台北(第2日、第3日)、LCCとスマホで行く週末海外旅行 | オカポンのブログ

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岡本 誠 OKAMOTO Makoto

台北(計画準備日、第1日)、LCCとスマホで行く週末海外旅行

の続き。

台湾の台北でロードバイクをレンタルしてサイクリングはこちら。

 

■第2日■
サイクリングから帰りショップに着いたのは12時過ぎ。店は13時開店だった。店の前で写真を撮り、一旦ホテルに戻りシャワーを浴びて、13時過ぎにショップへロードバイクを返した。


さて、午後の時間が空いたので、十分(シーフェン)へ鉄道で行くことにした。ショップから台北駅へ歩いて行く。地下鉄のフリーパスカードは使えないので、切符を購入する。地下鉄の終端の松山から瑞芳まで40$(145円)。公共交通は安い。


瑞芳から十分までは単線のローカル線だ。香港でも見かけた給湯器がここにもある。水筒を持参するのは大陸も台湾も同じようだ。


車内には東南アジアらしい観光客と地元の家族などがいる。日本人もいる。地球の歩き方が見えたので分かる。相手も私が日本人と気付いているのだろう。地元の家族は犬のケージを持っていた。瑞芳までしか切符を買ってなかったので、車内の検札で20$を払う。


15時半、十分に到着。観光客でいっぱいだ。ランタン上げは日本人が多い。ランタンに書くメッセージでわかる。ランタンは150$(550円)ぐらいから。1人旅なので飛ばさない。


暫くして列車が来る。ここは単線で線路のすぐ脇が歩道となっているので、台湾旅行の写真によく使われている。


マンゴージュース60$(220円)を飲んで次の計画。ここまで来たので九份(ジォウフェン)に行こうと思ったが、単線なので1時間近く電車が来ない。すると乗合タクシーで九份まで250$(910円)というボードを持ったおじさんがいた。時は金なり。乗車を告げると人を集めるので待てという。若い女性2人が待っていたのでわくわくしていたら、5人家族で両親が一緒だった。2台に乗車するかと思っていたら、トヨタのWISH(3列シート)に6人を詰め込んで九份へ向かった。


タクシーのダッシュボードはおもちゃ箱をひっくり返したように賑やか。運転に集中できるか心配になる。16時に出発して約30分で九份に到着。


九份は海が見える斜面に出来た町。赤い提灯が並び「千と千尋の神隠し」のような場所もあった。しかし見所は特になく観光客向けの飲食と土産の店が並んでいるだけ。どうしてここが名所になったのだろう。


帰りはバスに乗る。台北まで行くバスが多いが、鉄道が好きなので、瑞芳へ戻る。案内の若者は日本語が話せた。


駅の自販機で台湾式緑茶を買う。甘い緑茶でこれは好き。


まだ18時なので超高層ビルの台北101へ行くことにする。ビルの外観を楽しみたいので、少し離れた市政府駅に降りる。駅に北九州の広告があった。


台北101の他にも高層ビルはいくつもある。満月がきれいだった。この満月、成田に帰った時もきれいだった。樹木のイルミネーションがきれい。


台北101は、普通のビルとは違い段々に美しくデザインイされている。


1階から入るとブランドショップが勢ぞろい。パテック・フィリップといった超高級時計の店もある。ディオールの大きな壁一面が電飾となっていて目を引いた。


展望台入口は日曜で時間が遅い(19時半)せいか、がらがら。料金表は中国語、英語、韓国語、日本語。600$(2200円)だった。まったく揺れがなく、Gもほとんど感じない超高速エレベーターは、東芝製だった。


四方が見える展望台で夜景を撮る。但しメインは屋上。ガラスの反射なく写真が撮れるのでお忘れなく。


見学が終わると、土産物店に通されるのはどこも同じ。メノウなどの宝石店の展示品は見ごたえがある。昇仙峡にもある水晶の原石もあった。


ビルを出ようとすると、前日は待ち時間が長くて諦めた鼎泰豊(ディンタイフォン)があったので入る。2日続けてディナーは小籠包だ。今回は、小籠包5個と餃子5個とチャーハンとあんまんとビールをオーダー。650$(2400円)。點水樓 (ディエンシュイロウ)と比較すると、日本語のメニューと日本語が話せるウェイトレスが付きサービスが上品なのに値段は変わらない。行列ができるのも頷ける。


今日一日で、淡水と北投へサイクリングして、十分と九分に行き、台北101ビルに登った。いろいろ行けて大満足の一日。

■第3日■
予定は台北の市街を見学して、14時20分発、成田行きのPeachで日本に帰る。前日と同じく日の出とともに行動開始。キャリーカートで重い荷物を引きずっているのが昨日までと違う。


貸自転車はあるが、大陸はモバイクなど乗り捨て自由に対して、こちらは駐車場所が決まっているようだ。使う機会がなかったのは残念。


まず総統府へ行く。日本統治時代の日本人の設計だ。軍が警備しているようで警備員は小銃を持っている。近くで写真を撮っていいか尋ねたら断られた。


近くに白色恐怖政治受難者の記念碑がある。台湾は今でこそ政権交代がきちんと行われる民主主義国家だが、1987年に戒厳令が解除されるまでは、蒋介石の国民党の独裁で、反体制勢力は投獄され処刑も行われた。それを反省する記念碑なのだ。「恐怖」の文字が気になり以上をネットで調べた。私の海外旅行でスマホは欠かせない。


二二八和平公園を散策する。オブジェや建築物、市民の太極拳を観る。


国立台湾博物館の前には牛のオブジェがある。


台湾省城隍廟を観る。土地の守護神だそうだ。


台北駅の北門を観る。清朝時代の建設物。


郵便局の再建工事が行われている。設計者は日本人だ。


日本統治時代の三井物産の倉庫。


日本語の店名の飲食店も見かける。スシローもあった。

台北警察。


中山堂という日本統治時代の公会堂。


朝食に、中正紀念堂駅の近くの金峰魯肉飯(ジンフォン・ルーローハン)へ行く。これは美味い。大盛が$50(180円)は安い。


中正紀念堂へ歩いて行く。広い。蒋介石を記念した建物だ。古典風の建物はコンサートホールとのこと。


西門駅に戻り国軍歴史文物館へ行く。国内海外問わず、旅行では軍関係の博物館へ必ず行く。表に大砲や魚雷があったが、新型コロナウィルスの影響なのか、全館消毒で閉館だった。


台北観光は以上。かなり歩いた。GPSランニングウォッチを付けていたのでルートが分かる。地下鉄で桃園桃園空港へ向かう。


空港では土産を買う。定番はパイナップルケーキ。評判の店を前日の夜に探したら、微熱山丘(ウェイルーサンチォウ)という店が一番のようだ。空港の第2ターミナルに店がある。しかしPeachは第1ターミナル。両ターミナルを移動する無人モノレールを利用した。


空港で台湾ドルを円に換金する。3千円が戻ったので使ったのは1万7千円。クレジットカードも使ったが、トータルで3万円は使っていない。小銭が沢山残り、それでビーフバーガーを食べる。


出発便のボードを見ると、中国大陸への便がキャンセルされている。


台北を14:23に出発。成田には18:30に到着した。所要時間は約3時間7分。行きより1時間以上早かった。成田空港でも台北と同じ満月がきれいに見えた。気温は6度。やはり寒い。


京成スカイライナーで日暮里へ。山手線で新宿に行きあずさで甲府に22:31に到着した。


LCCとスマホで行く週末海外旅行。今回の台湾は、予定のロードバイクサイクリングが楽しめ、台北郊外と市内の観光地をたくさん巡ることが出来て、大満足でした。
 

以上