さきおととい

喘息の薬その他の

処方箋をもらいに

かかりつけのクリニックに行き

その往復路を歩いたので

いろんな花や実を見られた

という話、まだ続きます。

 

前回ご案内の

卯木[うつぎ]の未熟果を

 

 

見かけたところから

さらに登って行ったところで

何やら見覚えのある

黄色い花を見かけました。

 

未央柳

(2026年6月18日撮影)

 

アップで撮った写真で

写真検索してみたら

「セイヨウキンシバイ」

と出ました。

 

未央柳(アップ1)

 

それなら以前

取り上げたことがある

と思ったんですけど

別の写真で試してみると

「オトギリソウ属」

と表示されたりします。

 

以前、西洋金糸梅を

取り上げた際も

 

 

ハナノナで調べたら

「セイヨウオトギリソウ」

とか出たりしたものですが

その際、大輪金糸梅より

もっと似ている花があるといって

ビヨウヤナギの名前をあげてます。

 

その時に

区別のポイントを

雄蕊の長さや形状

(カールしているかいないか)

雄蕊の先(葯)が赤いか黄色いかで

見分けるしかない。

 

あとは葉っぱの着き方かな。

と書きましたけど

今回のは

雄蕊が長くてカールしており

雄蕊の葯が黄色い。

 

さらには

名前の由来でもある葉の形と

十字対生と呼ばれる葉のつき方が

根拠となりました。

 

十字対生と呼ばれる

葉のつき方については

こちら↓をご参照ください。

 

 

ちなみに

草本かと思っていたら

低木だそうで

庭木図鑑 植木ぺディアにも

取り上げられています。

 

 

和名の別名は

美女柳[びじょやなぎ]

金糸桃[きんしとう]

ヒペリカムなど。

 

季節の花300」には

金線海棠[きんせんかいどう]

というのも別名として

あげられてました。

 

庭木図鑑 植木ぺディアでは

金線海棠を中国名と

記していますけど

楊貴妃が住んでいた「未央宮」に

由来するのだったら

未央柳も中国名ではないか

と思ったりするんですけどね。

 

 

英名は Chinese hypericum で

この英名と和名に見られるヒペリカムは

学名の属名にあたるのかと思いきや

学名は Hypericum chinense だと知って

確かに属名は属名ですが

英名は学名をひっくり返しただけかい!

と、ちょっと突っ込んでしまったり(笑)

 

ただし Wikipedia だと

Hypericum chinense は

シノニム扱いになっていて

正式な学名を

Hypericum monogynum

としています。

 

 

属名の由来は

AIによる概説によれば

ギリシャ語の hyper(上に)と

eikon(像・幽霊)の

組み合わせだそうです。

 

古代ギリシャで

悪魔よけの像の上に

置かれていたことや

悪霊を退ける力がある

と考えられていたこと

などに由来するのだとか。

 

eikon ではなく

erice(草むら)だという

説もあるそうですけど

eikon の方が

興味をそそりますね。

 

種小名の monogynum は

ギリシャ語の mono と

gynum を組み合わせたもので

「ひとつの雌蕊を持つ」

という意味だそうです。

 

雌蕊は大概

ひとつではないか

と思うんですけど

なぜ殊更

この花の学名に

採用されたんでしょうね。

 

未央柳(アップ2)

 

西洋金糸梅は見たし

未央柳も見られたので

あとは一般的な金糸梅とか

弟切草なんかが見られれば

オトギリソウ属は

制覇したことになるのかも。

 

と思って

Wikipedia で

オトギリソウ属

見てみたところ

制覇は無理だろ

と思わされたことでした。

 

世の中そんなに甘くない。( ̄▽ ̄)

おととい

喘息の薬その他の

処方箋をもらいに

かかりつけのクリニックに行き

その往復路を歩いたので

いろんな花や実を見られた

という話の続きです。

 

 

前回ご案内の

棕櫚の実を撮ってから

 

 

線路沿いに歩いて

踏切に出たら上りに入る

その上り坂の途中に

先月、卯木[うつぎ]の花を

見かけてました。

 

卯木(2026.5.14)

(2026年5月14日撮影)

 

まだ満開という感じでは

ありませんけど

 

卯木(2026.5.14)花アップ

 

庭木図鑑 植木ぺディアによれば

「花弁は満開でも開ききらない」

とのことですし

花期は4〜6月ですから

満開なのかしらん。

 

 

卯木については以前

同類の姫卯木を

取り上げたことがあります。

 

 

その際

同類の区別のポイントについて

書いたのを覚えていたので

雄蕊を確認できるように

花冠の中も撮っておきました。

 

卯木(2026.5.14)仰角アップ

 

上の写真を拡大して

切り取ったのがこちら。

 

卯木(2026.5.14)切り取り

 

雄蕊が両手を上げて

万歳しているた人のような形

ではありませんでしたので

一般的な卯木だと思います。

 

 

英名は

庭木図鑑 植木ぺディアによれば

Japanese Snow Flower

だそうですけど

和名の別名にも

「雪見草」というのが

あるようですから

洋の東西を問わず

雪を連想させるようですね。

 

学名を

Deutzia crenata

といい

AIによる概説によれば

属名は

リンネのパトロン

ヨハン・ファン・デル・デウツ

Johann van der Deutz

(c.1743〜1784)に

由来するそうです。

 

種小名は

ラテン語で「鋸歯状の

(細かいギザギザがある)」

という意味だそうで

葉の形状に由来するようです。

 

 

さて、5月14日に

白い花を咲かせていた卯木ですが

ほぼ1ヶ月後の

6月18日に通りかかった際は

花は散って実がなっていました。

 

卯木の未熟果(2026.6.19)

(2026年6月18日撮影)

 

庭木図鑑 植木ぺディアによれば

卯木の果実は

できはじめは緑色だが、10~11月になると黄褐色に熟して種子を蒔き散らす

とのことですから

未熟果と考えて良いかと。

 

庭木図鑑 植木ぺディアに

果実の写真が載っていて

そのキャプションには

「小さなコマのよう」

とありますけど

さもありなん

という感じですね。

 

卯木の未熟果(2026.6.19)アップ

 

それにしても

たった1ヶ月ほどで

散るとは

思いもよりませんでした。

 

花のいのちはみじかくて

苦しきことのみ多かれど……

 

 

ちなみに

短詩の出典については

こちらの記事をご参照ください。

 

 
ちなみに
林芙美子の小説
『浮雲』(1951)に出てくる

という説明もヒットします。

 

そちらだと

「多かりき」という

止めになっているのかどうか

まだ確認していません。

昨日、喘息の薬その他の

処方箋をもらいに

かかりつけのクリニックまで

行ってきたことは

昨日の記事に書いた通りです。

 

その際

行き帰りは歩いたので

いろんな花や実が見られた

と書きましたけど

そのうちのひとつを

ご紹介します。

 

 

薬を出してもらい

カレーをいただいてからの帰り道

線路脇の民家を

通り過ぎようとした時

その庭に植えられている

棕櫚[しゅろ]の木に

目がとまりました。

 

棕櫚の未熟果

(2026年6月18日撮影)

 

何やら丸い粒が

いっぱい生[な]っていて

棕櫚に絡まっている

蔓性の植物か何か

だと思ったら

棕櫚の実なのでした。

 

棕櫚の未熟果(アップ)

 

幹から伸びる花柄[かへい]も

確認できますから

棕櫚の実なのは明らか。

 

棕櫚の未熟果(花柄アップ)

 

棕櫚の花期は5〜6月

とされていますが

まだ6月も中旬なのに

もう花が終わったのか

と思ったりしますけど

暦通りにいかないのが自然の常。

 

実は熟すと黒紫色になるようで

今回見たのはまだ緑色ですから

未熟果ということになりましょう。

 

 

英名は

以前、棕櫚の花

ご案内した時に書いた

Chusan palm

Windmill palm の他

Fan palm というのも

あります。

 

Chusan palm の

由来については

その時の記事に

書きましたので

こちらでは省略します。

 

 

学名は

Trachycarpus fortunei

属名はギリシャ語の

trachys(粗い・ごつごつした)と

karpos(果実)を

組み合わせたものだそうです。

 

種小名は

スコットランドの植物学者

ロバート・フォーチュン

Robert Fortune(1812〜1880)

に由来する献名だとか。

 

Wikipedia の棕櫚の項目には

和棕櫚の学名として

Trachycarpus fortunei

(Hook.) H.Wendl. (1861) と

そのシノニムである

Trachycarpus excelsa

sensu H.Wendl. (1861) が

載っています。

 

(Hook.) は

イギリスの植物学者

ウィリアム・ジャクソン・フッカー

William Jackson Hooker

(1785〜1865)を指し

H.Wendl. は

ドイツの植物学者

Hermann Wendland

(1825〜1903)を指します。

 

フッカーが最初に命名して

のちにヴェントラントが変更した

ということになりましょうか。

 

シノニムの方の

種小名 excelsa は

日本だと

インスタントコーヒーの

商品名にも使われている

エクセラで

ラテン語で「高尚な」

「優れた」という意味だとか。

 

sensu というのは

後に人名がついて

「その人物が定義した意味での」

という意味になるそうです。

 

 

上にも書いた通り

以前、遠目で見た

棕櫚の雄花を

取り上げたことがあります。

 

 

そのとき

果実が見られないのは

残念だと書きましたが

まさかその2年後に

別の場所で見られるなんて

思いもよりませんでした。

 

果実がなっている

ということは雌花が

少なくとも両性花が咲く木だ

ということですよね。

 

今度は雌花ないし

両性花が見られる頃に

通りかかってみたいなあ

と思ったことでした。