静かにすごす時間。 | ということで。

静かにすごす時間。


ということで。



夜中の3時に、小学4年の息子と二人して焚き火の前に座っていた。


あまり夜中に起こしていることはよくないのかもしれないが、これも夏休みのいい思い出だ。


普段はずっと話しかけてくる彼だが、この日は夜中ということもあったのかもしれない。黙々と火を眺め2時間くらいずっと二人で静かな時間を過ごした。


雲もあまりなく、普段は観ることもあまりない圧倒的な星空のもと、夏の大三角もはっきりと確認したりしながら手に持っていたカメラで焚き火を少しだけ撮り、おもむろに薪をくべた。こうした息子と二人だけの時間も幸せだとつくづく思ったのだ。





ふと、


「ねぇ、写真どうするん?」


と息子が語りかけてきた。




「いや、どうする言われても」


と回答をすると




「だって、星の写真撮るんでしょ?夏の大三角撮ってくれんと宿題が完成せんのんじゃけど?」



・・・・・。





夜中の3時、息子の宿題のため、星の写真を撮るために息子と二人起きたのだが、カメラと三脚を持っていても、どうやって撮ればいいのか調べないまま出掛けたら、星は撮れないという事実が判明した。


何事もいろいろと準備をして臨むことの重要性をつくづく感じ、その日の夜にイラストで二人でしっかり見た夏の大三角を描き、夏の思い出をまたひとつ完成させたのだ。




夜中に火を眺めながら静かに時間を過ごしたのは、そうした雰囲気が感動的だったのか、父への失望感のためだったのか今度息子に確認してみようと思うのだ。









ということで。





今日、帰りに本屋寄ろう。 という話。