伊藤潤二先生の、説明不要超名作ホラーマンガ。

何を隠そう、私の人生初潤二がコレでした。たしか中学生でした。そのときの衝撃よ…。で、最近『呪術廻戦』でそのオマージュが出てきて、なつかし~!もっかい読みたい!と思って買っちゃったんでした。

主人公は五島桐絵。生まれ育った黒渦町で起こった奇妙なできごとを語り始めます。まずは彼氏・秀一くんのお父さんが、うずまきに取り憑かれ、自分をうずまきにしちゃいます。いや意味わかんないと思うけど(笑)、ほんとにそうなんですとしか…。

この唯一無二の、薄気味悪怖エログロい世界観!1エピソードが30pくらいなんだけど、毎回必ずうずまきの呪いフルスロットルシーンが出てきて、もう一瞬たりとも目が離せないの、うずまきから!

うずまきに取り憑かれた人は、自我を失い、うずまき欲?とでも言うべき行動に突っ走る。で、そんな中でも桐絵と秀一くんだけは、正気を保っているんですが…。最後、ついに取り込まれてしまうんだけど…でもうずまき欲に負けたとは見えないところが一縷の清々しさ。だけどあの展開すごいな。伊藤先生、なんでこんなこと思いつくの!?

巻末で、佐藤優さんが「うずまき」を「資本主義」や「新自由主義」のメタファーとして解釈してるんだけど、そういうふうに言われるとなんかこう、一気につまんなくなる気がするのはなぜ?(笑)

そんなしゃらくさい解釈いらん、とにかくうずまきにうずまかれてください!!


 

 






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