中山記念堂駅の近くにある、この建物
 

 
通り過ぎるたびになんだろう?と思ってたんですが、近づいてみたら
 
 
二二八国家記念館!!
 
2011年にオープン。もとは台湾教育会館として1931年に建てられたそうです。建築は、日本統治時代に台湾で活躍した井手薫。彼はこの近くにあった建功神社も手がけてますね。
 
すぐ近くに二二八記念館があるんだけど、関連した記念館がもうひとつあったとは、知らんかった
 
 
開館日時です。基本、月曜以外の10~17時。
 
 
階段をのぼって、二階のメイン展示へ
 
 
あ、その前に入り口で日本語パンフをゲット
 
 
受付で日本語のオーディオガイドも貸し出してます(要身分証)けど、内容がわかりにくく使いにくく、イマイチだった。私が音声担当したい!!
 
 
引き揚げ中の日本人の写真とか
 
 
戦後、台湾の主権回復とともにやってきた雑誌の刊行ブームとかもありますが、
 
 
展示のメインは、二二八事件の台湾人被害者たち。彼らの名誉回復が、この記念館の設立目的なんだそうで
 
 
とにかくわかるだけの被害者の情報・写真・遺物を集めて展示。
 
 
とくにこのコーナー、受難者ファイルの塔がよかった。
 
『高い塔に受難者ファイルを掲載しました。1995年より、政府は正式に国家暴力が人権に与えた侵害に向き合うようになりました。』(公式パンフより)
 
なんと受難者の一人一人のデータや被害の様子・写真などのコピーがファイルしてあるんです。
 
台湾の歴史関連施設に行くと必ず感想として同じことを思うけど、国家が過ちを認め、謝罪し、事件の経過や被害者の記録をだれでも見られるように残し、繰り返さないようにそこから学ぼうとする姿勢よ。。。台湾を人権先進国と呼びたい。
 
 
あと特別展示コーナーもあって、個人的垂涎の、写真で振り返る昔の台湾。古い写真がいっぱい!!しかしみる時間がなかったので、また次回。七月までやってるみたいです。
 
二二八国家記念館、展示は中国語と英語だけですが、日本語パンフがあるし、入場無料なので、興味のある方はぜひ!
 
 
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