『バグダッド・カフェ』

１９８７年制作の西ドイツ映画。これ大好きな映画。再々鑑賞ぐらい。

舞台はアメリカ、モハヴェ砂漠のなかにあるガソスタ兼モーテル兼カフェ。主人公は太ったドイツ人女性・ヤスミン。夫婦ふたりで観光旅行に来てたはずが、砂漠のまんなかでめっちゃ夫婦ゲンカして別れ、ヤスミンはひとりでバグダッド・カフェを訪れる。

アメリカの砂漠に突如あらわれたヤスミンのはげしい異物感がすごい。しかしヤスミンは、いつしかバグダッドカフェの人たちのすさんだ心をときほぐし、溶け込んでいくのでした。

この映画、とにかくヘンなんですよ。設定がヘン、カメラワークがヘン、登場人物もみ～んな、なんかちょっとヘン！だから「なにこれ？」って気になってどんどん観ちゃう。なのに見終わって、何がよかったかと聞かれると、はて？っていう（笑）。

ていうかこれ、アメリカ版『かもめ食堂』じゃないか！？と途中から思ったんだけど、外国人がひとりで食堂を経営して居場所をつくって生きていく『かもめ食堂』と違って、この『バグダッド・カフェ』では、時代的なものなのか、外国人がそこに居場所を作って生きていくためには、やっぱり国際結婚しかないのか～…と思わせておいて爆笑させられて終了。あ～もう、謎に好き！何なのこの映画！！

誰かと語り合いたい、この映画、ホントに、何が良いの！？（笑）

バグダッド・カフェ　ニュー・ディレクターズ・カット版 (字幕版)

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