2024/05/15 最近の読書 | 汚事記

汚事記

汚い事が記されます。

食後、横になったら寝てしまった。起きたのが23時過ぎで、眠くならない。

パソコンを立ち上げてメールを見る。クソメールばかり来ている。いつからこうなった。

エポスカードとかいう聞いたことのないカード会社、これはいつも「尊敬するお客様」とか「敬愛するナントカさま」とか書いてあって、出したのは中国あたりの日本語が不自由な人ではないか。

しつこいのがアマゾンの騙りで、一日に10通以上は来ている。

あと、東京電力。北海道の僻地に住んでるのになぜ東京電力から請求がくるのか。

イオンカードも支払い請求とか言ってくる。イオンカードなんか持ってないし。

アメリカンエクスプレスと三井住友銀行のも時々来る。

こういうをの警察がほっとくから特殊詐欺みたいなのがはびこるんだと思う。

この手のメールは昼間も来ているようだけど、夜間も来ていて、銀行や電力会社の社員にこんな働き者はいないだろう。真剣みが足りない。

 

今、読んでいる本は「山岡荘八文庫 織田信長」で、全5巻中の3巻まできた。元康(家康)と同盟を組むあたり。織田信長の俳優は高橋幸治が一番いいと思うが、この小説を読んでると役所広司が連想される。秀吉はこの小説のセリフまわしだと、意外にも武田鉄矢の感じがピッタリきた。武田鉄矢は嫌いで顔も見たくないんだけど大河の83年の家康で信長・秀吉をやってたコンビの印象で読んでしまう。大河は『新選組!』のあたりまでは普通に見ていた。その頃にはNHKもかなりダメになってきていて、『新選組!』が気分が悪くなるほどボロクソにつまらなかった。それでもうこりゃあダメだなと決定的に見切りをつけてNHKは一切視なくなった。

今はNHKどころかテレビはぜんぜん見てないから誰がだれだか、言われてもわからない。茶の間での食事時にはテレビは消してもらう。うるさいから。いまは、というか、もう地デジ化された頃から既に部屋のテレビはテレビゲームの「零」をやるときくらいしか点けなくなっていた。特に私は「お笑い芸人」というのが大嫌いで、あんなもの何が「芸人」なのか、本当の芸人に失礼だとずっと思っていて、ぜんぜんおもしろくないそこらの汚いオッサンみたいのが大挙してテレビに出るようになってからますます見なくなった。

 

前によくここで感想を書いてた「モンテ・クリスト伯」、あれは最後の巻もちゃんと読んだ。途中で「アレッ?」と思ったが、最後は思った通りの展開が来た。当時は斬新だったのかもしれない。あんなの読書スレしてる連中なら大概、先が読めるわ。読み終えて見て、やはり途中の展開が長すぎてダレていると思う。あれだけ時間が経って大金持ちになっていたら普通、復讐だのどうでもよくなると思うし。

 

山岡荘八といえば、最近よく思い出すのが『柳生宗矩』のエピソードで、頭を洗っている時とか、ふと何度も考えることがあって。宗矩の息子の十兵衛がこどもの時の話で、母を亡くして悲しむ十兵衛に、宗矩が「母はコオロギに生まれ変わった」とか言ってコオロギを飼わせる話があるんだけど、このエピソードが本当によく出来ていて、種の在り方、生まれ変わりというものが実にスッと胸に入ってくるなあ、と。要するに『のんのんびより』のヒラタイラさんのエピソードなんだけど、これがモトなのか? こっちのはカブトエビじゃなくコオロギで、コオロギが共食いしちゃって幼い十兵衛がショックを受けるシーンが痛烈。でも、そこも戦国の人の世が背景にある小説だと考えるとうまいと思う。いや、戦国うんぬんよりも、そうした面も含めて包み見るのが種に対してのまなざしである、と言ってる感じ?