『アラサー男子の老化ウォッチング』へようこそ。
これは、私がアラサーに突入してから逐一メモっていた心身の老化を、アラサーのうちに書き残しておこうというただの思いつきです。
せっかくみんなで見ないことにして済ませていた老化のはじまりを、よせばいいのにほじくり返します。
毎週日曜日に一本ずつアップしていく予定。
薄~い目で、ご覧いただけたら幸いです。
アラサー男子の老化ウォッチング⑦『一回座ると立ちたくない』
たとえば外出先から疲れて帰ってきたとき。
買い物袋をテーブルに置く。ここでちょっと休憩とばかりにベッドに腰かけたりすると、もう立ち上がれません。
比喩ではなく、腰が重い。どうせベッドに座るなら横になったほうがラクだよなー、とちょっと横になり、いまこの瞬間も買ってきたばかりの要冷蔵の豆腐や紙パックのジュースがぬるくなっていってるなー、でも真夏じゃないし、まだ大丈夫かなー、と考えながら10分ぐらい寝る。
こういうことになるので、帰宅したら一気呵成に片付けないとならないんです。
50がらみのサラリーマンのおっさんが、地下鉄でちょっと移動するのにも、「このひと駅がたまんないんだよぉ~」と言いながら座るのを見たことがありますが、私に言わせれば1~2駅ぐらいで座る元気があるなんて、まだまだ若い証拠です。
いえ私も若い頃は、歳をとると人間、少しでも座りたがるものだと単純に思ってたんです。なんでもかんでも譲りゃあいいと。電車でお年寄りに席を譲ろうとして「すぐ降りますからいいです」とにべもなく断られたりすると、「この人、若ぶって遠慮しちゃってぇ」なんて思ってたんですけどね。
あれは遠慮してるんじゃなくて、一回座るともう立ちたくないからっていう場合があるんだなぁ、と今ならわかる。
1~2駅で降りる場合、座っても数分でまた立たなきゃいけないのって、逆に疲れるんですよね。部屋でイスから立ち上がるのとはわけが違う。電車やバスの場合、揺れる車内で立ち上がり、さらに人混みをかきわけてドアが閉まる前にたどり着くのは、なかなかのひと仕事なんです。だったらはじめから、出口の近くで棒につかまったまま立ってたほうがラク。
長い移動でもなければ、混んでる車内の中ほどの座席なんて譲ってもらったら、ありがた迷惑かもしれない。でも、そんなの見た目にはわからない。
将来、私が年老いたとき、すぐ降りる場合はドアの横のスペースを死守してすぐ降りますアピールすると思うけど、もし善良な若者が席を譲ってくれようとしたら、そんな説明する時間もないから、やっぱり断っちゃうかなぁ。それはちょっと申し訳ないなぁ。先に謝っとこ。悪いねぇ。
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