『アラサー男子の老化ウォッチング』へようこそ。


これは、私がアラサーに突入してから逐一メモっていた心身の老化を、アラサーのうちに書き残しておこうというただの思いつきです。


せっかくみんなで見ないことにして済ませていた老化のはじまりを、よせばいいのにほじくり返します。


毎週日曜日に一本ずつアップしていく予定。

薄~い目で、ご覧いただけたら幸いです。


寿司ピザラーメン焼肉カレー


アラサー男子の老化ウォッチング⑭『メニューが5個以上あるとギブ』



歳をとると、外食するのが億劫です。


家で作れないならまだしも、自炊すれば誰とも話すことなく、着替える必要もなく、ストレスゼロで食べられるのになんでわざわざ外食?

 


席選びと同様、メニューを選ぶこと自体が、もう外食の壁として、アラサーの私に立ちはだかるんですよね。そんな低い壁、と思うことなかれ。老人はちょっとした段差にもつまづく生き物なのでしかたがないのです。


若い頃はいろいろ迷って選ぶのも楽しかったのに、いまはそのメニューの多さが不親切としか思えない。お店が変わったんじゃない、変わったのは私だ。勝手なものです。


これはひとえに老化にともなう情報処理能力の低下だと思う。


 

ある時、めずらしくレバニラが食べたくなり、近所の中華屋へ。


しかし、定食メニューが見当たらないのです。5分くらいかけて熟読するも、やっぱりない。しかたなく単品でニラレバとライスにしようとしたら、ライスが大中小たまごかけごはんと、4種類も展開。どれくらいの量なのか、スープはついているのかいないのか、スープ単品だと量も多いし高いし、でも固形物を嚥下するのには、液体の力を借りたいお年頃なのよね、とさらに5分ほど迷い、若干液体っぽさのあるたまごかけごはん200円に決定。


しかし注文したあと、メニューの端っこに小さく小さく「+170円で定食(ライス、スープ、漬物)がつきます」と書いてあるじゃないですか!急いで店員さんに「すすすすいません、やっぱり定食にしてください!」と言ったりして、たいへん疲れました。

 


そんなわけで、現在の私が出先で外食するときに店を選ぶ基準は「メニューが5つ以下」。できれば3つ以下、いやもう1つだけでもいいのですが、なかなかそうもいきません。外食難民まっしぐらの今日この頃です。


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●アラサー男子の老化ウォッチング・バックナンバー↓


①映画の予告編で泣く


②寝る前に食べるとしんどい


③外出するときに、上着を持っていくか悩む


④「冷え」との終わりなき戦い


⑤ケガや病気が治りにくい


⑥寝れん


⑦一回座ると立ちたくない


⑧隙あらば体力温存


⑨ミニマリストと間違われる


⑩気圧の変化に影響される


⑪フツーのパンがうまい


⑫固形物がのどを通らない


⑬客席の選び方が老いる


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●拙著でてます