『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』

ヤマザキOKコンピュータさん（略してヤマコンさん）の投資本。

最近、とある事情でFIREや投資関連の本を読みまくっていて、もうつらいの、これが（笑）。何千万円を何％で運用すればどうとかさ、何の苦行？私、そんなカネの計算してるとき絶対心が死んでるよ。しかも猫も杓子も、「カネがいっぱいあればハッピーになれる」ってとこから出発するからさ、私を誰だと思ってんだ、年収９０万でもうハッピーとかほざいてるアホだぞ！っていうさ（笑）。

ところが！このヤマコンさんは違うんです！

ヤマコンさんがなんで投資をはじめたか。ヤマコンさんはシングルマザーの家庭で育ち、近所のたきたてマックというお弁当屋さんのお弁当が主食でした。そのお弁当がおいしかった。毎日毎日、食べていた。やがて高校生になり、つまんねぇクラスメイトとつまんねぇファミレスに行き、つまんねぇメシ食って、つまんねぇカネ払って、というつまんねぇ日々を過ごし、ある日、ヤマコンさんは思ったのです。

たきたてマックのお弁当が食べたい…。

で、行ってみたら閉店の張り紙が。気付けば周りには、つまんねぇチェーン店とつまんねぇ大型スーパーだらけ。

このときヤマコンさんは思ったのです。つまんねぇって言ってるけど、この街をつまんなくしてきたのは他でもない自分だったんじゃないか？じゃあ、自分はどんな店に存続してほしいのかな？これがヤマコンさんの投資の原体験。

どうですか？こちらのほうが、よほどわかりみあるくないですか！？

これだと、何千万貯めて何パーで利回りして…とか考えなくていい。そもそもカネを増やすことが目的じゃないから、損してもいいの。ヤマコンさんは言うんです、くそつまんねぇ未来を変えられるかもしれないことに、自分の分身を社会参加させてるってことなんだから。損してもいい投資なんて、聞いたことないよ！パンクだよ！

だけど私には、この本がいちばんしっくりくる。巷のFIRE本や投資本に違和感しかない方、ぜひ読んでみてください！

くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話 (シリーズ3/4)

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