伝わりにくくすること。
昨日、夕方に見上げてみた空も紫色だった。今週末の決戦に向け、天気も広島じゅうを紫に染めて応援している。
気のせいですか?
・・・・・。
月曜日(9/10)、
昔馴染みの友人たちとお酒を飲みつつ楽しいひと時を過ごした。どうやらこのブログをけっこうチェックしてくれているらしい。
「あまり更新せんよね」
とか
「あの写真はこうよね」
とか、いろいろ感想を言ってくれるなか、
「やらしいよね。何回も奥さんのこと愛する愛するって言って」
と、普段この場であらわしている奥様に対する純粋な気持ちに対して「やらしい」などと非礼な言葉をぶつけられた。
・・・・・。
どうして、こういう言葉は伝わりにくいのだろうか。出来ることなら自分の心の中を見せたいくらいだ。
日本人くらいじゃないのだろうか。愛する人たちに素直な気持ちをぶつけられないのは。アメリカナイズされている自分にはすごく不思議な感覚だ。
アメリカ、行ったことあるんですか?
・・・・・。
こんなことばっかり書いているから信じられていないのだ。自分でも十分に分かっている。
そんなこと分かっていながら、語気を強めて「何でよ?ほんまなんよー!本心よー!」なんて言っていたのだが、そりゃそうでしょ。80%フィクションの物語だって大声で言っているんだから。と予想どおりの突っ込みを受けている自分に陶酔しつつ、気の置けない友人たちと冷えたグラスにたっぷり注がれた生ビールをおいしく飲んだのだ。
ということで。
ホントナンヨー。ホントナンヨー。 という話。
決戦6日前の決戦。
この前の日曜日(9/9)、
午前中にちょろちょろっと仕事を終え、家族が出かけて誰もいなかった家で一人、わが愛するクラブが前日に戦った天皇杯のことをいろいろと考え、情報を収集した。
アマチュアカテゴリのクラブに敗れた。衝撃的な敗戦だった。
そして、そうした状況の中、6日後にはJ1リーグ首位決戦を迎える。
正念場だ。 ここだと思う。
やりきれない敗戦をぬぐい去るため、渾身の応援をしていこう。スタンドから彼らを見つめるだけの自分も相応の緊張感を受けている。現場の選手はどうだ?彼らは手助けを求めているか?
今の自分ができることを精いっぱいやろう。と決めた。
流れている血を紫色にすることができるわけではない。だが、身にまとうすべての衣服はすべて紫色にはできる。ジンクスがなんだ?パンツも靴下も全部紫で、精いっぱい応援してやろう。と決めた。
ふと、
自分が応援用に身につけているユニは残念ながら、手ごろな価格の代物だと気がついた。そうだ!これもきちんとしたレプリカに替えよう!高価ではあるが、彼らが身につけているものと同じデザインのもので一所懸命に応援しよう!ほんの少しのことではあるがそれがいずれクラブの血となり肉となるじゃないか。ぜひそうしよう!
そう思い、みなぎるやる気とともに懸命の想いをこめて、用事から帰ってきたうちの大蔵大臣様にお伺いをたててみると「だめ」と、2文字で放つわかりやすい見事な切り返しの言葉をうけたのだ。
・・・・・。
今の自分ができることを精いっぱいやろう。と思う。
ユニ新調決戦には敗れたが、9/15は自分ができる精いっぱいの応援をしていこうと思うのだ。
ということで。
あわよくば。 という妄想の話。
どんどん早くなっていく生活。
この前、ついこの間まで、お盆休みでイエイイエイ!って言っていたのに、気分はすでに12月に向けられている。
怖い。
去年は10月にワタワタしていた準備 が今年は1ヶ月も早くなった。
そのうち、
起きるのも早くなるんだろうし、早く眠たくもなったりしてくるのだろう。
おじいちゃんですか?
・・・・・。
ということで。
LUCKY COLOR
この画をどういう気持ちでみているのだろうか。今から楽しみだ。
そういえば、
先日、ユニクロに行って靴下を6枚買った。
そのうちの一枚を先週の土曜日に履きテレビ放映のあったサンフレッチェvsジュビロを見たら、その試合は引き分けだった。
残念な結果をうけ、悔しさで頭をもたげた。うなだれながらふと目に入った足元には、紫色の靴下を身に付けた自分の両足があったのだ。
自分が紫色を身につけると、引き分ける。
いったい、
僕のラッキーカラーは何色ですか?
・・・・・。
ということで。
1回限りですが、封印。 という話。
静かにすごす時間。
夜中の3時に、小学4年の息子と二人して焚き火の前に座っていた。
あまり夜中に起こしていることはよくないのかもしれないが、これも夏休みのいい思い出だ。
普段はずっと話しかけてくる彼だが、この日は夜中ということもあったのかもしれない。黙々と火を眺め2時間くらいずっと二人で静かな時間を過ごした。
雲もあまりなく、普段は観ることもあまりない圧倒的な星空のもと、夏の大三角もはっきりと確認したりしながら手に持っていたカメラで焚き火を少しだけ撮り、おもむろに薪をくべた。こうした息子と二人だけの時間も幸せだとつくづく思ったのだ。
ふと、
「ねぇ、写真どうするん?」
と息子が語りかけてきた。
「いや、どうする言われても」
と回答をすると
「だって、星の写真撮るんでしょ?夏の大三角撮ってくれんと宿題が完成せんのんじゃけど?」
・・・・・。
夜中の3時、息子の宿題のため、星の写真を撮るために息子と二人起きたのだが、カメラと三脚を持っていても、どうやって撮ればいいのか調べないまま出掛けたら、星は撮れないという事実が判明した。
何事もいろいろと準備をして臨むことの重要性をつくづく感じ、その日の夜にイラストで二人でしっかり見た夏の大三角を描き、夏の思い出をまたひとつ完成させたのだ。
夜中に火を眺めながら静かに時間を過ごしたのは、そうした雰囲気が感動的だったのか、父への失望感のためだったのか今度息子に確認してみようと思うのだ。
ということで。
今日、帰りに本屋寄ろう。 という話。
名をはせる。
夏休みも間もなく終了する。
半分以上をおばあちゃんちで過ごした小学4年生の息子は今、彼のお母さんと毎日やんややんや言いながら、まだ片づけていない宿題をこなしているらしい。
「あのこ、読書感想文が苦手みたいなんよねぇ。嫌いだった?」
と、愛する奥様に聞かれ、いやー、別に文章書くの嫌いじゃなかったけどねー。なんて言いつつ、まぁ、別に全部が全部親に似るわけじゃなく、いいところもわるいところも受け継がれていくんだろうね、なんて話をしていた。
すると、
「いや、あの子ねー、どうしても『名をはせる』って言葉を入れたがるんよ。まったく意味もつながらんのに、ていうか意味もわかってないのにカッコ良さそうな言葉を使いたがるんよねー。なんでだろ?」
と奥様が言っていた。
あ、
それ、遺伝です。遺伝。
とにかく、かっこいい言葉を使いたいって思うの、遺伝です。
つかえるんじゃないか?ってノリからスタートしているんだと思います。
だって、彼は僕の息子だから。
わるいところが、ね。 継がれた、ね。 みごとに。
・・・・・。
なんて思ってはいたのだが、「そうなん?おもしろいね。ははは」と笑いつつ、ドキドキしながら気にしていない素振りでテレビを一所懸命みているフリをしていたのだ。
ということで。
ちなみに、そんなのつかえたためしはないよ。 という話。
熱中少年。
矢野駅は2009年に改装されたみたいです。
「ねぇねぇ、3DS買ってほしいんじゃけどー」
数年前、3DSが世に出始めた頃、現在小学4年の息子が買ってほしいと言ってきた。
「よーし、わかった!・・・・・リフティングが100回できたらの」
と、上達の気配を全く感じることがなかったサッカーを一所懸命やったら買ってもいいぞと伝え、少し時間はかかったが、この夏休みの間に見事達成した。
8/11の夕方、彼のリフティングの練習に付き合いつつ、パシャパシャやった。
80回くらいまでいって、おとしてしまったときの悔しがり方、もう真っ暗だからやめようといっても「あと1回だけ」という言葉を10回以上聞きながら、一所懸命取り組む姿を記録に残した。
その日107回で見事クリアし、翌日は147回と大幅にクリアした。
熱中すれば、どんどん成長していくということを肌で感じ、ものすごく感動した。その感情にほだされた自分は、そのまま息子とともに買い物に行き、彼は念願の3DSを手に入れたのだ。
父の記憶として、39歳のお盆は息子のリフティングの練習風景が色濃く残るはずだ。
しかし、彼の、9歳のお盆の記憶はスーパーマリオと過ごしたことしか覚えていないんだろう。
その日から、彼の手元にはつねにゲーム機が、足元には、なにもなくなっていた。
昨日、
お盆もあけ、通常生活にもどった日、100回をクリアしたのを確認していない愛する奥様は、息子を公園に連れて行きリフティングの練習に嬉々としてつきあったらしいのだが、1週間ボールに触らなかった彼は、100回どころか30回もできない状態になっていた。
・・・・・。
お盆の1週間、彼はボールを真っすぐ丁寧に足で蹴り上げるという技術は捨て、コインをとって1UPさせることに熱中した。
結果、彼の母からは「ほんとに100回できたん?」と、疑惑の目をむけられ、「えー?できたよねー?父さん!」と、何か言ってほしそうな懇願する視線を送る息子と一緒に、「なんで買ったんよ?」と、あ、あれ?約束守っただけなんですけど?ダメでしたっけ?と、こちらにむけられている威圧的な光線をなんとか外しつつ、はははと笑いながら、銀色の缶をプシュっと開けたのだ。
ということで。