OLD 2 DA NEW SCHOOL -30ページ目

BLACK UHURU/Anthem (1984)


 

ジャマイカのベテラン・レゲエ・グループBLACK UHURUが1985年にグラミー賞ベスト・レゲエ・アルバムを受賞したアルバム『Anthem』。何種類かバージョンがあるみたいだが、これは1984年リリース盤。プロデュースは、BLACK UHURU、STEVEN STANLEY、PAUL SMYKLE。もちろんSLY & ROBBIEも参加。ダブ処理したタイトなサウンドはもちろんだが、MICHAEL ROSEのボーカルがマッチしていて最高ですね!郷愁感溢れる1. What Is Life?、ボーカルのエコーやダビーなサウンドにもトリップする2. Solidarity、うら寂しいトラックと歌が耳を惹く3. Black Uhuru Anthem、夕暮れが似合いそうなメロディだが、ダブ処理やゲームっぽい効果音で攻める4. Try It、ファンキーだが、どことなく寂しげな5. Botanical Roots、BERNIE WORRELLがクラビネットで参加したSLY & THE FAMILY STONEのカバーで、ダンサブルにアレンジした6. Somebody's Watching You、シリアスモードな雰囲気の7. Bull In The Pen、遠くを見つめるような寂しげモードの8. Elements、ダビーなドラムもイカしたファンク・テイストの9. Party Next Doorと全曲ナイス!(2022/04/09)

BON JOVI/Slippery When Wet (1986)


 

説明不要の大御所ハードロック・バンドBON JOVIが1986年にリリースした3rdアルバム。当時、高校生でしたが、大人気でしたねー。ラジオでもかかりまくってたし。スカッとしたアメリカン・ロックを聴かせてくれます。仰々しいイントロからヘビーなロックになだれ込む1. Let It Rock、「シャトゥザハー!」のイントロで有名な全米1位獲得のハードロック2. You Give Love A Bad Name、これまた全米1位に輝いた、トークボックスも印象的な最高にキャッチャーなロック3. Livin' On A Prayer、ストレートなハードロックが清々しい4. Social Disease、これも大ヒットしたアコースティック・ギターがウエスタンな香りを醸し出すバラード5. Wanted Dead Or Alive、疾走感溢れるハードロック6. Raise Your Hands、メロディアスなキーボードが耳を鷲掴みにするハードロック8. I'd Die For Youがお気に入り。(2022/04/02)

KID ROCK/Grits Sandwiches for Breakfast (1990)


いまやデトロイトの大物アーティストのKID ROCKが1990年にJIVE RECORDSからリリースしたデビュー・アルバム。プロデュースには、JIVE勢からBDP一派のD-NICEとオークランドのTOO SHORT、そしてフィリーからは、THREE TIMES DOPEのDJ、CHUCK NICEも参加。最初聴いた時はTONE LOCのWild ThingやFunky Cold Medinaとかのポップロック・ラップ路線狙ってるのかな~くらいにしか思わなく、長い間忘れていたけど、たまたま棚を整理中に見かけて聴いてみました。今聴くとなかなかオモロイね。しかし、これがあのKID ROCKと同一人物と知ったのは恥ずかしながら数年前… いやはや何が起こるか分からないもんですね。軽い打ち込みビートにTHE CECIL HOLMES SOULFUL SOUNDS/2001やP-FUNKビートをチラ使いした軽くファンキーな1. Yo-Da-Lin In The Valley、CHUCK NICEプロデュースで定番SLY & THE FAMILY STONE/Sing a Simple SongとTHE POLITICIANS/Free Your Mindをネタ使いした普通にファンキーな2. Genuine Article、D-NICEが手掛けたJOHNNY PATE/Shaft in Africa、LEE DORSEY/Everything I Do Gonh Be Funky (From Now On)使いのノリノリ・ファンキーな3. Cramp Ya Style、TOO SHORTプロデュースでRUN-D.M.C./Sucker M.C.'s & Hollis Crew、Z-3 MC'S/Triple Threatネタでオークランド流ファンクで攻める5. Super Rhyme 、これもTOO SHORTによる小気味良いビートにGEORGE DUKE/Dukey Stick、TOO SHORT/Dope Fiend Beatを合わせたシンプルなファンク7. Wax The Booty、FUNKADELIC/One Nation Under a Grooveのコーラス使いのアップテンポなファンク8. Pimp Of The Nation、CHUCK NICEによるJAMES BROWN/Funky Drummer使いのグルーヴィーな10. Step In Stride、THE ROLLING STONES/Honky Tonk Women、DIANA ROSS/Upside Down、SYL JOHNSON/Different Strokesネタのポップロック・ラップ11. The Upside、J.V.C. FORCEのクラシックStrong Islandと同じFREDA PAYNE/The Easiest Way to FallやKOOL & THE GANG/Love & Understandingを使った鬼ファンキーな12. Style of X-Pression、BRASS CONSTRUCTION/Get Up to Get Down使いの軽いファンキー・ナンバー13. Trippin' Over a Rockがお気に入り。(2022/03/26)




BAR-KAYS/Nightcruising (1981)


 

名ファンク・バンドのBAR-KAYSが1981年にリリースしたアルバム。今作では当時人気を博していたRICK JAMESをターゲットにして痛快なファンク・アルバムを作り上げてます!少し郷愁感が漂い、ホーンも最高にマッチしたファンク1. Nightcruising、ヒットした最高にカッコいいヘビー・ファンク2. Hit and Run、イントロのエコー効いたホーンも最高な男の寂しい背中が似合うメロウ・ミディアム3. Feels Like I'm Falling in Love、もろRICK JAMES路線のアップテンポのダンス・ナンバー4. Freaky Behavior、自然と腰が動くファンク・チューン7. Traffic Jammer、小気味良いインスト・ファンク8. Backseart Driverがお気に入り。(2022/03/19)

MR. MISTER/Welcome to the Real World(1985)


 

元PAGESのRICHARD PAGEとSTEVE GEORGEを中心として結成されたポップロック・バンドMR. MISTERが1985年にリリースした2ndアルバム。このアルバムからはKyrieとBroken Wingsの2曲が全米1位に輝きましたね。小気味良いリズムのポップロック6. Is It Love、水滴が落ちるような静かなイントロからズシッと重たいドラムとシンセが入り、印象的なサビで盛り上げる7. Kyrie、静けさを感じるシンセの序盤から熱く歌い、じわじわ盛り上げる8. Broken Wings、跳ねるようにリズミカルで自然と体が動くポップなナンバー9. Tangent Tearsがお気に入り。(2022/03/12)

V.A./Le Freak Music Inspired By CHIC (2015)


 

2015年にリリースされたUKのレジェンド・ハウスDJ、プロデューサーJOEY NEGROが監修したオムニバス。世界の音楽シーンを席巻したCHICサウンドにインスパイアされた楽曲をJOEY NEGROがセレクト!初めて聴く曲ばかりで最高に楽しめたのと同時にCHIC、NILE RODGERSのカッティング・ギターの影響をまざまざと知らされましたね。特にバカっぽいディスコ・ヒットだけと思っていたMICHAEL ZAGER BANDによる6.には昇天!これ欲しさに買ったといっても過言ではない。女優のANN MARGRETのまさにCHICサウンド全開のダンス・ナンバー1. Ann Margret/Everybody Needs Somebody Sometimes (Part One)、「Oh Honey」のクラシックで有名なDELEGATIONのCHICサウンドにホーンをトッピングしたディスコ・ブギー2. Delegation/Heartache No. 9 (Special Remix Version)、軽快でファンキーなディスコ・チューン3. Van Jones/Not About That (Show Me Some Respect)、イタリアのグループによる都会的でグルーヴィーな4. Firefly/Love Is Gonna Be On Your Side、Good Timesをスペイン語で歌い、トラックもラテン・フレイヴァたっぷりなカバー5. Charanga 76/Good Times (Como Vamos A Gozar)、LUTHER VANDROSSが歌う前述の極上メロウ・グルーヴ6. Michael Zager Band/Don't Sneak On Me、ディスコ世代には有名なグループによる歯切れの良いディスコ・グルーヴ7. GQ/Shake、これもディスコでは定番グループでLUTHER VANDROSSが歌うクリスタルなダンス・ナンバー8. Change/Heaven of My Life、これもディスコ世代に人気のグループの曲で本家NILE RODGERSとBARNARD EDWARDSが作曲したファンク寄りのディスコ・グルーヴ9. Odyssey/Together、クラップビートにホーンも効果的なディスコ・ナンバー10. Nightlife Unlimited/Lets Do It Again、なにやらレアらしいドラマチックなトラックに歌だけでなくラップも披露するダンス・ナンバー11. She/Easy Money、自分的には懐かしいハウス・ディーヴァによる98年作だが80年代のディスコ・テイストを見事に作り上げた12. Ultra Nate/New Kind of Medicine (Original Extended Vocal Mix)、2013年のリミックスだが、しっかりと80年代感、CHIC感を出してきて最高な13. Joey Negro & The Sunburst Band/The Secret Life of Us (The Reflex Re√ision)と全曲ナイス!ダンス・クラシック好きならぜひ聴いてもらいたい。(2022/03/03)

DIONNE WARWICK/Heartbreaker (1982)



アメリカの研ナオコとも言われる大ベテラン歌手DIONNE WARWICKが1982年にリリースしたアルバム。プロデュースはBEE GEESのBARRY GIBB等。やはり大ヒットした1. Heartbreakerに尽きるかな。優しくも切ないメロディにDIONNEのソウルフルな歌、「あなたにフラれてどうしたらいいの…」的な刹那的な歌詞に涙しますね。当時は青い中坊だったので、ピンとこなかったんですが、大人の階段も上った今ではウルウルきますね… エレガントで哀愁溢れる2. It Makes No Difference、爽やかでファンキーなAORって趣の4. Take The Short Way Home、フュージョン・タッチのAORサウンドが気持ちい5. Misunderstoodがお気に入り。(2022/02/26)

COKE ESCOVEDO/Comin' At Ya (1976)


 

ラテン・ロックのSANTANAやAZTECAでの活躍で知られ、レア・グルーヴ黎明期で人気が再燃をしたパーカッション奏者COKE ESCOVEDOが1976年にリリースした2ndアルバム。COKEの兄PETE ESCOVEDOも同じパーカッション奏者であり、PETEは、あのシーラEの父親でもあります。アルバムの白眉は、やはりULTIMATE BREAKS & BEATSに収録されたI Wouldn't Change A Thingやレア・グルーヴ黎明期の代表的なオムニバス「Rare Groove vol.1」にも収録されたRunawayになりますが、全体的にはAORやライト・メロウな感触で少し驚きましたね。アップテンポの軽快なラテン・ディスコ1. The Breeze And I、ハスキーな歌も最高な小気味良いファンク2. Runaway、JOHNNY BRISTOLのカバーで、イントロのブレイクビーツはもちろん、歌、メロディ、展開も最高すぎるレア・グルーヴ最高峰ナンバー3. I Wouldn't Change A Thing、ウエストコースト・サウンドのような爽やかさも併せ持つライト・メロウ4. Backseat、SANTANAのカバーでグルーヴィーなサウンドに女性ボーカルが心地よすぎる5. Everything Is Coming Our Way、郷愁感漂うミディアム・ナンバー8. Something So Simple、熱い歌も最高な哀愁ナンバー10. Hangin' On、リズミカルなピアノが耳を惹くグルーヴィー・チューン11. Somebody's Callin'がお気に入り。(2022/02/19)

LIFERS GROUP/Same (1991)


 

ニュージャージーの刑務所の終身刑受刑者で結成されたモノホンのギャングスタ・グループLIFERS GROUPが1991年にディズニー傘下(!)のHollywood BASICからリリースしたデビュー・ミニアルバム。後見人はFUNKEN-KLEIN、プロデュースは西モノを結構手掛けていたDR. JAMとPHASE 5。当時、FUNKEN-KLEINと交流のあるタイニーパンクスが雑誌FINEで取り上げていて話題になっていましたね。GWEN McCRAE/All This Love That I'm Givin'、THE DRAMATICS/Get Up and Get Downネタのアップテンポのハーコー・チューン1. The Real Deal、SLY & THE FAMILY STONE/Sing a Simple Song使いで、ハードなギターも取り入れてロッキッシュに攻める3. Belly Of The Beast、1.と同じトラックだが、ラップではなく、まるで獄中からの叫びといった感じの6. Suckers Editがお気に入り。(2022/02/12)

PARIS/Guerrilla Funk (1994)


サンフランシスコ出身で、ブラック・パンサーに強い影響を受けたハードコアMC"PARIS"が1994年にリリースした3rdアルバム。ウエストコーストG-FUNK(GUERRILLAのG)サウンド全開で日本でも人気のあるアルバムですね。不穏なファンク・サウンドのイントロ1. Preludeからゾクゾクさせますね~。FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep、GEORGE CLINTON/Atomic Dogネタのダークなブリブリ・ファンクが最高な2. It's Real、LYN COLLINS/Think (About It)使いのサスペンス映画に似合いそうな3. One Time Fo' Ya Mind、FUNKADELIC/(Not Just) Knee Deep、GEORGE DUKE/Dukey Stick、PARLIAMENT/The Big Bang Theoryネタの大人気のG-FUNKクラシック4. Guerrilla Funk、GROVER WASHINGTON JR./Knucklehead使いの恐怖感を煽るトラックにクルーのTHE CONSCIOUS DAUGHTERSをフィーチャーした6. Bring It to Ya、定番80sメロウGAP BAND/Yearning for Your Loveネタの心地よいメロウ・チューン7. Outta My Life、浮遊感あるシンセが気持ちいいメロウ・トラックにBEASTIE BOYS/Hold It Now, Hit It、2PAC/I Get Aroundを声ネタに使った8. Whatcha See?、郷愁感溢れてソウルフルなインタールード9. 40 Ounces and a Fool、ドラムがイマイチだが寂しげなピアノのメロディに涙する10. Back in the Day、4.のロングバージョン11. Guerrilla Funk (Deep Fo' Real Mix)、2.のロングバージョン12. It's Real (Extended Movement Mix)、強烈なファンク・ビート、ワウギターのP-FUNKトラックのアウトロ13. Shots Outと全曲お気に入り。当時のG-FUNK好きなら聴き逃しなく!(2022/02/05)