のつづきです。
もはや何にも気力がわかない
何をする気にもなれない
という人が
エネルギーを内側に引き戻すには
どうしたらいいのか。
具体的な方法を書く前に
どうしてそこまで
エネルギーを使い果たしてしまっているのか
その背景について書きます。
もはや何にも気力がわかない
何をする気にもなれない
という人は
少しでも安心感を得るために
(怖い思いをしなくてすむように)
何かの基準に合わせようと頑張ったり
目の前の出来事にひたすら対処したりして
外側のものごとに一生懸命に
エネルギーを注いできたと思います。
そのために
内側が枯れてしまっているのです。
そういう人は
たいていの場合
子供時代の
内側の世界を育てる時期に
外側に気を取られて
十分に内面世界を育てられていません。
子供には、
自分は何が好きで
どんなことに興味があって
何を幸せと感じるのか
そういうことを探り始めたり
ひたすら何かに夢中になって
喜んだりする時期が必要です。
そうやって、内面世界を育てるのです。
でも家庭内にいざこざがあったり
周りの大人が情緒不安定だったりすると
それどころではなくなります。
例えばお母さんが不安定にならないように
いつも気をつけて見ていたり
身の回りで暴力などの危険なことが
起きないように気を配ったり、など
外側の出来事に小さい頃から
いつも注意を払ってきた人は
外側の世界にエネルギーを使うのが
当たり前になり
それがそのまま
自分の生き方として習慣づけられます。
内面は、忘れられがちになります。
次に何が起こるかわからない、という
不安の中で育つと
外側の気配を伺うことが
クセになります。
あまりにもつらいことが続くと
感情を自分と切り離して
何も感じないようにしてしのぐこともあります。
それは一つの能力であって
悪いことではありません。
でもそういう能力ばかり育ててしまった
ともいえます。
だから、今度は
それとは違う向きの意識も
育ててあげるのです。
子供の頃からずっと
外側を向いて(または感情を切り離して)
生きてきた人は
放っておけば自然と意識が内側に向く
ということはありません。
時間と労力をかけて
意識の向きを変える練習を
自分でしていくしかありません。
(サポートを受けることは出来ます)
でも、心配しなくても
本気でやれば
数週間〜数ヶ月でも
かなり変わってきます。
そして、一度コツをつかむと
けっこうサクサク進みます。
私が経験から学んだ
「こうやると上手くいく」
という方法を
また次回書きます。
(多分長くなるので
何回かにわけて)
心屋認定カウンセラー 桜庭愛（あいちゃん）
(アドラー流メンタルセラピスト / 色彩心理メンタルトレーナー)
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