いっとき集中的に
イエ・イエ時代の
フレンチ・ポップスを
聴いていましたが
ジェーン・バーキンは
日本で編集された
ベスト盤を買ったきりで
そのベスト盤に
「ジェーンB.」は未収録。
そのため
同曲が収められたCDを
今頃になって買う羽目となり
Amazon で購った中古盤がこちら
というか、まあ中古でしか
買えないんですけどね。( ̄▽ ̄)

(ユニバーサル ミュージック
UICY-3144、2001.5.23)
制作は
ユニバーサル エンタテインメントで
販売が
ビクター エンタテインメント
となっています。
録音は
1968年の1月と
11〜12月で
翌1969年6月に
リリースされました。
邦盤のタイトルは
『ジェーン&セルジュ』
となってますが
これは原盤のタイトル
Jane Birkin - Serge Gainsbourg
を、ほぼ忠実に訳したものです。
ネットから
トラック名を取得すると
Je t'aime... moi non plus
(邦題はほぼ原題のまま
「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」)が
タイトルとして表示されますけど
これはジャケ裏のトラックリストに
総タイトルのように太字大文字で
記されているからでしょう。

フランス語版 Wikipédia では
Jane Birkin - Serge Gainsbourg で
立項されていますから
そちらが正しいタイトルである
と考えていいかと思います。
日本語版 Wikipedia でも
『ジェーン&セルジュ』で
立項されています。
LP盤の際は
最初の6曲がA面で
残りの5曲がB面でした。
つまり Jane B. は
B面の最初の曲だったわけです。
朝倉ノニーの〈歌物語〉
というサイトに
「ジェーンB. 〜私という女」が
取り上げられており
自分はまずそちらで
本盤と本曲についての
知識を得ました。
そちらの記事だと
歌詞は、ジェーンB.という名の行方不明者の身体的特徴の箇条書きという変わった形態です。
と書かれていますが
ちょっと補足しておけば
英語圏では一般的に
身元不明の女性は
Jane Doe(ジェーン・ドゥ)
と呼ばれるので
それを踏まえている
と考えられます。
さらに
フランス語版 Wikipédia によれば
ウラジミール・ナボコフが
1955年にパリで出した有名な小説
『ロリータ』の最後に載っている
(警官の報告書スタイルの)
詩にインスパイアされたのだとか。
これにはびっくり。
なお、邦盤ライナーの
松山晋也の解説には
こちらの歌詞は、“ジェーン・バリー(Barry)、国籍イギリス…”と書かれたバーキンのパスポートをふと目にして思いついたらしい。
と書かれています。
姓がバリーなのは
最初の夫が
ジェイムズ・ボンド・シリーズの
映画音楽で知られる
ジョン・バリーだから。
バリーとは1968年、
つまり本盤を出す前年に
離婚しています。
元々の一家の姓と
夫の姓のイニシャルが
同じだったというのも
偶然といえば偶然ですね。
原盤には
仏盤では珍しく
ジャン=フランソワ・ブリューの
解説の他に
歌詞も載っています。
邦盤のライナーは
昔のCDによくあるタイプの
1枚の紙を折りたたんだもので
原盤のブリューの解説も
いちおう訳載されています。

本盤は日本では
ゲンスブールのCDとして
リリースされたようで
(ですからブログのタイトルも
それに準じたんですけど)
キャップ(オビ、タスキ)裏に
「I ♡ SERGE キャンペーン」の
公告が載っていました。

Tシャツを欲しい人が
どれだけいたか
想像もつきませんけど
自分が買ったCDのキャップには
応募券が切り取られず
残ってました。( ̄▽ ̄)
バーキンの歌い方は独特で
「ジェーンB.」に限らず
歌っているというより
囁き声で語りかけている
という感じです。
「ジェーンB.」は
そういう歌い方が
しっくりくるような曲で
それは晩年
カミーユ・トマとの
コラボレーションの時にも
活きてるなあ
という感じがします。
上掲の
朝倉ノニーのサイトにも
マルタ・アルゲリッチが弾く
ピアノ演奏と共に
バーキンが歌う映像が
貼り付けられていますけど
せっかくですのでこちらでは
違う動画を貼り付けておきます。
以下は当時のテレビでの映像。
最初に映るのは
当時リリースされた
シングル盤の
ジャケット写真でしょう。
Jane B. は
Je t'ame... moi non plus の
B面として
シングル・リリースされました。
以下は、2022年に公開された
ジェーン・バーキンのチャンネルの
公式の動画です。
さすがフランス
おしゃれですねえ。
1969年当時の映像も
当時としては当時なりに
おしゃれだったのかも
しれませんけどね。( ̄▽ ̄)