンションがあがらず、4時半に起きて走るのも逆に健康に悪いような気がしてきて、総合運動公園に行っても走らず、30分歩くだけで帰ってくるのだった。

こないだの夜、連休なので浮かれていろいろネットを見ていたら、「ねんどろいどどーる」というのが気になってしまって、グッスマでひとつ買ってみることにした。それが今日、届いた。

開けて、ちょっといじってみると、なかなかいい感じであった。この手のは前にコトブキヤがねんどろいどみたいなのの可動版を出していて、「まどマギ」キャラのは全部買っていたんだけど、つまんなくて捨てた。だから今まであんまり興味も惹かれなかったのだが、コレは良さそうである。

買ったのは「アリス セカンドカラー」というやつで、前のは青のドレスで今回のはピンクのドレスらしい。頭は大好きなアリス・カータレットちゃんのに差し替える。

よくアニオタが「俺の嫁」とか言うが、私の「俺の嫁」はアリス・カータレットなのであった。アニメで好きな少女キャラと言うと、『サスケ』の鬼姫とか、『ドロロンえん魔くん』の雪子姫とか、『超電磁ロボ コン・バトラーV』の南原ちずるとか、『ど根性ガエル』の京子ちゃんとか、『母をたずねて三千里』のフィオリーナとか、『ベルサイユのばら』のオスカルとか、『となりのトトロ』の草壁サツキとかで、最近のだと『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどかとか、『日常』の東雲なのとか。でも『きんモザ』のアリスちゃんの魅力にはどれも敵わない。

 

可愛すぎて「グハーッ!!」って血を吐きそうになった。

さっそく撮影である。

 

おお……

 

靴を履かせて広いトコに持ち出して撮る。

 

後ろはこうなっている。

 

普通のねんどろいどの付属手首で傘を持たせてみたが、ギリギリでパーツが傷みそう。

 

禁忌のダブルピース。

 

表情を変えてみる。

 

また変えてみる。

 

ううむ。この「ねんどろいどどーる」というのは凄く良いな。

これはハマりそうな……しかしドール沼はハマると「死ねる」からな……服は人間のより高かったりするし。

 

アリス:やっぱ、ねんどろはなーアタマが重いんじゃ~ ハアハア

 

とりあえず、アリスちゃんが劇中で着ていた衣装を再現するまではやってみたい。いつになるかわからんが。靴とか白のニーソとか白のブラウスは他から流用できそうだが、問題はピンク色のいつも羽織ってるやつだな。

 

10月31日、帰ったらゴジラのソフビが届いていた。

何か月も前に予約していた復刻版ポピー・グレートザウルスのゴジラ。

オリジナルカラーの赤と、グレーに緑塗装の2バージョンがあり、どっちも欲しかったが貧乏なので1つしか買えず、どちらを選ぶか、となったら、そりゃあオリジナルの赤しかないだろう、と。

 

ダンボールから出した状態。

 

「グレートザウルス」のファンシーなロゴ書体が懐かしい。

デジカメがあるので開封前から撮影したりして調子にのっている。

 

箱から出したら、こんな風になってた。

頭や手がグルグル巻きに。強盗とか、昨今の犯罪被害者の姿を連想してしまう。

でもこれ、腕のトコ、片腕ずつじゃなくて両手首同時にまたがってこんな巻き方したらカンチャクが傷んでしまわないか?

組立ててすぐなら弛むような気がする。

 

案の定だよ……。どこのシロウトが作業してんだよ……アートストームだからそこらへんは大丈夫だと思ってたが甘かった。

隙間ができて斜めにガクガク動く。水平にして押し込むと、ちゃんとして異常なく見える。

 

押すと引っ込み、

 

動かすと出っ張る。

 

不良品じゃねーか。高かったのに!

 

最近ソフビが高くてロクに買えないんだから新品はちゃんとしてもらわないと困る。シロウトに扱わせるなよ。まったく。

まあ。いいや。

 

すごい迫力の顔で、いかにも「ゴジラ」という感じ。緑バージョンはどんな風なのか。

この赤い方は予約時の商品画像では獅子舞の獅子頭みたいだな、と思ったが、実際に手にしてみると、そうでもなかった。ひたすらゴジラっぽい。

 

前。

ああ……ってなる。いい。

これは小学生当時、売ってるのを見たことがあるけど、普通サイズの「キングザウルス」を揃えることに必死だったので大きい「グレートザウルス」なんかは買ってる余裕がなかった。中に電球が仕込んであって光るやつもあった、確か。グレートザウルスはゴジラの他にバルタンとレッドキングがあった。

 

この使われてる銀色が当時、ウルトラマンやウルトラセブンのキングザウルスに塗られてた、ガンメタルがかった黒っぽいような、あの銀色なんである。懐かしすぎて「懐か死」しそうだし。

 

後ろ。

尻尾が太くてごっつい。刻印はどうなってるのかというと、

 

尻尾の真下からすこしズレた横側のあたりに、懐かしいゴシックで「ゴジラ」とある。ポピーマークも懐かしい。うわー! 懐かしい。そこからさらに下の方に、プレックスだのトーホーだのアルファベットで小さく打ってある一角があった。

 

成型色はこれは、朱色。離れて視ると、赤に見えるけど、近くで見ると朱色。煉瓦っぽくて、鳥居とか、平家とか、中華、みたいな、あのイメージ。

 

足裏。キングザウルスシリーズ伝統の足形。

 

上から。

この深緑も当時のキングザウルス・ゴジラに噴かれてたあの緑っぽい。

成型色の朱色が内側から燃えてる感じがしてすごくイイ。バーニングゴジラとかいう、あんなイメージ? 84年以降のゴジラはくだらなくて映画館に行くと必ず寝てしまうから全然視てなくてわかんないんだけど。

 

ああ……いいな……。

 

これが床に置いてあるのを遠くから見ると、ドッシリ安定していてすごくいい。太くたくましい脚が両側にバンと張り出していて、さらに何やら内側からきれいに赤く燃えているかのようだ。

「すごくいい」としか言葉がでてこないのがアレだけど、すごくいいので。

首をちょっと左にかしげているのがまた、生物っぽくあり、表面のザラザラがとにかく圧巻でもある。

やっぱソフビはデカイのがいいな、と今回は強く思った。

コレが部屋の床に立ってるのを見るにつけ、こころが強くなるというか、変な気持ちだ。

いい買い物だった。左肩のカンチャクの弛みがなおるかどうかはわからんが。

 

無くしたデジカメが出てきた。これでまた画像をアップ出来るぞ。

早速、机に飾ってある figma を撮影してみた。

 

家に来た figma はだいたい、こういうヤラシイ格好をさせられて飾られるのであった。

左上の帽子にマントのは、こないだ『まんだらけ』の通販で買った、「めぐみん」というキャラクターで、原作のアニメはちゃんと観てないのであまり詳しくはわからない。1万3千円くらいした。特典つき未開封が売りに出るのを待って買ったんだけど、眼帯パーツ付前髪の、眼帯部分が折れてる不良品が来た。那由他ー。

ダンボールから出した時点で、

(何かおかしい……)

と勘が働いて、よくチェックしたら、そうなっていた。箱の中に折れたパーツが入ってるかもしれないし、めんどくさいから開けてしまった。折れた眼帯は箱の中にはなかった。しかも、棒握り左手パーツが入っていない。グー状態の左手が2つ入っていた。さらに、肝心の特典表情パーツ、左目の下に黒い点が飛んでいる。もうメチャクチャで御座りまするがなー。この「めぐみん」が出ていた頃はもうすでにグッスマ(figma のメーカー)はかなりダメな感じになっていたので、まあ仕方がないな、と。

 

私は9月に入ってから、毎朝4時半に起きるようになった。近所の総合運動公園に行って30分走るのだ。市立病院の医者がひどいダメなヤブで、違う病院に行ったら、運動を勧められたのだった。運動公園は「ハッタリ川」というふざけた名前の横にあり、以前は雪捨て場になってて、冬場は国道からダンプが絶えず出入りしていた埋立地だった。この何事も駄目な田舎にしては珍しくよく出来たスンバラシイ施設で、ウォーキングやマラソン専用の歩道が施設外周にしつらえてあり、一度利用すると清々しさが忘れられず、毎日行きたくなる。朝の空気がたまらなくうまい。真ん中あたりに松がずーっと植えてあって、松のいい香りもするし。

その他、健康面では、趣味のぬか漬けも「毎日食べるのはよくない」と言われたから、日曜と水曜だけにした。

朝、4時半に起きて、体温と血圧を測り、帳面に書く。この帳面には、毎日食べたものとクソした時間や射精回数も記入している。

朝、フラフラ起きだしてヒゲを剃り、トイレに入り、新聞の占いを見て、炊飯器のスイッチを入れてから外へ出かける。公園には5時15分くらいにつく。家に帰ってくるのはだいたい5時50分くらいで、湯舟にお湯を入れはじめ、6時10分にお湯を止める。その間、朝食と昼の弁当の支度をしていて、6時20分くらいには終える。それから風呂に入り、あがったら風呂の掃除をして朝食だ。

毎回、米1合を炊いて半分を朝に食べ、半分は握り飯にして弁当にする。毎晩、寝る前に3/4カップの白米をといで1/4カップの麦を加えジャーにセットしておく。味噌汁は毎回必ず食べる。おかずは焼きのりとか前の晩の残りとか、出し巻き卵なんかが多い。食べ終わったら食器を洗って片づけて、歯を磨く。

この時点で7時半過ぎくらいになっている。7時40分くらいに家族がやっと起きてくる。もうずっと前から、遅くて間に合わないから自分の分は自分で済ませている。

私は8時過ぎに家を出て、出勤。掃除を終えたらちょうどいい時間。

 

ペン字は日ペンの方は準初段というよくわからない段位になった。違う流派の方は2段になり、3段の検定課題はまだ書いていない。

道新の卓上四季の書き写しは休まずずっと続けている。

 

無駄遣いはまたするようになってしまった。夏に甥が来たので、小遣いをやったのだが、あれからまた経済観念が崩れてしまった。まんだらけで怪獣消しゴムやら妖怪消しゴムやらエロ同人やら買ってしまう。ああ、いかん。でもやめられない。

こないだ『悪魔くん』の消しゴムシリーズ、ついに肌色で全部揃った。「百目親父」と「キリヒト」というキャラの消しゴムがなかなかレアで出ないのだが、先日、ついに揃った。「百目親父」と「キリヒト」は、お菓子のおまけや、ゲームのコマ、プラ玩具セットに含まれない2種なので、他の「悪魔くん」キャラに比べると、あまり見ない。しかしついにコンプリートだ。長かった。

それで考えてみたら妖怪消しゴムは一度も洗ったことがないのに気付いて、昨夜からすべてキッチンハイターに浸けておき、さっきまで洗剤で洗っていた。バンダイの妖怪消しゴムは「鬼太郎」三期の物はまだツヤ消し素材だけど、「悪魔くん」からツヤのある塩ビ素材になっていて、ツヤ有の肌色は表面に黄色い油シミみたいな色が浮いてきて、どうやっても落ちない。最近の「キンケシ」でも起きている現象だから、どうしようもないのか。

 

読書は吉川英治の『新・平家物語』の15巻を読み終わるあたり。次でいよいよ最終巻の16巻。義経はほんと、ヒーローって感じ。頼朝は嫌なヤツだなー、というイメージ。

静御前のお腹に義経の子供が。静、頼朝夫妻の前で舞を見せるはめに。さあ、どうなるのでしょうか。

 

デジカメ、いろんな機能を覚えなくては。ほとんど触ってなかったから、よくわからない。

充電できないから乾電池切れたらすぐ入れ換えないとならん。めんどくさ。こないだ電気屋にこのデジカメのACアダプタ探しに行ったら、もう作ってないみたいで困った。何十年前のデジカメだったかな、これ。25年くらい前だったかな。

今日(14日)、バンダイ500サイズソフビのノイズラーが届いた。胴体がズレて接着されていてムカつく。高いくせにこれか。バンダイはもうゴミみたいなソフビしか作れないのだな。

まんだらけで買った妖怪消しゴムのペナンガランも届いた。妖怪大魔境のシリーズだから、小さいのは予めわかってるんだけども、こんなので3,600円もするのは、ちょっとアレだ。上から見たら、予想外に厚みがあったから、まあいいや。

 

読書は、吉川英治の『新・平家物語』を読んでいて、さすがにおもしろい。ストーリーのバリエーションが豊富で縦横に展開して飽きない。6巻冒頭で、島流しにされた男3人の生活が描かれるあたりなんかは、特にその感を強くした。2人の貴族が、どうしても酒を手に入れたくて笛を吹いたりしていると、ちゃっかり聴衆に混じっている憎まれ坊主が抜け目なく悪態をつく場面は未だに思い出し笑いが出る。島の名前は鬼界ヶ島だか地獄ヶ島だったか、そんな感じ。南の方の、硫黄が出てる島らしい。

今、10巻に入ったところ。木曾義仲が入洛して都の治安が滅茶苦茶になってるあたり。

読んでると木曾義仲はなぜかジロン・アモスを想像してしまうが、話の中では外見的にも「いい男」らしいので、ちょっと違うのか。

頼朝は女たらしでダメダメな男だ。

源九郎義経がとてもカッコイイ。それで興味を惹かれて、司馬遼太郎の『義経』という本を本屋で見かけたから(上下巻の文春文庫のヤツ)、買ってしまって合間に読みだしたんだけど、寺に引き取られてすぐ、アナル処女を失うシーンがあり、幻滅したというか、読みたかったのはそういうのじゃないのだというか。司馬遼太郎はやっぱり嫌いだ。空気読めよお前。

麻鳥という庶民代表みたいなのが、いいキャラである。

平家は10巻の時点では、清盛の三男に当たる宗盛というデブが総領みたいなトップになっている。三種の神器をかっぱらった上、まだ子供の安徳を連れて西へ落ち延びた。安徳は一門の血縁で清盛の孫だから気持ち的にはまだわからんでもないが。

決定的な失敗は事の始めに後白河に逃げられたことではないか。もうそこからして終わってる。

西八条にも福原にも立ち去るにあたり火をつけて行くし、デブは何をやらせても駄目だ。

 

ペン字は筆ペンの練習をしていて、キューッと曲がるとこの、筆の表と裏の返しがうまく出来なくて、特訓していた。わかりやすく示せば、「己」の3画目、「九」の2画目、「兄」の5画目の部分のカーブ。

専門用語?で「浮鵞」というらしい。浮くガチョウ。ガチョーン。

その最初の曲がるとこが問題で、曲がる前は左のフチが、曲がった後では上のフチになるのだ。

訓練出来てる人が筆で書いたものをよく見ると、その部分は捻じれたみたいな、リボンを折り返したような、墨がきれいに転じたおしゃれな美しい線になっているのがわかるはず。それを身につけたくて一生懸命訓練していた。ようやく、少しまだ厚めだけど書けるようになってきた。

 

そんな感じ。

最近はペン習字ばかりやっている。

ずっと避けていた筆ペンをついに始めた。使い方がサッパリわからなくて、ごんぶとな文字だったけど、持ち方とか線の引き方とかいろいろ練習して、なんとなく形は書ける?っぽく?なってきたような?

綺麗に書けると面白くてたまらない。

硬筆の方は、今年はじめた日ペンの競書の方は、先月は昇級できず現在2級で、去年の夏からはじめた違う流派の方は初段になり、先月、二段の課題を提出して結果待ち。郵便の集配がバカタレバイトの(年中小汚い長髪)クソガキだったので、ちゃんと届いているか心配。捨てられてて届いてないかも。郵便局、どういう面接してあんな程度の低いの雇ってるんだ。ああいう脳の足りないのしか来ないんだろうな。

昨日は「プリパラ」の一挙配信をYouTubeでやってて見ていた。「プリパラ」は10年前の本放送を1話からずっとニコニコ動画の配信で見ていたので懐かしい。今日の昼に見たら、ガァルルのちょうどいいトコの回やっていてラッキーだった。

読書は、こないだ山岡荘八の『織田信長』全5巻を読み終わった。総評として、あんまりおもしろくはなかった。今は、通販で買った海音寺潮五郎の『天と地と』を読み始めていて、上中下の中巻、柿崎景家が景虎の味方についたとこまで進んだ。

本に透明のカバーフィルムシールを掛けてくれる有料サービスをやってた通販本屋が無くなってしまったので、シールのカバーフィルムを買って自分で貼って読んでいる。『天と地と』も上巻と中巻はフィルムを貼った。下巻に入ったら下巻にも貼る。

『天と地と』はなんか変な話というか、途中で追う人物が主人公の景虎だけでなく、周囲の変な人(怪力美女、男妾、忍者とか)を追うことが多くて、マンガを読んでるみたいな感じだ。おもしろいと言えばおもしろい……のかな。全体的にはどう評価できるのか、まだわからない。山岡荘八の『徳川家康』とか『織田信長』を読んでいると、上杉謙信の潔癖すぎるキャラクター像が気になってきて、今回『天と地と』を読みだした。武田信玄もおもしろそうだ。

本州の方は40度近いそうだが、ここいらは半袖では寒くて長袖のシャツを着て暖房を付けたりしている。涼しいから、近い将来ここら辺の地価が上がりそうな気もする。ちょっと土地買っておこうかな。

貯金も楽しくて、あんまり無駄遣いしていない。他にNISAも今年からやってて、成長枠に200万、積み立て枠は毎月3万でとりあえず始めた。最初のひと月で6万円も儲かっていた。それからは見ていないから、どうなったのかわからない。NISAは株と違ってかけっぱなしなものだから、新聞の株式欄の下の方に上がり下がりが載ってるのを見るくらい。

ぬか漬けも毎日やっている。朝、冷蔵庫からキュウリとナスとアボカドを出し、ヘタを切って洗って拭いて塩もみしてアボカドを二つに割り種をとり皮をむき、冷蔵庫からホーローのぬか漬け容器を出し、前日漬けた野菜を取り出してから、ぬかをかき混ぜ、さきほど塩もみした新しい野菜を突っ込む。ぬか漬けの容器は台所の床に置いてたんだけども、5月くらいから暖かくなりだして、ぬかがすぐ白くベソベソになりヤバそうなので、それからは冷蔵庫にしまっている。また寒くなってきたら冷蔵庫にしまわず床に置く予定。昨日、足しぬかをしたら容器が膨れ上がってヌカの汁が庫内に垂れた。蓋を開けてみたら、足したヌカが発酵でパンパンに膨らんで、隅に水分が溜まり底の方からガスが湧いているのかプクプク泡が立っていた。掬って少し捨てた。膨らむ分、計算して足したつもりだったが甘かったようで、もったいなかった。

こないだ、まんだらけの通販サイトを見ていたら、キングザウルスのレッドキングがあったので買ったのが今日届いた。

キングザウルスシリーズは小学生のころ集めていて、誕生日プレゼントに買ってもらったゼットンと一緒に撮った写真がある。

怪獣消しゴムとともに熱心に集めていたシリーズ。小学生の財力ではすべて集めることは当然かなわず、持ってないのもあった。

ゴモラとかレッドキングは人気があってすぐ売り切れるのか、未入手であった。今回、やっと45年ぶりくらい? にして、初ゲットしたのがレッドキングである。

レッドキングは何回か、当時おもちゃ屋でみたことがあった。その都度買おうか迷ったけど、なんか似てないし色が茶色に深緑という地味なのだったので、他の怪獣を買ってしまったという経緯がある。他に、迷ったあげく買わずに終わったのはゲスラ、ムルロア、ライブキング等で、一度も店で実物を見たことがなかったのが、ゴモラ、ペギラ、ヒドラ、ギエロン星獣、テロチルスとか、そのあたり。

当時、田舎にはファミリーデパートというスーパーに毛の生えたような百貨店? らしきものがあり、そこにも玩具売り場があって、怪獣消しゴムのセット販売(怪獣カセット、ポケットザウルスパック)なんかはそこで買っていたし、他に市内におもちゃ屋があり、古今堂ではクリスマスにキングザウルスのギフトセットを買ってもらってノコギリン、サドラー、ウインダム、ゴドラ星人、ペガッサ星人、ウルトラマンタロウ、リッガーなんかをゲットした。みやもとという店でもバラでよくキングザウルスを買っていた。怪獣消しゴムの百円ガチャは古今堂が一番早く新しい弾が入っていたから、父方の祖母が買い物に行く時はよく一緒に行って、祖母が中央デパートとか、やすやすやで買い物をしている間、そばの古今堂でガチャガチャを回していた。キングザウルスのゴジラは古今堂で買った。最初のバージョンのゴジラで、目がブルーグレーに塗られていて、黒い瞳に白い歯のタイプ。あと、エースキラーにタイラントにゼットンも古今堂で買ったな。ラドンとベムスターは旭川の母方の祖母が買って送ってくれた。欲しい怪獣をリクエストすると、デパートに行った時に探してダンボールで送ってくれたことが年に1回か2回あって、ラドンもベムスターも初期カラーの渋いやつだ。ラドンは特に、赤くて、ガッと口の裂けた凶悪な顔と斜に構えたような角度がカッコよかった。今も飾ってある。

今回、レッドキングを手にしてみると、なかなか良い感じではないかと。手の指が角ばって平面的でおかしく感じるのも味である。太い尻尾のうねりがボリューミーでかなり暴力的ですばらしい。子供の頃は顔が白目むいてて「さぶと市 捕物控」とか思い出しちゃってなんか嫌だったけど、今は逆にいい。目は金色なのが意外であった。黄色だとずっと思っていた。

買えたのは後期カラーで、明るいグリーンも加わっているバージョン。後期カラーには口内の赤が吹かれていないのもたまにあったようだが、これはちゃんと噴かれている。剥げやスレもない、ほとんど完品に近い美品で、左拳の下方に明るいグリーンの塗料が流れているのが残念な程度、あとは右脚が内側に曲がり込んでいたが、この感じは内部でカンチャクが干渉しているせいなので、ドライヤーをあてて尻尾を外してみると、左足のカンチャクのフチの切り取りが甘く、出っ張った部分が右脚のカンチャクを押して下に入り込んでいた。左のカンチャクの余分な出っ張りを綺麗に取って嵌めたら、ピッタリ足裏が地面に接地するようになった。

そうして整えてから眺めると、キングザウルスのこれはかつてないレッドキングの一面が表現されていて、マルサンのソフビともバンダイソフビとも違うシャープなバイオレンスレッドキングが体現されておりますなあ。当時のレッドキングはゴモラと並んで強豪の一角を担っていた人気怪獣だったので(ビデオが普及してからはあんまり強くないのがばれてしまったが、昔は腕力ナンバーワンみたいな扱いであった)、『ザ☆ウルトラマン』にも『ウルトラマン80』にも登場した。

あとは……、体表の凹凸がすさまじいレベルでデコボコしていて、キングザウルスはシリーズの特性として割かし、みな表面がそうなってるんだけども、このレッドキングはとりわけ凄い。そこに上から光があたると影と反射で立体感が出てかっちょいい。

これは良い買い物が出来ました。しかしああ、前にゲットしたキングザウルスのゴモラ、知り合いの子供にあげちゃったんだけど、いま、激しく後悔。レッドキングと並べたかった。

 

今日は良く晴れて陽射しが強めながらも気温は低く、非常に肌寒い、初秋を思わせるような妙な一日だった。

私は最近、丸美屋の釜めしシリーズに凝っていて、今日は朝6時に鯛釜めしを炊いて朝と昼に堪能した。米三合ぶんなので、食いでがある。丸美屋のとり釜めしが子供の頃から大好物で、ゼットンのキングザウルスソフビを誕生日プレゼントに……という話を書いたから思い出したけれど、誕生日なんかも特別にとり釜めしを作ってもらっていたくらい、好きである。

朝食は他に、ぬか漬けと味噌汁と酢ドリンク。ぬか漬けは昨年の秋から一日も休まず続けている。茄子とキュウリは必ず1本ずつ、アボカドは二つに割って一日に半分、そこにニンジンとかミョウガとかカブとかが加わることもある。半分は家族に分けて、私は残り半分をさらに分けて朝と昼に食べる。平日は弁当にして職場で食べている。酢ドリンクというのは、毎朝1杯必ず飲んでいる酢の水割りのことで、リンゴ酢おおさじ2、黒酢おおさじ1をチャッチャッとコップにあけ、水をいっぱい入れたもの。味噌汁が熱くて食道と胃がダメージを受けたっぽいような時に冷やすのにも使える。

一合のごはんが土曜日と水曜日は三合の釜めしに、日曜日と他の祭日は100グラムの大麦になるが、平日は米を1合炊いて朝に半分、もう半分はおにぎりにしてぬか漬けとともに弁当として持って行って食べている。割と粗食。夜は普通に食べているから、栄養失調にはならない感じ。

 

先週から、身体が弱ったのか鼻炎がひどくてたまらない。目が痒くて真っ赤でドロドロしていて、こすってもこすっても痒い。

鼻がタラタラ垂れてきてティッシュがいくらあっても足りないくらい。

軽度の鼻炎にはなったことあるけど、ここまで重症なのは初めてかもしれない。

昨日まで寒くて、最高気温が10度くらいしかなかった。今日は15度くらいある。鼻炎がひどくて、どこかへ出かける気にもならない。部屋でボーッとしてベッドの頭のとこの棚に並べている怪獣消しゴムをいじって眺めたり、ファミコンのテトリスをやったり。何もやる気にならない。ウツウツとした気分。

ベッドの棚に並べている怪獣消しゴムは、ベッドの板の色が黒なので、銀成型と黒成型がメイン。写真を撮れたらいちばん手っ取り早いけど、スマホとか持ってない。まだ堪能しきれていない部分がある、アンティッQの新造形のが多く並んでいる。

アンティッQは初めて見たのが旭川のエスタの何階だったかにあったホビーショップで、百均で売ってるプラの小さい展示ケースに銀色の新規造型のが並べて立ててあって。まず目についたのがゴーガ。「おっ?」と思ってよく見ると、ゴルゴスとシャドー星人があるのが次にわかった。なんだかわからんが「怪獣ケシゴム」がどうとか、POPの説明書きにあって、ギラドラスとかレオゴンがいて、その時点で箱を全部レジに持って行った。ばあちゃん家について、座敷で箱を開けるとリトラが出てきて、感動。復刻の黄土色と深緑色は、その時は渋くていい色だと思った。銀色とベージュと深緑という配色は「1/1200 ゴジラ」シリーズの踏襲ではないかと思ったが、アンティッQの深緑はよく見ると、金属質な表現がされていて芸術っぽい。次々開けていくと、テロチルスとチャンドラーがいるのがわかった。この2体は昔の怪獣消しゴムでミニブックに名前が載りながらついに立体化されなかった怪獣で、そのあたりの雪辱も晴らしているらしく、「わかってるな!」となる。全部開けて銀色の新規造型だけ並べてみたが、昔感じた少年時代ほどの感動はその時はなかった。

この頃の私はすっかり怪獣消しゴムから離れていて、東京から田舎に帰ったばかりで仕事を探していて、臨時で非常勤講師を始めた頃だったから、確か2001年の春くらい、それっきり「アンティッQ」のことは忘れてしまっていた。思い出したのが、『クアント』という雑誌で「アンティッQ」の特集が組まれた際で、更に1年くらい経っていた。「うわ、忘れていたー、しまったー!」という感じで田舎の玩具屋を回ってみたら、みやもとという玩具屋に「其の壱」だけ1カートンあった。「其の弐」から「其の四」や「特別編」なんかどこにもなかった。入荷しないか聞いてみたがわからないと言う。その後、忘れたり思い出したりして何年かかかって、ヤフオクに手を出してやっと全部揃ったが、テンバイヤーにずいぶんボラレタ。何万払ったかわからん。不用品を売ってるだけとかいろいろ言うが、同じの何十個も持ってるんだったらもっと安くてもいいんじゃないかと思う。どう考えてもあいつらの怪獣消しゴム好きはカネ儲けの方が主体だ。

アンティッQの他にベッドの棚に並んでいるのは、チブル星人、バド星人、グモンガ、ガイロス、ファイヤバドン、コンビューゴン、ペロリンガ星人、ラゴン、ゴメス、ペギラ、ケムール人、グリーンモンス、新バルタン星人、バダン、アイランダ、ワイルド星人、プロテ星人、ペテロの黒とか銀色。

グモンガが最近、特に染みる。平べったくてカサカサ動きそうな羽二重の眠そうな目。

画像は初めて入手したグモンガで、今も大切に机の上に置いてある。古今堂という玩具屋の店先にある百円ガチャで出た。ガチャガチャの筐体を横から見ると、中のカプセルに入っている消しゴムが見える。そこで未知の怪獣消しゴムの造型をいち早く知って興奮するわけだが、グモンガがラインナップされていた第6弾の「100プラス100シリーズ」には、図鑑に載っていない『ザ☆ウルトラマン』の新怪獣が加わっていたから、なおさら大変なことになった。筐体横から覗いても全体像のよくわからない異形の怪獣……特に、バダン、イモムシ、ゲロン、アイランダ、ジャニュール、オプト、ザイクロン、そして謎のヘクトール。『ザ☆ウルトラマン』のポピー怪獣ケシはきっちりアニメ風の線で、特撮怪獣とは違った造型がされているのもただものではない感じだった。

そんな風で、子供の頃は怪獣消しゴムのことばかり日がな一日考えていたものである。怪獣消しゴムの詰め合わせセットを考案しパッケージデザインまで突き詰めて自作したり(ポピーのパッケージには蛍光ピンクが多用されており蛍光ピンク好きになったのはその影響かも)、怪獣消しゴムをカプセルに詰める仕事をなんとかやらせてもらえないものかと真剣に悩み考えて手紙を出す寸前まで行ったり、いろいろと狂っていた。

ああ、今にくらべるとなんと充実した子供時代……。

 

食後、横になったら寝てしまった。起きたのが23時過ぎで、眠くならない。

パソコンを立ち上げてメールを見る。クソメールばかり来ている。いつからこうなった。

エポスカードとかいう聞いたことのないカード会社、これはいつも「尊敬するお客様」とか「敬愛するナントカさま」とか書いてあって、出したのは中国あたりの日本語が不自由な人ではないか。

しつこいのがアマゾンの騙りで、一日に10通以上は来ている。

あと、東京電力。北海道の僻地に住んでるのになぜ東京電力から請求がくるのか。

イオンカードも支払い請求とか言ってくる。イオンカードなんか持ってないし。

アメリカンエクスプレスと三井住友銀行のも時々来る。

こういうをの警察がほっとくから特殊詐欺みたいなのがはびこるんだと思う。

この手のメールは昼間も来ているようだけど、夜間も来ていて、銀行や電力会社の社員にこんな働き者はいないだろう。真剣みが足りない。

 

今、読んでいる本は「山岡荘八文庫 織田信長」で、全5巻中の3巻まできた。元康(家康)と同盟を組むあたり。織田信長の俳優は高橋幸治が一番いいと思うが、この小説を読んでると役所広司が連想される。秀吉はこの小説のセリフまわしだと、意外にも武田鉄矢の感じがピッタリきた。武田鉄矢は嫌いで顔も見たくないんだけど大河の83年の家康で信長・秀吉をやってたコンビの印象で読んでしまう。大河は『新選組!』のあたりまでは普通に見ていた。その頃にはNHKもかなりダメになってきていて、『新選組!』が気分が悪くなるほどボロクソにつまらなかった。それでもうこりゃあダメだなと決定的に見切りをつけてNHKは一切視なくなった。

今はNHKどころかテレビはぜんぜん見てないから誰がだれだか、言われてもわからない。茶の間での食事時にはテレビは消してもらう。うるさいから。いまは、というか、もう地デジ化された頃から既に部屋のテレビはテレビゲームの「零」をやるときくらいしか点けなくなっていた。特に私は「お笑い芸人」というのが大嫌いで、あんなもの何が「芸人」なのか、本当の芸人に失礼だとずっと思っていて、ぜんぜんおもしろくないそこらの汚いオッサンみたいのが大挙してテレビに出るようになってからますます見なくなった。

 

前によくここで感想を書いてた「モンテ・クリスト伯」、あれは最後の巻もちゃんと読んだ。途中で「アレッ?」と思ったが、最後は思った通りの展開が来た。当時は斬新だったのかもしれない。あんなの読書スレしてる連中なら大概、先が読めるわ。読み終えて見て、やはり途中の展開が長すぎてダレていると思う。あれだけ時間が経って大金持ちになっていたら普通、復讐だのどうでもよくなると思うし。

 

山岡荘八といえば、最近よく思い出すのが『柳生宗矩』のエピソードで、頭を洗っている時とか、ふと何度も考えることがあって。宗矩の息子の十兵衛がこどもの時の話で、母を亡くして悲しむ十兵衛に、宗矩が「母はコオロギに生まれ変わった」とか言ってコオロギを飼わせる話があるんだけど、このエピソードが本当によく出来ていて、種の在り方、生まれ変わりというものが実にスッと胸に入ってくるなあ、と。要するに『のんのんびより』のヒラタイラさんのエピソードなんだけど、これがモトなのか? こっちのはカブトエビじゃなくコオロギで、コオロギが共食いしちゃって幼い十兵衛がショックを受けるシーンが痛烈。でも、そこも戦国の人の世が背景にある小説だと考えるとうまいと思う。いや、戦国うんぬんよりも、そうした面も含めて包み見るのが種に対してのまなざしである、と言ってる感じ?